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「ねぶた」と「ねぷた」の意味の違いと使い分け

「ねぶた」と「ねぷた」の違いをご存知ですか。「ねぶた祭り」と「ねぷた祭り」の違いは何なのだろうかと疑問に思ったことがある人は多いのではないでしょうか。今回は「ねぶた」と「ねぷた」の意味と違いを紹介しますのでぜひ参考にしてください。

「ねぶた」と「ねぷた」の違い

ねぶた
東北地方で行われている行事の一つ。
ねぷた
「ねぶた」が訛ったもの。

「ねぶた」と「ねぶた」は、どちらも竹や針金でつくった枠に紙を張り、さまざまな人物や歌舞伎狂言の場を極彩色で描いて中に灯を点じ、屋台や車に載せて引き回すお祭りのことです。 元々は「ねぶた」だったのが訛りで「ねぷた」という地域に分かれています。 「ねぶた」と呼ぶ地域は主に青森市周辺と下北で、有名なのは「青森ねぶた祭り」です。 「ねぷた」と呼ぶ地域は主に弘前市を中心とした津軽地方で、有名なのは「弘前ねぷた祭り」です。 「青森ねぶた祭り」と「弘前ねぷた祭り」には、ねぶたの形状の違いや掛け声の違いなどもありますが、形状や掛け声の違いで「ねぶた」と「ねぷた」を使い分けているわけではありません。

「ねぶた」の意味と使い方

「ねぶた」とは、旧暦七月七日に東北地方で行われている行事の一つです。 「ねぶた」の語源は諸説ありますが、「眠(ねぶ)たい」からきているといわれています。 元々は、農作業中に眠気に襲われないように、ネブタ(合歓木)を目にこすりつけて「ネブタ流し何流し、豆の葉流してまめになれ、まなこの性によいように」と称えながら川にながす「眠り流し」といわれるお祭りが、現代のねぶた祭りに変化していきました。 現代の「ねぶた」では、竹や針金でつくった枠に紙を張り、さまざまな人物や歌舞伎狂言の場を極彩色で描いて、中に灯を点じ、屋台や車に載せて引き回します。 特に盛大に行われているのは青森市、弘前市です。 青森市では「青森ねぶた祭り」という名称で行われています。 青森のねぶた祭りは、県内最大のお祭りです。 青森ねぶた祭りの「ねぶた」は、立体的で人形型のもので平明的で扇形のものはありません。 大型のねぶたの他にも子供ねぶた、地域ねぶたが練り歩きます。 掛け声は「ラッセーラ」です。

「ねぷた」の意味と使い方

「ねぷた」も、旧暦七月七日に東北地方で行われている行事の一つです。 「ねぶた」が訛り「ねぷた」といわれるようになったと言われています。 弘前市では「弘前ねぷた祭り」という名称で行われています。 ねぷた祭りでは、古典の登場人物が描かれた平面的で扇形のねぶたが多く、人形型のものもあります。 掛け声は「ヤーヤドー」です。 その他にも五所川原市で行われる「立佞武多(たちねぷた)」も「ねぷた」です。 「立佞武多」は、規模は小さいですが高さ23mにもなる大きなねぶたもあります。 掛け声は「ヤッテマレ」です。

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