「随時(ずいじ)」の意味は、日時に制限を設けず適当なときに行うさまです。例えば「確認を随時する」「随時更新する」などと使います。「随時」の類語には「適宜(てきぎ)」「逐次(ちくじ)」などがあります。
「随時」の読み方は「ずいじ」です。 「随時」の意味は、
です。 「随」には「おもいのまま」という意味があります。 「時」には「そのとき。そのころ。おり」という意味があります。 「随時」は、前もって日時・順番などを定めることなく必要に応じて何かをすることができることを表します。 例えば「随時応募可」であれば、いつでも応募することができるという意味です。 「随時」は、毎月特定の日に応募ができるというような、定期的であることを表す言葉ではありません。
「随時」は、ビジネスシーンでも多く使われる言葉です。 例えば、「随時対応いたします」のように「随時○○する」の形で使われることがほとんどです。 「随時対応いたします」は、顧客などがいつ対応求めても対応することができるという意味です。 対応する側は常時対応しなければならないため、対応できる人が不在であるときは対応できないという場合には使うことができません。 また、「随時報告(ずいじほうこく)」もよく使われる言い回しです。 「随時報告」は、任務や調査などについて状況や結果を必要なときにいつでも報告するという意味です。 例えば「売り上げの変動については随時報告します」などと使います。 決まった時間や日にちに報告するという場合には「随時報告」は使えません。 この場合は「定期的に報告します」と伝えるのが正しいです。
「随時」の例文
「適宜(てきぎ)」の意味は、自分自身がその場に適していると思う行動をとることです。 例えば「随時対応する」は、いつでも対応するということを表し、「適宜対応する」は、それに応じた対応をすることを表します。 「逐次(ちくじ)」の意味は、物事が順を追って次々になされるさまです。 例えば「合格者を逐次発表する」などと使います。 「随時」には「順を追って」という意味はありません。 「逐一(ちくいち)」の意味は、一つ一つ順を追ってもらすことなく何かを行うさまです。 例えば「対象者の行動を逐一報告する」などと使います。 「順次(じゅんじ)」の意味は、順序を追って物事をする様子・順番に何かをするさまです。 例えば、「到着した方から、順次面接を行います」などと使います。
「定時(ていじ)」の意味は、定められた時刻です。 例えば「定時出勤」などと使います。 「定時」は、きまった時刻や一定の時期を表す言葉なので「随時」の対義語です。 「定刻(ていこく)」の意味も、定められた時刻です。 「定刻に退勤する」などと使います。 「定期的(ていきてき)」の意味は、一定の期間をおいて、あるいは決まった時期に物事が行われるさまです。 「定期的に面会する」など使います。 「随時」が、時間や日付けを指定せずにいつでもということを表すのに対して、「定期的」は定められた時期ごとに行われること表します。
「随時」を単に「常に」と解釈すれば「constatly」などと訳すことができます。 「随時」が「毎日」を指す場合は「daily」を使うこともできます。 「随時」の意味に最も忠実に訳す場合は「as things progress」です。 「ことに進展があったとき」という意味です。
I will let you know as things progress.
随時お知らせします。
I'll keep you informed constantly.
随時お伝えします。