「だそうです」は「〜らしいです」「そう聞きました」という伝聞で使用される言葉です。今回は「だそうです」の意味と使い方を例文つきで紹介します。また、「だそうです」の類語表現や言い換え表現も合わせて紹介しますのでぜひ参考にしてください。
「だそうです」は、「そうだ」という断定の言葉と、「そうらしい」という推定・推量の助動詞に「です」をつけて成立している言葉です。 「〜だそうです」で、「〜らしいです」「そう聞きました」という意味になります。 「そうらしい」とい推定・推量であるため、「確信はないけど、そうらしい」「なんとなく知っている」というニュアンスで使用されます。
「だそうです」を品詞分解すると、断定の助動詞「だ」と推量の「そう」と丁寧語の「です」となります。 したがって「だそうです」は丁寧語であり敬語であるといえます。 丁寧語は、「ます」や「です」を語尾につけることで文章全体を丁寧にする敬語表現です。 目上の人に対してやビジネスシーンで使用することができます。
「だそうです」は伝聞で使用されます。 例えば、人伝えでAさんの病状を聞いて、さらにそれを別の人に「Aさんの病状は良くなってきているらしい」と伝えるときに、「〜だそうです」を使用します。 この場合、自分の目でAさんの病状を見たわけではないので「だそうです」を使用しています。 ビジネスーンでも、目上の人に伝聞をするときに「だそうです」を使用することができます。 ただし、推定・推量の助動詞が含まれるので、曖昧な表現にも聞こえてしまいビジネスシーンでは不適切な表現とされています。 あくまでも人から聞いた話であるということを強調したいのであれば、「だとお聞きしました」というように「聞いた情報である」ということを土台にした言い回しをしましょう。
例文
ビジネスシーンで「だそうです」と言い換えられる言葉は下記です。
また、
が、◯◯さんの見解です。 〜が、◯◯さんの見立てです。 〜が、◯◯さんの意見です。 〜が、◯◯さんの主張です。 〜が、◯◯さんの持論です。 というように名前を入れて伝聞をすることもできます。例文
日常会話で「だそうです」と言い換えられる言葉には下記です。
例文
「I heard that...」は「...と聞きました」という意味ですが、「だそうです」と伝聞を表現できます。 「It seems that...」で「...のようだ(...のように見える)」の意味ですが、これも使えます。
I heard that she left the company last week.
彼女は先週退職したそうです。
「according to...」で「...によると」という意味です。 これはより直接的に伝聞を表現することが可能です。
According to the weather broadcast, it will rain today.
天気予報によると、今日は雨が降るそうです。