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「収集」と「収拾」の違いと使い分けを例文つきで解説

「収集」と「収拾」は、どちらも「しゅうしゅう」と読む同音異義語です。「収集」の意味は、あちらこちらから物を取り集めること、「収拾」の意味は「混乱した物事などをとりまとめること」また「拾い集める」です。

「収集 」と「収拾 」の違い

収集(しゅうしゅう)
物を一箇所に集めること。
収拾(しゅうしゅう)
混乱した物事などをとりまとめること

「収集(しゅうしゅう)」の意味は、あちらこちらから物を取り集めることをいいます。 例えば、「ゴミを収集する」「資料を収集する」などと使います。 「収拾(しゅうしゅう)」の意味は、トラブルなどが起きて混乱した状態をうまく収めることをいいます。 例えば「騒ぎを収拾する」「議論の収拾がつかない」などと使います。 また、拾い集めるという意味でも使うことができます。 例えば、「床に散らばったボールを収拾する」「落ちた破片を収拾する」などと使います。 「収集」は様々な場所にあるものを一箇所に集めることを集めることを表す言葉で、「収拾」は事態を円く収めたり、落ちている物を拾うことを表す言葉です。

「収集」の意味と使い方

「収集」は「しゅうしゅう」と読みます。 「収集」の意味は

  1. 物を一箇所に集めること
  2. 趣味・研究などのために、特定のものを集めること

です。 「収」には「おさめる。あつめる。取り入れる」という意味があります。 「集」には「あつまる。あつめる。よせあつめる」という意味があります。 「収集」は、あちらこちらから物を取り集めることをいいます。 例えば、「ゴミを収集する」などと使います。 これは、ゴミをあちらこちらから集めて一箇所にまとめることを意味しています。 また、ある品物や資料などを色々と集めることをいいます。 例えば「推しのグッズを収集する」などと使います。 これは、好きなアイドルなどのグッズを積極的に買い集めることを意味しています。 この意味で使う場合は本来「蒐集」と書きます。 「蒐」にも「あつめる」という意味があります。 ただし、「蒐」は常用漢字ではないため「収集」と書くのが一般的です。

「収集」の例文

  • 不用品を収集してリサイクルショップを開いた。
  • 行動をする前に、まずは情報を収集することからはじめよう。
  • 収集癖のある兄は、興味をもったものはなんでも買い集めてしまう。

「収拾」の意味と使い方

「収拾」は「しゅうしゅう」と読みます。 「収拾」の意味は、

  1. 混乱した物事などをとりまとめること
  2. 拾い集めること

です。 「収」には「おさめる。あつめる。取り入れる」という意味があります。 「拾」には「ひろう。あつめる。ひろい上げる」という意味があります。 「収拾」は、トラブルなどが起きて混乱した状態をうまく収めることをいいます。 例えば「議論の収拾を図る」などと使います。 これは、議論がうまい具合にまとまるようにするという意味です。 また、拾い集めるという意味で使われます。 例えば「散乱しているボールを収拾する」などと使います。 これは、散らばって落ちているボールを拾い集めるという意味です。

「収拾」の例文

  • 大事にはしたくないが、事態を収拾するには警察を呼ぶより他ないだろう。
  • 収拾がつかなくなる前に、早く弁解してしまったほうが良い。
  • けが人がでないように、早く散らばったガラスの破片を収拾しよう。

まとめ

「収集(しゅうしゅう)」は、さまざまなところから物などと集めることという意味です。 また、趣味・研究などのために、特定のものを集めるという意味でも使われます。 「収拾(しゅうしゅう)」は、①混乱した物事などをとりまとめること、②拾い集めること、という意味です。 一つ目の「混乱した物事などをとりまとめること」という意味で使われることが多いです。

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