「レベチ」は古い？意味と使い方、元ネタ、類語、対義語を例文つきで解説

「レベチ」の意味と元ネタ

「レベチ」は「レベルが違う」を略した言葉で、「比べ物にならないくらい凄い」「桁外れ」「格が違う」という意味です。 古いと感じる人もいるみたいですが、今でも使っている人がいるので死語ではありません。 「レベル」は「水準」「段階」といった意味がある言葉ですが、日本ではゲームなどのキャラクターの強さを「レベル」で表していますよね。 そういったところから、日常でも相手の凄さを表す際に「レベルが高い」「レベルが違う」などと使われています。 「レベチ」にはこれといった元ネタはありません。 2015年頃からJK（女子高生）を中心に若者の中で流行し、2019年には「2019年ティーンが選ぶトレンドランキング」のコトバ編で３位にランクインした。

「レベチ」の使い方と例文

「レベチ」は人・物・状況・環境のなど何に対しても使うことが出来ます。 とにかく何かに対してレベルの高さや、他とは比べ物にならないくらいすごい！と思った時に「レベチだ」「これはレベチ」などと使います。おいしさ、かっこよさ、楽しさ、強さ…なんでもオッケーです。 そして「レベチ」は、相手や物事を褒める時に使います。 なので衰えているものや悪い意味でレベルが違うことに対しては使いません。 「レベチ」で収まらないほど感激した場合には「マジレベチ」「レベチすぎる」などとも使います。 「レベルが違いすぎる」と、到底敵わない様子が伺えますよね。 さらに、「レベチが違う」という使い方もします。これ「レベルが違うが違う」となるので文法的には間違っているのですが「レベチの度合いが違う」ということになります。 そして文法的に崩壊していることで、よりレベチであることが表されています。

「レベチ」の類語

ダンチ

「ダンチ」は「段違い」を略したものです。 「団地」ではないので注意しましょう。 「ダンチ」も「レベチ」と同様に、相手や物事が比べ物にならないくらいすごいことを表す言葉で基本的に何に対しても使うことが出来ます。 ただ、「レベチ」ほどメジャーではなく使っている人もあまり多くありません。 ですがそもそも「レベチ」よりも前から存在していたスラングとなります。

ジゲチ

「ジゲチ」は「次元が違う」を略したものです。 「ジゲチ」も「レベチ」「ダンチ」と同様に相手や物事が比べ物にならないくらいすごいことを表す言葉で基本的に何に対しても使うことが出来ます。 ただ「次元が違う」というのは、あまりにもかけ離れていることを表しますので「レベチ」「ダンチ」よりも、より相手や物事が比べ物にならないことを表します。 もはや別物であり理解ができないぐらいの時に使われています。

「レベチ」の対義語

同レベ

「同レベ」は「同等のレベル」の略です。 力量や程度が同じくらいであることを表します。 良くも悪くも使える言葉ですが、基本的にあまり良いことには使います。 「お前ら同レベだよ」と言った場合は、「どちらもレベルが低いから争っても意味ないよ」といった意味合いになります。

底辺

ネット上での「底辺」は「人間関係などで下にいる人」「低い立場の人」「スクールカーストでいう最下のグループに所属しているような人」といった意味を持ちます。 自分自身や相手をディスる時に使います。 「ポンコツ」「陰キャ」といった意味合いを含めて使われることもあり「あいつは底辺だ」「わたしは○○おたく界の底辺だから…」などと使います。