「締める」と「絞める」は、どちらも「しめる」と読む異字同訓です。「締める」は、強くひっぱったりねじったりして、ゆるみのないようにするという意味です。「絞める」は、ヒモなどで首周りを圧迫して、息ができないようにするという意味です。
「締める(しめる)」の意味は、動いたりゆるんだりしないように強く止めることです。 例えば、「ペットボトルのキャップを締める」「ねじを締めて固定する」などと使います。 転じて、気持ちのゆるみや肉体のたるみを無くすという意味でも使われます。 例えば「気を引き締める」「締まった体つきをしている」などと使います。 「絞める(しめる)」は、首の周りに強い力を加えて息ができないようにするです。 例えば「ロープで首を絞める」「首を絞められた跡がある」などと使います。 また、鶏や魚などを食用にするために殺すという意味でも使われます。 例えば、「生きた魚を絞める」「絞めたばかりの鶏を調理する」などと使います。 首を圧迫するという意味合いで使われるという点が「絞める」とは違います。 ちなみに、「しめる」と読む漢字には「閉める」や「〆る」もあります。 「閉める」は、開いているものを閉じた状態にするという意味です。 「〆る」は、打ち切る・しめきるという意味です。
「締める」は「しめる」と読みます。 「締める」の意味は、
です。 「締」には「しめくくる。むすぶ」という意味があります。 「締める」の一つ目の意味は、動いたりゆるんだりしないように強く止めることです。 例えば「ビンのふたを強く締める」などと使います。 蛇口や栓の場合は、「閉める」と書くこともできます。 二つ目の意味は、体に巻きつけてきつく結ぶことです。 例えば「浴衣の帯を締める」などと使います。 また、あるもの(特に体のある部分)に周りから力を加えて強く押し付けるという意味でも使われます。 例えば「彼女の手を握り締める」などと使います。 体に周りから力を加えて強く押し付けることを表す場合は「絞める」と書くことも可能ですが、一般的に「首」以外には「締める」が使われます。 転じて、だらけた部分などたるんだところをなくすという意味もあります。 例えば「気を引き締めて作業に挑む」などと使います。 また、倹約に務めて無駄なところをなくすという意味でも使うことができます。 例えば「貯金をするために出費を締める」などと使います。 さらに、その時点で打ち切って金銭などの合計を出すという意味もあります。 例えば「給料は月末締めでる」などと使います。
「締める」の例文
「絞める」は「しめる」と読みます。 「絞める」の意味は、
です。 「絞」には「しめる。ひもなどでしめつける」という意味があります。 「絞める」は、首周りに強い力を加えて絞め殺すという意味で使われます。 例えば、「ヒモで夫の首を絞める」などと使います。 「コルセットで腰回りを絞める」のように、単に体のある部分に力を加えて圧迫するという意味で使うこともありますが、首周りに力を加えて息ができないようにするという意味で使われることが多いです。 また、悪いことをした人や生意気な人を懲らしめるという意味で使われることもあります。 例えば「生意気な後輩を絞める」などと使います。 転じて、食用にするために生き物を殺すという意味でも使われます。 例えば「魚を絞める」「鶏を絞める」などと使います。
「絞める」の例文
「締める(しめる)」の意味は、強くひっぱったりねじったりして、ゆるみのないようにすることです。 「絞める(しめる)」の意味は、ヒモなどで首を圧迫して息ができないようにすることです。 例えば「首をしめ殺す」であれば、「絞める」を使います。