「おすすめ」を意味する英語は名詞「recommendation」だけだと思っていませんか?「recommendation」以外にも「おすすめ」という意味で使える便利な英語表現がいくつもあるので分かりやすく解説していきます。
「おすすめ」を意味する英語は「recommend」です。 「recommend」は、「〜勧める。〜を推薦する」という意味の動詞です。 「recommendation」だと名詞になります。 「recommended」だと過去分詞(形容詞)で、「おすすめの」という意味で使えます。 「私のおすすめの本」ならば「my recommended book」とすることも可能ですが、「I recommend this book.」とした方が自然です。 「とてもおすすめ」という場合の副詞「とても」は「highly」を使います。 また、「recommended」には「推奨の」という意味もあります。 「Recommended Dietary Allowances」で「1日の推奨摂取栄養量」の意で、「RDA」と省略されます。 「recommend」という単語自体を略した語は存在しません。
What do you recommend?
おすすめはなんですか。
What would you recommend?
おすすめはなんでしょうか。
おすすめを聞く際に、仮定法「would」を使うことがしばしばあります。 「What would you recommend?」は、「What would you recommend if you were to recommend?」の略です。 直訳すると「(すべて良い商品なのでおすすめするのは大変かもしれませんが)もしおすすめしなければならないなら、あなたは何をおすすめしますか」となります。 「What do you 〜」とダイレクトに聞くより、フォーマルな言い方です。
Do you have any recommendations?
おすすめはありますか。
Is there anything you recommend?
おすすめはありますか。
Can you recommend a hotel in Tokyo?
東京におすすめのホテルありませんか。
This book is recommended reading.
この本はおすすめの読み物です。
This is a highly recommended restaurant.
ここはかなりおすすめのレストランです。
My town has little to recommend it.
私の地元はおすすめできることがほとんどない。
What do you usually get in this bar?
(一緒に来た友達に)このバーのおすすめ何?(いつも何飲んでるの?)
「recommend」は文法が少し複雑なので、細かい用法を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
「recommend」の類語に「suggest」があります。 「suggest」は「提案する」という意味で、「recommend」より控えめです。 「おすすめ」という意味合いで使うと、よりフォーマルな響きがあります。 「advise」は「忠告する」という意味で、かなり強意的です。
I suggested a Japanese restaurant near Shibuya Station.
渋谷駅近くの和食屋をおすすめしました。
May I suggest a red wine with your steak, sir?
ステーキと一緒にお飲みでしたら、赤ワインがおすすめです。
インターネットで買い物をする時に「机 子供 おすすめ」などと検索しませんか? このとき使う「おすすめ」は「recommendation」ではなく「best」を使います。 上記の文言なら「best desk for children」などとします。 レストランなどのお店でおすすめを聞くときも、かなりダイレクトな表現ではありますが「best」を使うことも可能です。 「best」と同じく最上級の「the most popular」などを使うこともできます。
What's the best one here?
この店で一番おいしいのはどれ?
This Salt Rame is the most popular dish in the restaurant.
この塩ラーメンが当店一番人気の料理です。
飲食店でよく見かける「今日のおすすめ」は、英語で「today's special」「the special of the day」といいます。 「today's recommendation」は不自然です。 「シェフのおすすめ」も英和辞典で調べると「chef's recommendation」だと出てきますが、このような言い方はネイティブはしません。 「chef」という単語を使うなら、「chef's choice」が妥当です。 また、下記のような表現をすることも可能です。
I'll leave the meal up to the chef.
料理はシェフに任せます。(シェフのおすすめで)