「おけまる」は「オッケー」を意味する若者言葉です。「オッケー(OK)」を「おけ」と略し、句点「。」を「まる」と表記することで生まれた造語です。「まる」は句点ではなく丸印「◯」が由来という説もあります。
「おけまる」は「オッケー」「了解」「いいよ」を意味する若者言葉です。 「オッケー」を「おけ」と省略し、句点「。」を「まる」と表現し、それらを組み合わせて生まれたスラングです。 「まる」は句点ではなく、丸印「◯」が由来とする説もあります。 「おけまる」には元ネタがあるわけではなく、JK(女子高校生)が会話やLINEの中から生まれた表現です。 「おけまる」という表現がここまで人気になったのは、ひとえに「まる」という響きがかわいいからです。 そもそも「おけまる」はいつから使われているのでしょうか? 「おけまる」は2017・2018年に世間一般でも広く認知されるようになりました。 その数年前よりJKの間では広く使われていました。
「おけまる」の進化形には「おけまる水産」があります。 これは海鮮居酒屋チェーン『磯丸水産(いそまるすいさん)』と音が似ているのが由来です。 「水産」という言葉に意味があって組み合わせているわけではありません。 「おけまる」「おけまる水産」から派生した「◯◯まる」という表現は他にもあります。 代表例には「あざまる」「おつまる」「よいちょまる」などがあります。 「あざまる」は「ありがとう」の意味です。「あざ」は「ありがとうございます」の「あざ」です。 「おつまる」は「おつかれさま」+「まる」です。 「よいちょまる」は「いい感じ」「幸せ」という意味です。「よいちょ」は「良い調子」の略であり、調子を上げる「よいしょ」をかわいくいった言い方です。
「おけまる」の使い方は「オッケー」「いいよ」などと全く同じです。 相手からの依頼を承諾する時に主に使います。 当たり前ですがカジュアルな表現なので、恋愛などで真剣な話をしている時やビジネスシーンなどでは使うことはできません。
「おけまる」の類語には「り」「りょ」などがあります。 「了解」がまず「りょ」に略され、さらに略されて「り」となりました。 LINEなどのメッセージアプリで返信を簡素化するために多く使われます。
これは少し古いですが「おk」もネットスラングとして「オッケー」の意でよく使われていました。 これはミスタイプから生まれたスラングです。 日本語入力のまま、パソコンのキーボードで「OK」と打つと「おk」と表示されますよね。 現代では若者はスマホユーザーが圧倒的に多いので、あまりこのようなミスタイプから生まれるスラングは少なくなってきています。 「おk」を二連続でタイピングした「おこk(OKOK)」という表現もあります。 同じくミスタイプから生まれたとされるスラングに「すこ」があります。
「おかのした」は「わかりました」という意味のネットスラングで、「丘の下」ではありません。 あるゲイビデオの俳優さんの「わかりました」というセリフが「おかのした」と聞こえたことが元ネタとされています。 口の中にいつもつが入っており滑舌が悪くなってしまったと言われています... このビデオシリーズから様々なネットスラングが生まれており、まとめて「淫夢語録(いんむごろく)」と呼ばれています。 例えば「オナシャス」「微レ存」「ファッ!?」などもこれにあたります。 語源が語源なので、使用する際は注意が必要です。その業界の人だと思われる可能性もあります。 また、一部のネットユーザーは使用していますが、そこまで一般化してないため、単純に相手に意味が伝わらないことが多い点も考慮に入れる必要があります。 使い方は「わかりました」と全く同じです。 相手の依頼を承諾する時などに「おかのした」と返事をします。 ちなみに「おかのうえ」で「わかりません」という意味になります。
「がってん承知の助」は「わかりました」を意味する、最も古いスラングの一つです。 「がってん承知の助」は江戸時代に生まれたとされています。 「合点」「承知」はどちらも、納得・承知・承諾の意で、「承知の助」は「承知」の語調を整えて人名らしく言ったシャレです。 日本では最近の若者の日本語の使い方がおかしいなどと言われますが、いつの時代もスラングは生まれており、言語も生き物であることがわかります。