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「ご質問ください」の敬語の言い換えを例文つきで解説

「ご質問ください(ごしつもんください)」は、質問してくれという意味です。ビジネスシーンで相手にわからないことがあったら聞いてほしいと伝えるときに使いますが、「ください」が命令形「くれ」の尊敬語を使用した命令文なので「ご質問いただければ幸いです」などより丁寧な敬語表現に言い換えられることも多いです。

「ご質問ください」とは

「ご質問ください」の意味

「ご質問ください」は「ごしつもんください」と読みます。 「ご質問ください」の意味は「質問してくれ」です。 「ご質問」には「わからないことや疑問点などをたずね、説明を求めること」という意味があります。 「ください」は「くれ」という意味です。 したがって、「ご質問ください」は「質問してくれ」という意味の命令文になります。

「ご質問ください」の敬語

「質問」についている「ご」は尊敬を表す接頭辞です。

接頭辞「ご(お)」敬語の種類は文脈によって尊敬語・謙譲語・丁寧語のどれにもなります。

  • 相手の動作を高めて敬意を示すためにつける接頭辞「ご」は、尊敬語
  • 自分の動作をへりくだって相手に敬意を示すためにつける接頭辞「ご」は、謙譲語
  • 言葉をただ丁寧にいうだけにつける接頭辞「ご」は、丁寧語

この場合の接頭辞「ご」は、相手の動作に対してつけているので尊敬語になります。 「ください」は、命令形「くれ」の尊敬語です。 「ご(お)〜ください」の形で、相手に〜してくれと要望・懇願することについて相手を高めることができます。 「ご質問ください」は正しい敬語表現ですが命令文なのでやや上から目線で、目下の人や同等の立場の人に対して使うのは問題ありませんが、親しくない上司や社外の人に対して使うのは避けた方がよいでしょう。 「ください」は、漢字で「下さい」と書きますが、漢字表記にできるのは「物をもらう」という本動詞として使うときです。 例えば、「お水を下さい」などの場合は漢字で書きます。 「ご質問ください」のように補助動詞で使う場合は、平仮名で表記するのが正しいです。

「ください」と「下さい」の違いと使い分け

WURK

類似表現との違い

質問してください

「質問してください」は品詞分解すると「質問」+「し」+「て」+「ください」となります。

  • 「し」は「する」の連用形
  • 「て」は接続助詞
  • 「ください」は尊敬語「くださる」の命令形(補助動詞)

です。 「質問してください」と「ご質問ください」は、どちらも「質問してくれ」という意味の命令文ですが、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけた「ご質問ください」のほうが敬意の度合いが高いです。 ちなみに「ご質問してください」は誤りなので注意しましょう。 補助動詞で使う場合の「ください」は、

  • 接頭辞「お」をつけた動詞の連用形または接頭辞「ご」をつけた漢語
  • 動詞の連用形に接続助詞「て」を添えたもの

のどちらかにつけるという決まりがあります。 「ご質問ください」は、接頭辞「ご」をつけた「質問」に「ください」をつけているので正しい使い方です。 また、「質問してください」も「する」の連用形「し」に接続助詞「て」をつけて「ください」使っているので正しいです。 しかし、「ご質問してください」の場合は、接頭辞「ご」をつけた「質問」にさらに「する」の連用形「し」に接続助詞の「て」をつけて補助動詞「ください」を使っているので意味は通じますが、文法的に誤りです。 どちらの条件にも当てはまらない「質問ください」も誤りです。

ご質問くださいませ

「ご質問ください」を「ご質問くださいませ」とすると、柔らかい印象になります。 「ご質問くださいませ」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「くれ」の尊敬語「ください」と「ませ」をつけた敬語表現です。 「ませ」は「丁寧な気持ちを込めて、相手にある動作を要求する意」を表します。 「くださいませ」は、柔らかい響きがあるので男性は使えないと認識している人も多いですが、男性も使うことができます。 どうしても気になる人は「ご質問いただきますようお願いいたします」などの敬語表現を使いましょう。

「ご質問ください」の丁寧な言い換え

ご質問いただきたく存じます

「ご質問いただきたく存じます」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「もらう」の謙譲語「いただく」と「思う」の丁重語「存ずる」、丁寧語「ます」をつけた敬語表現です。 「ご質問いただきたく存じます」で、「質問してもらいたいと思う」と柔らかくお願いをする表現になります。 「ご質問いただければと存じます」とするとより丁寧です。 「いただければ」は、「してもらえたら〜」という仮定の表現で願望を表す丁寧な依頼表現です。

ご質問くださいますようお願いいたします

「ご質問くださいますようお願いいたします」の意味は、「質問してくれるようお願いする」という意味です。 「ご質問くださいますようお願いいたします」の「ご質問くださいますよう」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「くれ」の尊敬語「ください」と丁寧語「ます」、婉曲表現の「よう」をつけています。 「くださいますよう」で、直接的な表現を避けることができるので、ただ「お願いします」とお願いをするよりも柔らかい表現になります。 「ご質問くださいますようお願いいたします」の「お願いいたします」は、「お願いする」の謙譲語+丁重語+丁寧語です。 「お」は謙譲語で、動作の対象を敬う接頭辞です。 「いたす」は丁重語で、聞き手・読み手を敬う補助動詞です。 丁重語とは、謙譲語Ⅱともいわれ、へりくだることで相手に敬意を示すという点で通常の謙譲語と同じですが、動作の対象ではなく聞き手・読み手に敬意を示す敬語です。 「お願いいたします」の「ます」は丁寧語です。 「お願いいたします」の「いたす」は補助動詞なので、平仮名で表記するのが正しいです。

ご質問いただきますようお願い申し上げます

「ご質問いただきますようお願い申し上げます」の意味は、「質問してもらうようお願いする」です。 「ご質問いただきますようお願い申し上げます」の「ご質問いただきますよう」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「もらう」の謙譲語「いただく」と丁寧語「ます」、婉曲表現「よう」をつけた敬語表現です。 「お願い申し上げます」は、「お願いする」の謙譲語「お願い申し上げる」に丁寧語「ます」をつけた敬語表現です。 「お〜申し上げる」で、動作対象を敬う謙譲表現になります。 「申し上げる」は本来「言う」の謙譲語ですが、この表現では「する」という意味の補助動詞です。 「申し上げます」は、補助動詞なので本来は「お願いもうしあげます」と平仮名で表記するのが正しいですが、慣用的に「お願い申し上げます」と書かれることが多いです。 「お願いいたします」と同様に、依頼をする場面で使われるフレーズです。 「お願いいたします」と「お願い申し上げます」は、どちらも敬意の度合いは同じですが、「お願い申し上げます」のほうが意味合い的に謙虚で丁寧なので「お願い申し上げます」が使われることが多いです。

ご質問賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます

「ご質問賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます」の「ご質問賜りますよう」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「もらう」の謙譲語「賜る」、丁寧語「ます」、婉曲表現の「よう」をつけた敬語表現です。 「賜る」は、同じく「もらう」の謙譲語「いただく」よりも一段と恐れ多いという気持ちを込めた敬語表現として用いられます。 「何卒」は、「どうぞ」のかしこまった表現で、相手に強く懇願する気持ちを表します。 「ご質問賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます」は非常に丁寧な敬語表現ですが、社内の人に対して使うにはかしこまりすぎた印象を与えます。 社外の人に対してやフォーマルな場面で使うのに適しています。

ご質問いただけますか

「ご質問いただけますか」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」と、「もらう」の謙譲語「いただく」に丁寧語「ます」と疑問の終助詞「か」をつけた敬語表現です。 「ご質問ください」では丁寧さに欠けますが、「質問してもらえますか?」と疑問形にすることで、柔らかい依頼の表現になります。

ご質問いただければ幸いです

「ご質問いただければ幸いです」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて「もらう」の謙譲語「いただく」と、仮定を表す接続助詞「れば」、「幸い」、丁寧語「です」をつけた敬語表現です。 「幸いです」は、そうしてもらえれば自分にとって嬉しいことだという気持ちを表します。 「ご質問いただければ幸いです」で、「質問してもらえれば嬉しいです」という意味の丁寧な表現になります。 「ご質問いただければ幸いです」と似た敬語表現には「ご質問いただけると幸甚です」があります。 「ご質問いただけると幸甚です」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「もらう」の謙譲語「いただく」と、接続詞「と」、「幸甚」、丁寧語「です」をつけた敬語表現です。 「幸甚です」は「幸いです」のよりかしこまった表現で、「ありがたく思う」「非常に嬉しい」という意味があります。 「ご質問いただけますと幸甚に存じます」という敬語表現もあります。 「ご質問いただけますと幸甚に存じます」は、「質問してもらえると非常に嬉しく思います」という意味です。 「ご質問いただけますと幸甚に存じます」の「ご質問いただけますと」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「もらう」の謙譲語「いただく」と丁寧語「ます」をつけて、「幸甚」に「思う」の丁重語「存ずる」と丁寧語「ます」をつけています。

「ご質問ください」の使い方と例文

疑問点があれば質問してほしいと伝える

「ご質問ください」は、疑問点があれば質問してほしいと伝えるときに使います。 例えば、使用方法などを説明したときなどです。 「お気軽に」「遠慮なく」などと併せて使われることが多いです。 「お気軽に」は、「堅苦しく考えないで」「気楽な姿勢で」という意味です。 相談してほしいときや何か聞いてほしいときなど、相手が躊躇してしまいがちな事でも気を楽にして持ちかけてほしいというニュアンスで使われます。 「遠慮なく」は「控えたりしないように気兼ねなく思うように」という意味です。 「ご質問ください」は口頭や電話で使われることがほどんどです。 ビジネスメールなど文章で使うときは「ご質問いただければ幸いです」など、より丁寧な’敬語表現に言い換えられることが多いです。

ビジネスメール例文

資料を渡す

【件名】 資料ご送付について 【本文】 株式会社HASEGAWA 営業部 後藤様 お世話になっております。 ○○コーポレーションの尾白結衣です。 この度は、弊社製品についてお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。 お問い合わせいただいた製品の特徴や販売価格が記載されている資料をご送付いたしました。 商品についてご不明な点があれば、ご質問ください。 お時間いただけるようであれば品については貴社へ伺って直接ご説明もしますので、その際はお声がけいただければ幸いです。 よろしくお願い申し上げます。 尾白

サンプル品を送付する

【件名】 サンプル品について 【本文】 Gravity株式会社 営業部 上田様 いつもお世話になっております。 株式会社ねじれの斎藤です。 ご連絡いただきました商品サンプルを本日ご郵送いたします。 貴社への到着は明日のお昼頃の予定ですので、お手数をおかけしますがご査収のほどよろしくお願いいたします。 使用方法などご不明点があれば、お気軽にご質問ください。 よろしくお願い申し上げます。 斎藤

提出を依頼する

【件名】 必要書類ご提出のお願い 【本文】 馬場千冬様 株式会社卍採用担当の三ツ谷愛美です。 この度は、弊社求人にご応募いただきまして誠にありがとうございます。 選考にあたりまして、必要書類を送付させていただきます。 〈送付書類〉 ・エントリーシート ・職務履歴書 ご記入いただけましたら、上記書類を下記宛に郵送にてご提出いただきますようお願いいたします。 ご不明な点がございましたら、遠慮なくご質問ください。 〒888-144 東京都渋谷区222-22  卍ビル4F  株式会社卍 人事部 三ツ谷宛 三ツ谷

質問に答える

【件名】 「□□□」の在庫について 【本文】 株式会社AAA 営業部 飯田様 平素よりお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。 株式会社BBB商品部の轟です。 この度お問い合わせいただきました「□□□」の在庫数についてご回答申し上げます。 現在、「□□□」は生産が間に合っておらず在庫がございません。 11月中旬に入荷予定ですので、詳細が決定いたしましたらご連絡いたします。 大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 その他に疑問点があればお気軽にご質問いただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。 轟

「ご質問ください」の言い換え

ご質問がありましたらご連絡ください

「ご質問がありましたらご連絡ください」は、「質問があったら連絡してくれ」という意味です。 「ご質問がありましたら」は「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「ある」の連用形「あり」に丁寧語「ます」と仮定の「たら」をつけた敬語表現です。 「ご連絡ください」は、「連絡」に尊敬を表す接頭辞「ご」に「くれ」の尊敬語「ください」をつけた敬語表現です。

ご質問等ございましたらお申し付けください

「ご質問がありましたらご連絡ください」を「ご質問等ございましたらお申し付けください」とすると、より丁寧になります。 「ご質問等ございましたらお申し付けください」の意味は、質問がなどがあったら言ってくれです。 「ご質問等」の「等」には「など」という意味があります。 「ご質問等ございましたら」は、「質問」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて「ある」の丁重語「ござる」の連用形「ござい」に丁寧語「ます」、仮定の「たら」をつけています。 「お申し付けください」は「言いつける」の丁重語「申し付け」に「くれ」の尊敬語「ください」をつけています。

ご不明点があればお問い合わせください

「ご不明点があればお問い合わせください」は、不明な点があれば問い合わせてくれです。 「ご不明点」は「わからない点」という意味です。 「お問合せ」には「不明な点などを聞いて詳細を確かめる」という意味があります。 よって「わからないことがあったら、聞いてください」という意味合になり、「ご質問ください」と言い換えることができます。

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