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「出身地」と「出生地」の意味の違いと使い分け

「出身地(しゅっしんち)」の意味は、生い育った場所です。「出生地(しゅっしょうち・しゅっせいち)」の意味は、生まれた場所です。「出身地」は生まれ育ち人格を形成した土地を言い表すのに対し、「出生地」は「生まれた土地」のみを意味するので「出身地」よりも限定的です。

「出身地」と「出生地」の違い

出身地(しゅっしんち)
その人が育った土地
出生地(しゅっしょうち・しゅっせいち)
その人が生まれた土地

「出身地」は「その人が育った土地」で、「出生地」は「その人が生まれた土地」です。 実際には、出身地には「生まれた場所」「育った場所」の2つの意味があり、「育った場所」という意味で主に使用されます。 一方、「出生地」が意味するのは「生まれた場所」のみです。 東京生まれ大阪育ちの人の「出身地」は大阪で、「出生地」は東京です。 子供の頃に引っ越しをしている人は、「出身地」は複数ある場合があります。「出生地」は物理的に一つにしかなりえません。 「出身地」を一つだけ選ぶ場合は、0歳から18歳までの間で一番長く住んだ場所を選びます。

「出身地」の意味と使い方

「出身地」は「しゅっしんち」と読みます。 「出身地」の意味は「その人が育った土地」です。 「出身」は、「生まれた土地、卒業した学校、属していた身分などがそこであること」という意味です。 「地」は、「土地」という意味です。 その場所で生まれている、実家がある、あるいはその土地の学校を出たという経歴がある場所を指します。 「出身地」には「生まれた場所」「育った場所」の2つの意味がありますが、「育った場所」という意味で使うのがメインです。 例えば埼玉県で生まれていても、神奈川県で幼少期を過ごして育った場合の出身地は「神奈川県」になります。

「出身地」の例文

  • 彼の出身地が山梨県であることは皆が知っている。
  • 出身地別にデータをとってみたら面白い結果がでた。
  • この本は作者の出身地である富山県が舞台となっている。

「出生地」の意味と使い方

「出生地」の読み方は「しゅっしょうち」または「しゅっせいち」です。 どちらの読み方をしても問題ありません。 「出生地」の意味は「その人の生まれた土地」です。 「出生」には「胎児が生まれ出ること」という意味があります。 「地」は「土地」という意味です。 基本的には、戸籍謄本に記載されている生まれた場所が出生地になります。 戸籍謄本には、出生地として生まれた病院の住所など、生まれた場所が記載されています。 ただし、「出生地はどこですか」と聞かれた場合は厳密な住所ではなく、生まれた場所のある都道府県で答えるのが一般的です。 出生地は、パスポートなど公的文章でもよく使用されます。

「出生地」の例文

  • 神奈川県で育ちましたが、出生地は埼玉県です。
  • 戸籍謄本で出生地を確認する。
  • 出生地アメリカの代表選手として選出された。

まとめ

「出身地(しゅっしんち)」と「出生地(しゅっせいち)」に明確な定義はありませんが、出身地は必ずしも出生地であるとは限りません。基本的には、幼少期に一番永く過ごした場所を「出身地」とします。例えば2歳から12歳まで千葉県に住んでいたのであれば、千葉県が出身地です。

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