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「身の回り」と「身の周り」の意味の違いと使い分け

「身の回り」と「身の周り」は、どちらも「みのまわり」と読む同訓異字です。「身の回り」の意味は、自分自身の手の届く狭い範囲です。例えば「身の回りの片付け」などと使います。「身の周り」の意味は、自分の手の届かいない広い範囲です。例えば「身の周りを気にかける」などと使います。使いわけることなく「身の回り」と表記されることも多いです。

「身の回り」と「身の周り」の違い

身の回り(みのまわり)
自分の周辺。周囲。手の届く狭い範囲に対して使うことが多い。
身の周り(みのまわり)
「身の回り」と意味は同じ。手の届かいない広い範囲に対して使うことが多い。

「身の回り(みのまわり)」と「身の周り(みのまわり)」の意味は、どちらも自分の周辺や周囲ですが、示す範囲の広さに違いがあります。 「身の回り」は、自分自身の手の届く範囲を指して使われます。 「身の周り」は、手の届かない比較的広い範囲を指して使われます。 例えば、自分の手の届く範囲を掃除するという意味であれば「身の回り」を使い、自分の家の周辺など広い範囲を掃除するという意味であれば「身の周り」を使います。 ただし、元々「周り(まわり)」が表外読み(表外音訓)であったため、新聞などでは多くは使い分けられることなく「身の回り」と表記されていることが多いです。 どちらか迷った場合は「身の回り」を使えば問題ありません。

「身の回り」の意味と使い方

「身の回り」は、「みのまわり」と読みます。 「身の回り」の意味は、

  1. 自分の周辺。身近
  2. 日常生活から生じる雑事

です。 「身の周り」の「身」には「おのれ。みずから。じぶん」という意味があります。 「回り」は、ある作用が行き渡ること。巻き尺などで簡単に計測できる円筒状の物の範囲という意味があります。 「身の回り」は、自分自身の手の届く範囲を指して使われます。 例えば、「身の回りの物」は、スマホやお財布など自分の近くにいつでもあるもののことです。 また、おとなで健康な人なら自分で済ませられるはずの日常的行為という意味もあります。 例えば「身の回りの世話をする」などと使います。 これは、例えば洗濯や掃除などの雑事を代わりにやったり手伝うという意味です。

「身の回り」の例文

  • 避難勧告がでたので、身の回りの貴重品をもって外へ出た。
  • 身の回りの整理整頓はいつでもきちんとしている。
  • 彼女は息子の身の回りの世話をしてくれているお手伝いさんです。

「身の周り」の意味と使い方

「身の周り」は、「みのまわり」と読みます。 「身の周り」の意味は、「自分の周辺。周囲」です。 「身の周り」の「身」には「おのれ。みずから。じぶん」という意味があります。 「周り」には、そのものを囲んでいる部分という意味があります。 「身の周り」は、自分の周辺。周囲という意味では「身の回り」と同じです。 しかし「周り」は感じの意味合いからして、手の届かない比較的広い範囲を表すときに使います。 例えば、「身の周りに不審なものがいないか警戒する」などと使います。 ただし、「周り」は、元々「まわり」という読み方が表外読み(表外音訓)だったこともあり、一般的には「身の回り」と書かれることが多いです。

「身の周り」の例文

  • 最近、身の周りで不可解な事件が多くおきている。
  • お世話になった身の周りの人にお礼の品を渡す。
  • 人間関係も含めて、身の周りを整理しようと思います。

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