「excuse」といえば一番よく見るのが「Excuse me.(すいません)」というフレーズです。日常的にかなりよく使う言葉です。しかし「excuse」という言葉には、その他の意味と使い方があります。今回は「excuse」の意味と使い方を徹底解説したいと思います。
※音声付き例文がありますので、発言の確認にご活用ください。音声はアメリカ英語になっております。
まず「すいません」という意味の「Excuse me.」の使い方に関して説明します。 「Excuse me.」の「excuse」は他動詞で「...を許す」という意味です。ですから直訳すると「Excuse me.」は「私を許してください」と言っていることになります。 「Excuse me.」は様々な場面でネイティブが使うフレーズなので、1つずつ使える場面を紹介していきます。
「Excuse me.」の最も基本的な使い方は、相手に対する謝罪の気持ちを表現する時です。この場面の「Excuse me.」は「sorry」と代用可能です。 例えば、こんな場面で使います。 ・街中で人にぶつかった時や人に間違って触れてしまった時 この場面で使うことが一番多いでしょう。ぶつかったときに相手が「Excuse me.」と発言し、それに対する返答は「No worries.」「Don't worry.」「That' OK.」「That's fine.」などが一般的です。「No problem.」は「Thank you.」に対する返答として使うのが一般的なので、避けた方がよいでしょう。
"Excuse me." - "No worries."
「すいません」-「いえいえ」
・人前でくしゃみ、ゲップをした時 英語圏の文化では、くしゃみ、ゲップを人前ですることはかなりマナーが悪いことなので、気をつけましょう。逆に鼻をかむことに対する罪悪感はゼロで、レストランでもアメリカ人は思いっきり鼻かみます笑 誰かがくしゃみをしたときは「Bless you.」と言うと丁寧です。それに対しては「Thank you.」と返事するのが基本です。
Bwaaaah. Excuse me. I had too much diet coke.
ゲーー。すいません。ダイエットコーラ飲み過ぎました。
・話の途中で席を外すとき 中座することもあまりマナーのよい行動ではないですよね。それでも仕方なく話の途中でその場から退出しなくてはいけないときは、「Excuse me.」を使います。夫婦などが複数人で退席するときは「Excuse us.」を使います。
Excuse me. I had a phone call.
すいません。電話が。
「Excuse me.」は相手の注目を引きたい時も使うことがあります。この用法では謝罪のニュアンスはありません。 ・見知らぬ人に声をかける時 知らない人に声をかけるときに「Excuse me.」を使います。日本語でも「すいません」といって声をかけるので、特に違和感ないと思います。
Excuse me. Do you know where the bathroom is?
すいません。トイレどこだがわかりますか?
・道を空けてほしい時 急いでいたりして、相手に道をあけてもらいときも「Excuse me.」を使います。複数人が道を通るときは「Excuse us.」を使います。
Excuse us. Can we get past?
すいません。(私たちを)通してもらっていいですか?
相手の言ったことが聞き取れなかったときにも「Excuse me?」を使います。「Pardon?」も同義ですが、アメリカ人は「Excuse me?」の方がよく使います。若者の中には「What's up?」で聞き返す人もいます。 その後に「What did you just say?」「Can you say it again please?」「Could you repeat that?」などの文章をフォローされるとより丁寧になります。
Excuse me. I didn't catch that. Can you repeat that please?
すいません。聞き取れませんでした。もう一度言ってもらっていいですか?
「Excuse me.」は、相手の発言に対して不快感や怒りを示すときにも使われます。「何だって?」「何ですって?」というニュアンスになります。
Excuse me? What did you just call me?
何だって?今おれのことなんて呼んだ?
冒頭でも説明した通り「excuse」は「...を許す」という意味の他動詞ですから、「Excuse me.」以外のフレーズでも使うことが可能です。 ・Excuse my ◯◯:私の◯◯をお許しください、◯◯でごめんね 「excuse my...」で申し訳ない気持ちを表現することもできます。下品な言葉使い、何かの間違い、知識不足、何かが下手くそなときに使うことができます。
Excuse my poor English!
英語下手でごめん!
Shit! Oh, excuse my language.
くそ!あ、汚い言葉使ってすいません。
退出願いたいときには「Excuse me.」以外にも様々な表現があります。 I have to excuse myself. Can you excuse me? If you’ll excuse me, May I be excused? などです。 このようなフレーズで「excuse」を使う場合は「退出を願う」ときのみなので注意してください。 「I have to excuse myself.」は直訳すると「私は私を許さなければなりません」となります。つまり「退出する自分を許さなければならない」=「退出させていただきます」となります。 「May I be excused?」も「わたしが許されることは可能か」ということを聞いています。つまり「すいません退出します」という意味で使います。
It's still 9. But I have to excuse myself.
まだ9時ですが、行かなくては。
「excuse」には名詞で「言い訳」という意味になります。 アメリカの映画などを見ていると「言い訳」という意味で「excuse」を使っているのをよく聞きます。 例えば、 妻:You are cheating on me! (あんた浮気してるのね!) 夫:No, no, no. You are..(いやいや、それは) 妻:No excuses!(言い訳無用!) こんな感じです。 ✔「make an excuse」で「言い訳する」 ✔「no excuses」で「言い訳無用」「ダメなものはダメ」というニュアンスで親や教師が子供を叱るときにもよく使われるフレーズです。
That's just an excuse.
それはただの言い訳だろ。
He made a poor excuse for avoiding work.
彼は仕事をサボるのに下手な言い訳をした。
"I forgot my homework. Because..." - "No excuses! You stay at school and do it after school."
「宿題忘れちゃった、だって、」-「言い訳はダメ。放課後残ってやりなさい」
「excuse」は「...を免除する」という意味もあります。 義務などの本来やらなければならないことを、正式な理由で免れるときに「excuse」が使われます。受け身で「be excused from...」という形で使われることが多いです。
She was excused from attendance at the meeting, because she had a flu.
彼女はインフルエンザだったので、会議の参加が免れた。
If you are a doctor, you will be excused from military services.
もしあなたが医者ならば、兵役は免れます。
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