「対応」と「応対」の違いをご存知でしょうか。「対応」は「相手や周囲の状況に応じて物事を行うこと」、「応対」は「相手になって受け答えをすること」という意味です。今回は「対応」と「応対」の違いをそれぞれの意味と使い方と合わせて紹介しますのでぜひ参考にしてください。
「対応」と「応対」の違いは、「対象が人のみ」か「対象が人や状況」であるかです。 例えば、ビジネスシーンでお客様からの電話がかかってきたときに、用件を聞きその場でお客様の状況・用件に応じて行動に移すのであれば「対応」です。 お客様の用件を聞き、受け答えをするだけなら「応対」です。 「応対」は用件を聞くまでであり、状況に応じて処理をするなど行動に移すことは含みません。 「応対がよい」というのは言葉遣いなどコミュニケーションのとり方を褒めていて、「対応がよい」というのは、「状況に応じた処理ができている・問題解決の仕方が良い」ということです。
「対応」の意味は
一つ目の意味では、ある種類に属する一つが、他の種類の一つに対して決まった関係にあることを「対応関係がある」などと言い表すことができます。 二つ目の意味は、例えば賃金を払っている雇い主と、賃金を払われている労働者のように均衡が保たれている関係を言い表すときに使用されます。 三つ目の意味は、「状況に応じて開始時間を変更する」というように状況の変化や相手に応じてふさわしい行動をとることを言い表すときに使用されます。
例文
「応対」の意味は「相手になって受け答えをすること」です。 「応対」は、相手が人である場合に限られます。 人の用件を聞いたり気持ちを聞くなど、人を相手にすることを「応対」といいます。 接客業など、お客様と多く関わる仕事では基本的に「応対」があって、次に「対応」へ進みます。
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