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「生息」と「棲息」の違いと使い分けを例文つきで解説

「生息(せいそく)」の意味は「人間や動物がそこで生活すること」、「棲息(せいそく)」の意味は「動物がそこで生活すること」です。「棲息」は人間以外の動物に限って使われます。ただし、「棲息」は常用漢字ではないため一般的には「生息」で代用されます。

生息(せいそく)
人間や動物がそこで生活すること。
棲息(せいそく)
動物がそこで生活すること。

「生息(せいそく)」と「棲息(せいそく)」の意味は、どちらも生命をもったものがそこで生活をすることです。 「生息」は、人間や動物が生きながらえ、そこで生活することをいいます。 例えば「人類が生息できる環境」「水中で生息する」などと使います。 「棲息」は、人間以外の動物が生きながらえ、そこで生活することをいいます。 例えば「熱帯雨林に棲息する猿」「ゾウの棲息地」などと使います。 ただし、「棲息」は常用漢字ではありません。 よって「棲息」は一般的に「生息」で代用されます。 ちなみに、「せいそく」と読む漢字には他にも「栖息」があります。 「栖息」は「棲息」と同義ですが、「栖息」も常用漢字ではないため「生息」で代用されます。

「生息」の意味と使い方

「生息」は「せいそく」と読みます。 「生息」の意味は「生物が命を保って生活すること」です。 「生」には「いきる。いかす」という意味があります。 「息」には「生きる。生きている」という意味があります。 「生息」は、人間や動物が生きながらえ、そこで生活することをいいます。 例えば「人類の生息する環境は大きく変化している」などと使います。 また「メダカは水質の綺麗な川でしか生息できない」など、動物に対しても使うことができます。

「生息」の例文

  • 人類はいかなる環境でも生息できる術を身に着けてきた。
  • この熱帯雨林には様々な昆虫や動物が生息している。
  • ホッキョクグマの生息地は北極です。

「棲息」の意味と使い方

「棲息」は「せいそく」と読みます。 「棲息」の意味は「動物がある環境の中で生きること」です。 「棲」には「すむ。すまう。すみか」という意味があります。 「息」には「生きる。生きている」という意味があります。 「棲息」は、動物が生きながらえ、そこで生活することをいいます。 例えば「ラクダは砂漠のように水のない場所でも棲息できる」などと使います。 「棲息」は、特に人間以外の動物に限定して使われます。 ただし「棲息」は常用漢字ではありません。 よって、「棲息」は一般的に「生息」と書き換えられます。

「棲息」の例文

  • 日本には、ヒグマとツキノワグマの2種類のクマが棲息してる。
  • ホタルの棲息できるキレイな川を目指して、ゴミ拾いなどのボランティアを行っている。
  • この森には毒蛇が棲息していると言われているので、注意してください。

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