1. TOP
  2. 日本語
  3. 意味の違い
  4. 「旨い」と「巧い」の意味の違いを使い分けを例文つきで解説

「旨い」と「巧い」の意味の違いを使い分けを例文つきで解説

「巧い(うまい)」はたくみであること、鮮やかであるという意味です。「うまい」は、一般的に「旨い」「甘い」「美味い」と表記し、「巧い」は技術的に優れていることを表すときに使います。技術的に優れている「うまい」は「上手い」とも表記します。

「旨い」と「巧い」の違い

旨い(うまい)
味が良いこと。
巧い(うまい)
技術が優れていること。

「旨い(うまい)」の意味は、味がよいです。 「美味しい」を乱暴にいった語です。 例えば「旨いお酒」「このお店の料理は旨い」などと使います。 転じて、利得のあるさまという意味で使うこともできます。 例えば「旨い話に騙される」「旨い汁を吸って生きる」などと使います。 「旨い」の対義語は「不味い(まずい)」です。 「巧い(うまい)」の意味は、技術が優れていることです。 例えば「絵が巧い」「口が巧い」などと使います。 「巧い」の対義語は「拙い(つたない)」です。 「旨い」は味が好ましいことを表し、「巧い」は技術が優れていることを表すという違いがあります。 例えば「料理がうまい」の場合は、料理の味がよいという意味であれば「料理が旨い」、料理を作る技術が優れているという意味であれば「料理が巧い」を使うのが正しいです。

「旨い」の意味と使い方

「旨い」は「うまい」と読みます。 「旨い」の意味は

  1. 飲食物の味がよい。おいしい。
  2. 進み具合がよいさま
  3. 利得のあるさま。好条件である

です。 「旨」には二つの意味があります。 一つ目の意味は「うまい。味がよい」です。 二つ目の意味は「むね。こころざし。考え。意向」です。 「旨い」の一つ目の意味「飲食物の味がよい。おいしい。」は、味が好ましいのでもっと飲み食いしたい気持ちを表す「美味しい」を乱暴にした語です。 例えば「こんなに旨い料理は初めて食べた」などと使います。 「上手い」または「甘い」と書くこともできます。 二つ目の「進み具合がよいさま」という意味では、例えば「計画通りに旨く行っている」などと使います。 三つ目の「利得のあるさま。好条件である」という意味では、得することが見込まれて、つい喜んでとびつきたくなるようなことを表します。 例えば「旨い話には気をつけろ」などと使います。 「旨い」の対義語は「不味い(まずい)」です。

「旨い」の例文

  • お風呂上がりに飲むビールは旨い。
  • 旨い具合に話を進めることができ、無事に契約をとることができた。
  • 社長令嬢だからといって彼女だけ旨い汁を吸っているのは許せない。

「巧い」の意味と違い

「巧い」は「うまい」と読みます。 「巧い」の意味は「巧みであるさま」です。 「巧」には「たくみ。じょうずである」という意味があります。 「巧い」は、技術ややり方が優れていて好ましい結果が得られる様子であることをいいます。 例えば、「DIYをするのが巧い」などと使います。 これは、すぐれた技術をもってDIYが出来る様子であることを意味しています。 「巧い」は「上手い」と書くこともできます。 「巧い」の対義語は「拙い(つたない)」です。

「巧い」の例文

  • 泳ぎが巧い人でも溺れることがあるので油断大敵だ。
  • 弟は子供の頃からピアノが巧く、現在はピアニストとして活躍している。
  • 彼女は小さい子の扱いが巧い。

まとめ

「旨い」と「巧い」はどちらも「うまい」と読む同音異義語です。 「旨い」の意味は味が良いこと、「巧い」の意味は技術が優れていることです。 「旨い」は「美味い」「甘い」と、「巧い」は「上手い」と書くこともできます。

トレンド

カテゴリーランキング

  1. TOP
  2. 日本語
  3. 意味の違い
  4. 「旨い」と「巧い」の意味の違いを使い分けを例文つきで解説