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「凜」と「凛」の違いと使い分け

「凜(りん)」と「凛(りん)」の違いをご存知でしょうか。今回は「凜」と「凛」の違いを紹介します。是非参考にしてください。

「凜」と「凛」の違い

凜(りん)
正字(旧字体)
凛(りん)
俗字(新字体)

「凜」と「凛」は、どちらも「りん」と読み、意味も同じです。 「凜」と「凛」の違いは、字体です。 「凜」は正字(旧字体)、「凛」は俗字(新字体)です。 正字とは、正字とは、古くから使われてきた漢字のこといいます。 漢字は、時代に合わせて簡略化するなど形が変化していき「俗字(ぞくじ)」「略字(りゃくじ)と区別されるようになりました。 「凜」が変化し、使われるようになった俗字が「凛」です。 正式な形ではありませんが、世間一般で広く使われる字体です。 2004年には人名にも使えるようになりました。 どちらを使っても間違いではありません。 現代では「凜」と書かれるよりも「凛」と書かれることが多くなっています。

「凜」の意味と使い方

「凜」は音読みで「リン」、訓読みで「さむい・すさまじい」と読みます。 「凜」は、氷をあらわす「冫」(みすい)に穀物を納める蔵を表す「稟」を組み合わせてできた漢字で、「稟」の下の部分は「禾」です。 この二つを組み合わせることで「凜」は、寒さが厳しいことを表します。 例えば「外は凛とした寒さだった」など使います。 また、容貌・態度などがひきしまって威厳にあるさまという意味で使うこともできます。 例えば「彼女は凜としている」などと使います。 「凜」は、正字(旧字体)と呼ばれるものです。 正字とは、古くから使われてきた漢字のこといいます。 漢字は、時代に合わせて変化していき「俗字(ぞくじ)」「略字(りゃくじ)と区別されるようになりました。

「凛」の意味と使い方

「凛」は音読みで「リン」、訓読みで「さむい・すさまじい」と読みます。 「凛」の意味は「凜」と同じです。 「凛」は俗字(新字体)です。 俗字は、正字を簡略化するなどした文字のことです。 正式な形ではありませんが、世間一般で広く使われる字体です。 「凛」の正式な形は上述した「凜」です。 「凜」が変化し「凛」が使われるようになりました。 「凛」は2004年に「人名用漢字」(名前に使える漢字)に加えられ、現代では名前にも使える漢字です。 パソコンの変換などでも「凜」よりも先に「凛」と出てくることがあり、一般的に使われています。

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