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「長い」と「永い」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説

「長い」と「永い」は「長い年月」「永い年月」のようにどちらも時間的な表現として使われる言葉です。「長い」は単に時間的な幅が大きいことを表すときに使い、「永い」は永続的にいつまでも続くことを表すときに使います。

「長い」と「永い」の違い

長い(ながい)
①空間的な幅が大きいこと。 ②時間的な幅が大きいこと
永い(ながい)
「長い」の②と同じ意味。

「長い(ながい)」の意味は、①空間的な幅が大きいこと、②時間的な幅が大きいことです。 一つ目の意味では、「長い橋をかける」「髪が長い女性」などと使います。 二つ目の意味では、「待ち時間が長い」「長い間挑戦し続けている」などと使います。 「永い」の意味は、時間的な幅が大きいことです。 例えば、「永い月日が経つ」「永く親しまれる」などと使います。 「長い」の二つ目の意味と同じなので「長く」と書き換えることが可能です。 「長い」は単に時間の幅が大きいことを表しますが、「永い」はいつまでも続くことを表します。 「永い」は「長い」より長いニュアンスがあり、小説などで使われることが多いです。 また「末ながくお付き合いください」と伝える場合、「末長く」と書くよりも「いつまでも限りなく」という意味合いのある「末永く」のほうが適しています。

「長い」の意味と使い方

「長い」は「ながい」と読みます。 「長い」の意味は、

  1. 空間的な幅が大きい
  2. 時間的な幅が大きい

です。 「長」には「距離やたけ、時間がながい」という意味があります。 「長」を含む熟語には「身長(しんちょう)」「長期(ちょうき)」などがあります。 「長い」は、一方の端から他方の端までの隔たりが大きいことを表します。 例えば「長い橋を渡って島へ行く」「腰まで長く伸びた髪」などと使います。 また、時間的な幅が大きいことを表すこともできます。 例えば「休憩時間が長い」「長い間会っていない」などと使います。 転じて、ゆったりと構え焦らないさまという意味もあります。 例えば「彼女は気が長い」などと使います。

「長い」の例文

  • 彼女は長いスカートを履いていた。
  • 縦に長い雲を見て地震雲なのではいかと不安になった。
  • 夏はかきいれ時なので営業時間を長くしています。
  • 私達は、長い時間をかけてしっかり信頼関係を築いてきました。
  • 気が長い人じゃないと時間を守らない彼女と付き合うことはできないだろう。

「永い」の意味と使い方

「永い」は「ながい」と読みます。 「永い」の意味は「時に限りをつけないさま」です。 「永」には「距離・時間がながい。限りなく。いつまでも」という意味があります。 「永」と含む熟語には「永年(えいねん)」「永久(えいきゅう)」などがあります。 「永い」は、限りをつけることなくいつまでも続くことを表します。 例えば「後世に永く語り継がれる」などと使います。 これは、永久的に幾世にもわたって語り継がれるという意味です。 また「永い眠りについた」というように、死を表すこともできます。

「永い」の例文

  • あれから永い年月がすぎた。
  • 彼はその後、永い眠りについた。
  • 二人の幸せが末永く続きますように。

まとめ

「長い」と「永い」は、どちらも「ながい」と読む異字同訓です。 「長い」の意味は、空間的な幅が大きいこと、時間的な幅が大きことです。 「永い」の意味は、時間的な幅が大きいことです。 例えば「末ながく愛する」という永続的な意味であれば、「永い」を使います。

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