「体形」「体型」「体系」「大系」「隊形」の違いをご存知でしょうか。すべて「たいけい」と読みますが、意味が違う言葉なので使い分ける必要があります。今回は「体形」「体型」「体系」「大系」「隊形」の意味と違いを紹介しますのでぜひ参考にしてください。
「体形(たいけい)」の意味は、人や動物の体の具体的な形です。 例えば「スラッとした体形をしている」「体形が崩れてきている」などと使います。 「体型(たいけい)」の意味は、体格の型です。 例えば「彼女は痩せ型だ」「理想の体型」などと使います。 「体形」は実際に表れている具体的な体つきや姿勢を表し、「体型」は体格を特徴で分類した型を表すという違いがあります。 しかし、現代では同じ意味の言葉として扱われていることも多いです。 「体系(たいけい)」の意味は、個々のものを筋道を立てて統一された組織です。 例えば「料金体系を変更する」「ノウハウを体系化する」などと使います。 「大系(たいけい)」の意味は、ある方面の著作を広く集めた一群の書物に名づける名称です。 例えば「道徳大系」「神話大系を読む」などと使います。 「体系」は理論や組織などひとつにまとめたもののことを表し、「大系」は書物をひとつにまとめたもののことを表すという違いがあります。 「隊形(たいけい)」の意味は、配列された隊の形です。 例えば「体操するための隊形」「戦闘隊形をとる」などと使います。
「体形」は「たいけい」と読みます。 「体形」の意味は「体の形」です。 「体」には「からだ」という意味があります。 「形」には「かた。かたち」という意味があります。 「体形」は、人や動物の体の具体的な形のことをいいます。 例えば「スラッとした体形をしている」などと使います。
「体形」の例文
「体型」は「たいけい」と読みます。 「体型」の意味は「体格の型」です。 「体」には「からだ」という意味があります。 「型」には「もとになる型。もはんとなるもの」という意味があります。 「体型」の意味は、体格を外見の特徴によって分類した型のことをいいます。 例えば、
などがあります。 例えば、「彼女は、どちらかと言えばやせ型だ」などと使います。
「体型」の例文
「体系」は「たいけい」と読みます。 「体系」の意味は、「個々のものを筋道を立てて統一された組織」です。 「体」には「かたち。かた。ようす」という意味があります。 「系」には「分類したまとまりや組織」という意味があります。 「体系」は、接続辞「化」をつけて「体系化」の形で使われることが多いです。 「体系化」は、個々の情報や知識などをまとまりを持ったものに仕上げることをいいます。 例えば「社内で築き上げたノウハウを体系化して社内に共有する」などと使います。 これは、簡単にいうとノウハウをまとめて社内に共有するという意味です。 「体系」の対義語は「個別」「分散」です。 「個別」の意味は「いくつかあるものを、一つ一つ別にすること」、「分散」の意味は「別れて散らばること」です。
「体系」の例文
「大系」は「たいけい」と読みます。 「大系」の意味は、「ある分野の著作・文献などを集めて体系的にまとめたもの」です。 「大」には「形や規模が大きい」という意味があります。 「系」には「分類したまとまりや組織」という意味があります。 「大系」は、ある方面の著作を広く集めた一群の書物に名づける名称です。 例えば「神話大系」であれば、神話を集めたものということです。
「大系」の例文
「隊形」は「たいけい」と読みます。 「隊形」の意味は「配列された隊の形」です。 「隊」には「兵の集まり。組織された人々の集まり」という意味があります。 「形」には「かた。かたち」という意味があります。 「隊形」には
などがあります。 例えばよく耳にする「戦闘隊形正面に対して横に広く展開した隊形のことで、戦闘において安全を確保し柔軟かつ迅速な対抗を可能にします。
「隊形」の例文