「お忙しいところ(おいそがしいところ)」と「お忙しい中(おいそがしいなか)」は、どちらも「忙しい状態」です。依頼をするときのクション言葉として使ったり、相手にお礼を伝える場面で使います。例えば、「お忙しいところ恐れ入ります」「お忙しい中恐れ入ります」のどちらも使うことができます。
「お忙しいところ(おいそがしいところ)」と「お忙しい中(おいそがしいなか)」は、どちらも忙しい状態という意味です。 「忙しい」の意味は、急いでしなくてはならない事に追われている、する事が多くて休む暇もないです。 「お忙しいところ」の「ところ」は、時間的な位置を指し、そのような場面・状況・事態という意味です。 「お忙しい中」の「中」は、物事が起こっている、その状況下という意味です。 よって、「お忙しいとこと」と「お忙しい中」は同義です。 どちらも依頼や感謝の文章で使われるクッション言葉として使われます。 ただし、「お忙しい中にも関わらず」ということはできますが、「お忙しいとことにも関わらず」ということはできまん。 「お忙しいところ」は単体で「お忙しい中にも関わらず」という意味で使うことができます。 「ところ」と「中」の類語には「折」があります。 「お忙しい折」という形で使うことができます。
「お忙しいところ」は「おいそがしいところ」と読みます。 「お忙しいところ」の意味は「忙しい状態」です。 「忙しい」は、急いでしなくてはならない事に追われている、する事が多くて休む暇もないという意味です。 「ところ」は、時間的な位置を指し、そのような場面・状況・事態という意味があります。 「お忙しいところ」は、「忙しい」に接頭辞「お」をつけた表現です。 接頭語「お」は文脈によって尊敬語・謙譲語・丁寧語のどれにでもなりますが、目上の人に関係する事物や状態、行動に対して使うのは尊敬語です。 「お忙しいところ」の「お」は丁寧語と解釈しても間違いではありません。 「お忙しいところ」はお客様や上司、取引先など敬意を示すべき目上の相手が、忙しい状況にあることを気遣う言葉です。 目上の人が忙しい状況下であるにも関わらず、こちらが何かを依頼する時のクッション言葉として使います。 例えば「お忙しいところ恐縮ですが、本日中にご連絡いただければ幸いです」などと使います。 また、相手が何かをしてくれてこちらが感謝を述べる時に使うこともできます。 例えば「お忙しいところ迅速に対応していただき誠にありがとうございました」などと使います。
「お忙しいところ」の例文
「お忙しい中」は、「おいそがしいなか」と読みます。 「お忙しい中」は、「お忙しいところ」と同義です。 「忙しい」には、急いでしなくてはならない事に追われている、する事が多くて休む暇もないという意味があります。 「中」の原義は「空間的に仕切られたものの内部」です。 「お忙しい中」の「中」は、本来の物理的な「なか」の意味から転じて、「物事が起こっている、その状況下」という意味で使ってます。 このように本来の意味から離れている場合は、平仮名表記で使用するのが正しいとされます。 よって、本来は「お忙しいなか」と書くのが正しいです。 しかし、「お忙しい中」の場合は、「中」を漢字で書くことが定着しているので「お忙しい中」と書くのが自然です。 「お忙しい中」も「お忙しいところ」と同様に依頼・感謝の文章で用いられ、使い方も同じです。
「お忙しい中」の例文
「ご多忙」は「ごたぼう」と読みます。 まず「多忙」の意味は、「事が多くて忙しいこと」です。 それに尊敬を表す接頭辞「ご」をつけて、「ご多忙」になります。 「ご多忙」は「目上の人が何かと忙しくしている様子」を表しています。 「ご多忙のところ」「ご多忙の中」の形で、依頼をするときのクッション言葉や、お礼を伝える場面で使うことができます。
「ご多忙」の例文
「ご多用」は、「ごたよう」と読みます。 まず「多用」の意味は、「用事の多いこと・忙しいこと」です。 「多用」に尊敬を表す接頭辞の「ご」をつけて「ご多用」になります。 「ご多用」も「ご多用のところ」「ご多用の中」の形で使うことができ、依頼をする場面や、お礼を伝える場面で使うことができます。 「ご多用」も「ご多忙」も忙しさを表した言葉として意味や使い方にほとんど違いはありませんが、ニュアンスが少し異なります。 「ご多忙」は「あれこれ仕事があって忙しいこと」を表し、「ご多用」は「公私関係なく、それぞれに用事があって忙しいこと」を表しています。 用事が多い(多用)ことが原因で、結果非常に忙しい状況(多忙)になったと覚えると分かりやすいです。
「ご多用」の例文