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「所用」と「所要」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説

「所用」と「所要」は、どちらも「しょよう」と読む同音異義語です。「所用」の意味は、用事・用件です。「所要」の意味は、必要なこと・必要なものです。例えば、「目的地までのしょよう時間」であれば「所要」を使います。

「所用」と「所要」の違い

所用(しょよう)
用事・用件。
所要(しょよう)
必要なこと・必要なもの。

「所用」と「所要」は、どちらも「しょよう」と読む同音異義語です。 「所用」は、「用事・用件」の改まった表現です。 私的な用事や仕事に関わる用事、すべての用事全般に対して使うことができます。 例えば「所用で外出する」「所用のため欠席をする」などと使います。 「所要」は、ある事をするのに必要なことや、必要とするもののことです。 例えば、「所要の手続き」「所要時間10分」などと使います。 「所要」は「必要」と言い換えることができます。 よって、「所用」と「所要」は意味の全く違う言葉です。 ちなみに「しょよう」と読む漢字には「諸用」もあります。 「諸用」の意味は「いくつかの用事」です。

「所用」の意味と使い方

「所用」は「しょよう」と読みます。 「所用」の意味は、

  1. 用件・用事
  2. 必要とすること・入用

です。 「所用」は、主に「用事」のかしこまった表現として使われます。 敬語ではありませんが、かしこまった表現であるため目上の人に対して使うことができます。 私的な用事や仕事に関わる用事、すべての用事全般を「所用」と言い表すことが可能です。 例えば、ビジネスシーンなどで欠席・退席・遅刻の理由を書く場合に「所用のため」というフレーズがよく使用されます。 これは、「用事があるため欠席します」という意味になります。 二つ目の「必要とすること・入用」という意味では、例えば「所用の材料を確認する」などと使います。 これは、必要とする材料を確認するという意味になります。 この意味で「所用」を使うことはまれです。

「所用」の例文

  • 社長は所用のため現在東京にいます。
  • 申し訳ありませんが、その日は所用のため参加することができません。
  • 所用の機材に不備がないか最終確認をする。

「所要」の意味と使い方

「所要」は「しょよう」と読みます。 「所要」の意味は「必要とすること、必要とされるもの」です。 「所要」は、ある事をするのに必要なことや、必要とするもののことをいいます。 例えば、「住所変更のための所要の手続きをとる」などと使います。 これは、住所変更をするために必要な手続きをするという意味になります。 「所要○○」の形で使うことも多いです。 例えば「移動するための所要時間」などと使います。 「所要時間」は、必要な時間という意味です。 「所要」は「必要」と言い換えることができます。

「所要」の例文

  • 手当をもらうには、所要の条件を満たしている必要がある。
  • 駅から海までの所要時間は15分程度です。
  • 経理に出張のための所要金額を申し出る。

まとめ

「所用(しょよう)」とは、用事や用件を意味する名詞です。「所要(しょよう)」は、必要なことを意味し、物事を行うための時間や道具など、必要なことを表すこともできます。

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