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「創造」と「想像」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説

「創造(そうぞう)」の意味は「新しいものを初めて作りだすこと」、「想像(そうぞう)」の意味は「実際に見たり経験したりしていない事柄を頭の中に思い浮かべること」です。「想像」には「新しいものを作り出す」という意味はありません。同じ読み方ですが、意味が違う言葉なので注意しましょう。

「創造」と「想像」の違い

創造(そうぞう)
新しいものを作り出すこと。
想像(そうぞう)
実際に見たり経験したりしていない事柄を頭の中に思い浮かべること。

「創造(そうぞう)」の意味は、新しいものを自分の考えや技術などで初めて作り出すことです。 例えば「今までにないビジネスモデルを創造する」「創造力に溢れている」などと使います。 「想像(そうぞう)」の意味は、実際に見たり聞いたりしていない物事について、多分こういうものだろうと頭の中で考えることです。 例えば「未来の都市を想像する」「彼女は想像以上に身長が低かった」などと使います。 「想像」には「作り出す」という意味はありません。 「明るい未来をそうぞうする」のように、「想像」と「創造」のどちらも使える場合もあります。 「明るい未来を創造する」の場合は明るい未来を作り出すという意味になり、「明るい未来を想像する」の場合は明るい未来を頭に思い浮かべるという意味になります。

「創造」の意味と使い方

「創造」は「そうぞう」と読みます。 「創造」の意味は「新しいものを初めて作りだすこと」です。 「創」には「はじめ。はじめる。はじめて作る」という意味があります。 「造」には「つくる。生みだす。こしらえる」という意味があります。 「創造」は、新しいものを自分の考えや技術などで初めて作り出すことをいいます。 例えば「自由に創造する」などと使います。 また、神が宇宙・万物(宇宙のありとあらゆるもの)つくることという意味もあります。 例えば「万物の創造主は神である」などと使います。 「創造」の対義語は「模倣(もほう)」です。 「模倣」の意味は「今までに在ることや既に出来上がってるものをそのまま受け継いで、その通りにすること」です。 「創造」の英語表現は「creation(クリエーション)」です。

「創造」の例文

  • 芸術作品を創造する。
  • 創造性を重視してくれる企業に勤める。
  • <子どもたちの豊かな創造力を育む。

「想像」の意味と使い方

「想像」は「そうぞう」と読みます。 「想像」の意味は「実際に見たり経験したりしていない事柄を頭の中に思い浮かべること」です。 「想」には「おもう。おもいめぐらす。考え」という意味があります。 「像」には「すがた。かたち」という意味があります。 「想像」は、実際に見たり聞いたりしていない物事について、多分こういうものだろうと頭の中で考えることをいいます。 例えば、「空飛ぶ車を想像する」などと使います。 また、現在ある姿や事柄からこれからを推しはかるという意味でも使われます。 例えば「子供が大きくなった姿を想像する」などと使います。 「想像」の対義語は「現実(げんじつ)」「実際(じっさい)」です。 英語表現は「imagination(イマジネーション)」です。

「想像」の例文

  • 目を瞑って美しい夜空が見える光景を想像する。
  • 初めてみたスカイツリーは想像以上に高かった。
  • 彼が真犯人だなんて誰が想像し得ただろうか。

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