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「即する」と「則する」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説

「即する」と「則する」は、どちらも「そくする」と読む同音異義語です。「即する」は、そのときどきによって変われる事態や状況にぴったりと合うことという意味です。「則する」は、規則・法則など基準となるものに従うことという意味です。

「即する」と「則する」の違い

即する(そくする)
そのときどきによって変われる事態や状況にぴったりと合うこと。
則する(そくする)
規則・法則など基準となるものに従うこと。

「即する」と「則する」は、どちらも「そくする」と読む同音異義語です。 「即する」の意味は、理論やたてまえにとらわれることなく、そのときどきによって変われる事態や状況にぴったりと合う対処をすることです。 例えば、「事情に即する」「生活に即する」などと使います。 「則する」の意味は、何かをするときに、理論・規則・法則など基準となるものをよりどころにすることです。 例えば、「ルールに則した戦い」「法律に則して罰する」などと使います。 「即する」は状況などに合わせることを表し、「則する」は規則など基準となるものに従うことを表す言葉であるという違いがあります。

「即する」の意味と使い方

「即する」は「そくする」と読みます。 「即する」の意味は「ぴたりとつく。ぴたりとあてはまる」です。 「即」には「つく。地位や位置につく」という意味があります。 「即」を含んだ熟語には「即位(そくい)」「即応(そくおう)」などがあります。 「即する」は、理論やたてまえにとらわれることなく、そのときどきによって変われる事態や状況にぴったりと合う対処をするという意味で使われます。 例えば、「時代に即する」などと使います。 「時代に即する」は、変化していく時代の状況に合わせるということを表しています。

「即する」の例文

  • 政府は、実情に即して対応していかなければいけない。
  • 環境の変化に即することがなかなかできず、体調を崩してしまった。
  • 最近では小学校でプログラミングを習うなど時代に即した教育が行われている。

「則する」の意味と使い方

「則する」は「そくする」と読みます。 「則する」の意味は「ある事を基準として、それに従う」です。 「則」には「のり。きまり。おきて。さだめ」という意味があります。 「則」の含んだ熟語には「規則(きそく)」「原則(げんそく)」などがあります。 「則する」は、何かをするときに、理論・規則・法則など基準となるものをよりどころにすることをいいます。 例えば、「前例に即して計画を立てる」などと使います。 「前例に即して計画を立てる」は、前例を基準にして計画を立てるという意味です。 「則する」は「則る(のっとる)」ともいいます。 例えば、「ルールに則って勝負をする」などと使います。

「則する」の例文

  • 法律に則して罪人を罰する。
  • あなたも社員なのであれば、社内の規定に則した行動をしてください。
  • この映画は、原作に則して実写化したものだ。

まとめ

「即する(そくする)」の意味は、理論やたてまえにとらわれることなく、そのときどきによって変われる事態や状況にぴったりと合うこと、「則する(そくする)」の意味は、理論・規則・法則など基準となるものに従うことです。 「即する」と「則する」は読み方は同じでも意味が違う言葉です。

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