「すきぴ」の意味は「好きな人」です。「好きピ」とも表記されることがあります。これは「好きなピープル(people)」の略で、2018年に若者言葉として流行しました。「すきぴしか勝たん」などと使われています。ちなみに彼氏のことは「彼ピ」と言います。
「すきぴ」の意味は「好きな人」です。「好きピ」とも表記されることがあります。 これは「好きなピープル(people)」の略で、これが語源となります。 2018年に若者言葉として流行し、JK(女子高生)を中心に使われています。 「すきぴ」は「好きな人」であっても恋愛感情を持った相手だけでなく、「好き」と思う友達や芸能人、キャラクターに対しても呼ぶことがあります。なので「すきぴ」は1人だけではなくてもいいということになります。 ちなみに「すきぴ」の韓国語は「좋아하는 사람(チョアハヌン サラム)」です。 「チョアハヌン」は「好きな」、「サラム」が「人」という意味です。
「すきぴ」は好きな人の説明をする時に「○○は私のすきぴ」や「すきぴがほしい」などと使います。 また相手への好きな気持ちを表すのに「○○すきぴ!」「ほんとすきぴ!」と使うこともあります。 元々は「好きな人」を表す言葉ですが、「好き」に可愛い語尾「ぴ」がついたものとして使う人が多くなっています。 さらに若者がよく使うのが「すきぴしか勝たん」です。 「○○しか勝たん」は、「○○が1番良い」「○○最高」といった意味になります。 要するに「すきぴしか勝たん」は「好きな人が1番良い」「好きな人最高!」ということになります。 「すきぴ」と言われたことに対する決まった返し方はありません。
「すきぴ」の例文
「彼ピ(かれぴ)」は「彼氏」のことです。 恋人関係になっている男性のことを指します。 ちなみにこの場合の「ピ」は「ピープル(people)」ではなく、彼氏をただ可愛く言い換えたものになります。 「ぴ」の語感が可愛いため使われています。
「彼ピッピ」は「友達以上恋人未満の男性」という意味になります。 「すきぴ=好きな人」「彼ピ=彼氏」「彼ピッピ=友達以上恋人未満(の男性)」ということになります。 親密度で言うと彼ピ>彼ピッピ>すきぴとなります。 「彼ピッピ」を「彼氏」と言う意味で間違えて使ってしまうと、誤解を与えてしまうことがあるので注意しましょう。
「推しぴ」とは「推している人」を意味します。 ここでの「ぴ」は「すきぴ」と同じ「ピープル(people)」の略です。 「ピープル」は複数の人を指しますが、「推しぴ」は一人のアイドルに対しても使うことができます。 「推し」とは、「一推しのメンバー」を意味する「推しメン」をさらに略した表現です。 ちなみに「推しメン」の「メン」は「面」でも「男(Men)」でもありません。 「推しメン」は2011年ユーキャン新語・流行語大賞で候補語になったが受賞はしていません。現在では「推しメン」に代わり「推し」がよく使われます。
「すこ」は「好き」という意味のインターネット用語です。 「好き」という言葉より間接的で軽いニュアンスがあります。 ニコニコ動画で2012年に投稿された実況プレイ動画で、ある閲覧者が「ここすき」とコメントするところを「ここすこ」とタイプミスして投稿してしまったことが起源とされています。 キーボードで「i」と「o」が隣に位置するため、「suki」を「suko」とタイピングしてしまったんですね。 他の閲覧者にツッコまれながらも、真似する人が増え、ネット掲示板やSNSで広く使用されるようになりました。 「すこ」を動詞化して「すこる(好きになる)」「すこれ(好きになれ)」「すこった(好きになった)」とも使われています。
「よき」の意味は「良い」「いいね」です。 他にも「オッケー!」「いいよ!」といった意味合いでも用いられています。 「良き」と漢字で表記することもありますが、「よき」とひらがなで表記するのが一般的です。 元ネタはなく、10代の若者を中心に2016年頃からインターネットで流行し始めました。「女子高生流行語大賞2016」では2位にランクインするほどです。 また「この服新しく買ったんだ」「よき!」などと相手へのレスポンスで使います。 これはSNSなどで「いいね!」とハートのボタンを押す感覚で共感したり称賛したりする時に気軽に使われています。
「オキニ」は元々「アイドルや俳優など芸能人から気に入られている人」のことを言います。 「○○ちゃんってオキニだよね」「毎回ファンサされてるからオキニ!」などと使います。 「オキニ」は「お気に入り」を略して「オキニ」となっています。 しかし、これが広まって芸能人側ではない人たち(いわゆる一般人)もインターネット上で「お気に入りの人」や「お気に入りのもの」のことを「オキニ」と言います。 例えば「今日はオキニのワンピ着た」「最近オキニの後輩と飲み!」などと使います。
「自担(じたん)」はよくジャニオタ用語といわれます。 つまり、「推し」は男性ファン→女性アイドルで使われるのに対して、「自担」は女性ファン→男性アイドルで使われます。 「自担」は「自分が担当しているアイドル」を略した言葉です。 「推し」のように「他人にすすめる」というニュアンスはありません。 「担当」という言葉が使われている点からも、「推し」よりも独占欲が強い語感があります。
「オキラ」は元々「アイドルや俳優から嫌われている人」のことを言います。 「○○さんってオキラだよね」「わたしオキラかも」などと使います。 「オキラ」は「お気に入り」を略して「オキニ」というのに対して「お嫌い」を略して「オキラ」となっています。 しかし、これが広まって芸能人側ではない人たち(いわゆる一般人)もインターネット上で「嫌いな人」や「嫌いなもの」のことを「オキラ」と言います。 例えば「この味はオキラ」「○○さん意地悪だからオキラ」などと使います。
「アンチ」は「○○が嫌いな人」「○○を批判する人」といった意味で使われています。 「アンチ」は単体でも使われますし、「○○アンチ」「アンチ○○」などと名詞と組み合わせても使われています。 元々「反対」「対抗」の意味を持つ接頭語で、一般的にも使われています。 企業や団体などの前に付き「アンチ○○」で「○○を嫌う者、反発する者」と政治的にも使われています。 そこからネット上でも「ファン」の反対語として「アンチ」が使われるようになりました。 「またアンチがわいてきた」「わたしはアンチだから」などと使います。 「好きな人」の反対である「嫌いな人」を指して使うわけではありませんが、「○○を嫌っている人」を指して使われています。