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「対応」と「応対」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説

「対応」と「応対」の違いをご存知でしょうか。「対応」は「相手や周囲の状況に応じて物事を行うこと」、「応対」は「相手になって受け答えをすること」という意味です。今回は「対応」と「応対」の違いをそれぞれの意味と使い方と合わせて紹介しますのでぜひ参考にしてください。

「対応」と「応対」の違い

「対応」・・・・「相手や周囲の状況に応じて物事を行うこと」 「応対」・・・「相手になって受け答えをすること」

「対応」と「応対」の違いは、「対象が人のみ」か「対象が人や状況」であるかです。 例えば、ビジネスシーンでお客様からの電話がかかってきたときに、用件を聞きその場でお客様の状況・用件に応じて行動に移すのであれば「対応」です。 お客様の用件を聞き、受け答えをするだけなら「応対」です。 「応対」は用件を聞くまでであり、状況に応じて処理をするなど行動に移すことは含みません。 「応対がよい」というのは言葉遣いなどコミュニケーションのとり方を褒めていて、「対応がよい」というのは、「状況に応じた処理ができている・問題解決の仕方が良い」ということです。

「対応」の意味と使い方

「対応」の意味は

  • 互いに対になって向かい合っていること・相対する関係にあること
  • 二つの物事が互いに一定の関係をもって相対すること
  • 相手や周囲の状況に応じて物事を行うこと
  • です。

一つ目の意味では、ある種類に属する一つが、他の種類の一つに対して決まった関係にあることを「対応関係がある」などと言い表すことができます。 二つ目の意味は、例えば賃金を払っている雇い主と、賃金を払われている労働者のように均衡が保たれている関係を言い表すときに使用されます。 三つ目の意味は、「状況に応じて開始時間を変更する」というように状況の変化や相手に応じてふさわしい行動をとることを言い表すときに使用されます。

例文

  • この機関はアメリカで日本の財務省に対応するものである。
  • 二つ三角形の対応する辺の長さの比を求めましょう。
  • 会場を観客で埋めるには会場の規模に対応したアーティストをセッティングする必要がある。
  • 能力に対応していない賃金であったため、彼は不満が溜まっていた。
  • 情勢に対応した都市計画を立てなければいけない。
  • 全ての機種に対応することができるように用意をしておりますのでご安心ください。
  • 車椅子対応の車を注文しているので、今後は異動が楽になりそうです。

「応対」の意味と使い方

「応対」の意味は「相手になって受け答えをすること」です。 「応対」は、相手が人である場合に限られます。 人の用件を聞いたり気持ちを聞くなど、人を相手にすることを「応対」といいます。 接客業など、お客様と多く関わる仕事では基本的に「応対」があって、次に「対応」へ進みます。

例文

  • 接客業をする以上、どんなお客様にも笑顔で応対をする必要がある。
  • 先日電話応対がそっけないとクレームが入ったばかりです。
  • 今日は来客の応対で事務作業が全く進みませんでした。
  • 上司の応対がよかったおかげで、大きなトラブルにならずに済んだ。

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