オタク用語「履修」の意味と使い方、読み方、類語を例文つきで解説

「履修」の本来の意味

「履修」の本来の意味は「規定された学科や課程を修得すること」です。 主に大学で使われ、単位習得に必要な講義を受講したり技能を習得することを指します。 学術の世界で使われる用語です。 「履修主義」「履修状況」などといった言葉があります。 「履修主義」とは出席日数に不足がない限り進級・卒業を認める考え方のことで、成績が関係ありません。 似た言葉に「修得」があります。 「修得」は「学業の課程を履修し終わること」を指します。 さらに学問や技術などをならって覚えて身につけることです。

オタク用語「履修」の使い方

「履修」はオタク用語では「作品に関するすべてのジャンルの情報を収集すること」です。 作品を課目と見立てて、作品について勉強をして知識を増やすことを「履修」と言うようになりました。 特に、この言葉が使われるようになったのは、一つの作品が漫画・アニメ・ゲーム・映画・実写化・舞台などと様々な形で届けられることが増えてきたからでしょう。 「舞台は観ていない」「漫画しか読んだことない」という人が多いことから「これから舞台は履修します」「漫画以外は未履修です」と使われることが多くなりました。 そのため、原作を知らない初心者をバカにする時などに「ちゃんと履修してから感想言え」「未履修かよ」と使われています。 そして「履修？未履修？」などと他人に聞くことも多くなっています。 このような確認作業が増加した背景には原作のゲームやアニメをプレイしたり視聴したりせずに、二次創作を行う人が増えてきたことが原因です。 やはり原作のファンからすれば、「未履修」である人が、未プレイ・未視聴にも関わらず二次創作を行うことに対して不満が出てきます。原作に対して敬意を持たない二次創作者は叩かれることが多いです。 「履修」のその他の使い方は「履修中」「再履修」「履修完了」があります。 「履修中」は作品のプレイ中・視聴中（要するに勉強中）となります。 「再履修」は一度プレイ・視聴をしていたがもう一度することを指し、「履修完了」は最後までプレイ・視聴が終わったことを指します。

オタク用語「履修」の例文

オタク用語「履修」の類語と対義語

オタク用語「履修」の類語は「情報収集する」「勉強する」「視聴する」「プレイする」などが入ります。 要するに作品を観たりゲームをしたりすることが類語になります。 オタク用語で似た言葉には「追う」「追っかける」があります。 これは放送時間にリアタイ出来ずに、後から視聴・鑑賞する時に使う言葉です。 「しごおわ！今から追っかけます」「すぐ追う」などと使われています。 オタク用語「履修」の対義語は、使い方でも出てきましたが「未履修」になります。 まだ視聴やプレイをしていないことを指します。