「マジ卍(まじまんじ)」は2017年にJK流行語大賞にも入選した言葉です。現在では死語とも言われていますが、正しい意味と使い方はご存知でしょうか?今回は「マジ卍」について詳しく解説していきます。
「マジ卍」は「まじまんじ」と読みます。 意味は、特に定まっていません。 感覚的な言葉であり、近い意味としていは「やばい」「すごい」となります。 「やばい」も大変な状況にも使いますし、可愛いやかっこいい、楽しいといった意味でも使いますよね。 そのように「マジ卍」も「マジでやばい!」といったニュアンスで様々な感情に使うことが出来ます。 「マジ卍」の正確な語源はありません。 ただ「マジ」と「卍(マンジ)」が似ていて、くっつけると語呂がいいことから流行ったのでしょう。 ちなみに「卍」とナチスのハーケンクロイツは形が似ていますが全く関係ありません。ナチスのマークは「卍」を斜め45度に傾けたような形をしています。 「卍」は古代インド語であるサンスクリット語に由来しており、「おめでたいこと」「幸福」の意味を持ちます。仏教やヒンドゥー語で「幸福の印」なんですよね。 日本では寺院の記号や標識などに用いられています。 「マジ」は「真面目」の略語であり、「真面目」の他、「本気」「本当に」といった意味を持つ言葉です。 実はこれ、若者言葉と言われていますが江戸時代から使われていたんですよね。
「マジ卍」は喜怒哀楽どの感情にも使うことができます。 どんな状況であっても、自分の感情が高ぶった時に言っておけば問題ありません。 「やばい!」って言う時に代わりに「マジ卍!」と使いましょう。 相手に何かあった時にも使う時があります。 例えば「マジ卍だね」「それはマジ卍じゃん」などと使います。 相手が何かやばい話をしてきた時のレスポンスとして用いましょう。 さらに掛け声で使うこともあるようです。 例えば飲み会で一本締めをやるかわりに、みんなで「マジ卍!」と言ったり、円陣を組んで「行くぞ!」「オー!」のかわりに「マジ〜〜!」「卍〜〜!!」と言ったりします。 また、若者は話すのがめんどくさくて使うこともあります。 「あーマジ卍〜」「マジ卍だね〜」と返しておけばオッケーのようです。 ちなみに「マジ卍」にはポーズが存在します。 ただ、腕を前で十字に組み手首を曲げて「卍」を作るのと、走り出すようなポーズをして「卍」を全身で作るものと2パターンあります。 「マジ卍 ポーズ」で検索すると出てくるのでぜひ見てみてください。
「マジ卍」の例文
「マジ卍」の類語には「やばい」「すごい」「エグい」「鬼」があります。 「やばい」「すごい」も感情が高ぶった時にどんな場面でも使うことが出来ます。 ちなみに「やばい」の本来の意味は「危ない、悪いことが起こりそう」で、「すごい」の本来の」意味は「物事の程度が尋常じゃないさま」「ぞっとするほど恐ろしいさま」です。 「エグい」はネガティブなことに使うことが多くなっています。「気味が悪い」「むごい」といった意味合いが強いです。本来の意味は味覚に対して「あくが強い、喉や下を刺激するような味がする」となります。 また感情が高ぶった時に言葉の前に付けて使うことで「やばさ」を強調する言葉には、「超○○」「激○○」「爆○○」「クソ○○」「鬼○○」などがあります。 「超やばい」「激強い」「爆イケ(イケメンの意)」「クソ早い」「鬼キモい」などと使います。 ちなみに、お笑い芸人コンビ『ブラックマヨネーズ』の小杉さんの持ちネタである「ヒーハー!」も感情が高ぶった時に使います。 これは小杉さんの鳴き声とされており、テンションが上った時に使います。