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「静止」と「制止」の違いと使い分けを例文つきで解説

「静止(せいし)」の意味は「動きが止まること」、「制止(せいし)」の意味は「他人の言動などを抑えとどめること」です。同じ読み方をする言葉ですが、意味が違う言葉なので混合しないように注意しましょう。

「静止」と「制止」の違い

静止(せいし)
動きが止まること。
制止(せいし)
他人の言動などを抑えとどめること。

「静止」と「制止」はどちらも「せいし」と読む同音異義語です。 「静止」の意味は、動きを止めた状態を保ち、前と同じ位置にあることです。 例えば、「道端で静止する」「静止画を撮影する」などと使います。 「静止」の対義語は「運動」です。 「制止」の意味は、そうしてはいけないと他人の言動を止めることです。 例えば「犯人の動きを制止する」「子供が飛び出そうとしたのを手で制止した」などと使います。 「制止」の対義語は「促進(そくしん)」です。 「静止」は動かずに止まっている状態を表す言葉であり、他人の言動を止めるという意味はありません。 例えば、「せいしを振り切る」は、止めようとしている人を振り切って行動に移すという意味なので「制止」を使うのが正解です。

「静止」の意味と使い方

「静止」は「せいし」と読みます。 「静止」の意味は「動きが止まること」です。 「静」には「しずめる。しずまる。じっとして動かない」という意味があります。 「止」には「とまる。とどまる」という意味があります。 「静止」は、動きを止めた状態を保ち、前と同じ位置にあることを表します。 例えば「テレビに写る映像が静止した」などと使います。 これは、動いていた映像が動かずに止まるという意味です。 「静止」の対義語は「運動」です。 「運動」の意味は「物が時間の経過と共に位置を変えること」です。

「静止」の例文

  • 未確認飛行物体は空中に静止した状態で発見された。
  • 彼等は、幕が降りるまで一瞬たりとも静止せずに踊り続けた。
  • 犯人の車は、逃走中にガス欠となり道端で静止した。

「制止」の意味と使い方

「制止」は「せいし」と読みます。 「制止」の意味は「他人の言動などを抑えとどめること」です。 「制」には「おさえる。やめさせる」という意味があります。 「止」には「とまる。とどまる」という意味があります。 「制止」は、そうしてはいけないと止めることをいいます。 例えば「新商品の開発を制止する」などと使います。 「制止」の対義語は「促進(そくしん)」です。 「促進」の意味は「物事がはやく進むように働きかけること」です。

「制止」の例文

  • 警察官の制止を振り切って犯人は被害者に近づいた。
  • 医師は患者が病室で仕事をするのを制止した。
  • 制止の声が飛んでいたが、客はステージ前へ駆け寄った。

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