「込む(こむ)」と「混む(こむ)」の違いをご存知でしょうか。「込む」と「混む」には違いがあります。今回は「込む」と「混む」の意味と違いを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「込む(こむ)」の意味は、仕組みや細工が複雑に入り組むです。 例えば「手の込んだ仕掛け」などと使います。 また、動詞の連用形の後ろにつけることで、①中に入れる、②中に入れる、③そのままの状態でいる、④十分にそのことを行う、という意味でも使うことができます。 例えば「川に飛び込む」「家に上がり込む」「すっかり老け込む」「煮え込んだスープ」などと使います。 「混む(こむ)」の意味は、その場所に人や物が限度まで入ってあとから入る余地がなかったり、思うような行動がとれなかったりする状態であることです。 例えば「電車が混む時間」「回線が混み合う」などと使います。 戦前は、この意味で使われていたのは「込む」または「籠む」という表記でした。 「混」には、もともと音読みで「コン」、訓読みで「まじる・まざる」という読み方しかありませんでしたが、「混雑」という言葉から「混み合う」という意味で「混む」という表記が慣用的に使われるようになり、2010年に「混む(こむ)」が常用読みとなりました。 よって「電車が込み合う」などと表記することもできますが、現代では「電車が混み合う」と表記するのが一般的です。
「込む」は「こむ」と読みます。 「込む」の意味は、「仕組みや細工が複雑に入り組む」です。 「込」には「こむ。こもる。なかに入れる」という意味があります。 「込む」は、複雑に入り組んでいることを表します。 例えば「手の込んだ料理」などと使います。 「手の込んだ料理」は、完成させるために手間ひまをかけて細かい点までこだわった料理という意味です。 また、動詞の連用形の後ろにつけることで
という意味で使うこともできます。
「込む」の例文
「混む」は「こむ」と読みます。 「混む」の意味は、「ある場所に人や物や仕事などが集まっていっぱいになる」です。 「混」には「入り乱れる。まじりあって区別がつかない」という意味があります。 「混」を含む熟語には「混乱(こんらん)」「混雑(こんざつ)」などがあります。 「混む」は、その場所に人や物が限度まで入って、あとから入る余地がなかったり、思うような行動がとれなかったりする状態であることを表します。 例えば、「通勤ラッシュで電車が混む」などと使います。
「混む」の例文