「say」という単語は、「言う」という意味で皆さん学校で習ったと思います。しかし「say」を検索してみると意外とたくさん意味があり混乱しますよね。。「say」は「言う」を含めて4つの意味と使い方を理解しておけば実は完璧です。あとは文脈や状況に合わせて和訳は少し工夫するだけで大丈夫です。今回は「say」の4つの意味と使い方を分かりやすく説明していきます。また類語「tell」「talk」「speak」との違いも解説していきます。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になります。
「say」の最も基本的な意味は、皆さんもご存知の通り「言う」です。 「say」は他動詞なので、「say...」で「...を言う」となります。 「say that...」の形で「...と言う」となります。 「say...to ___ 」の形で「___に...と言う」となります。 「say...about __ 」の形で「__に関して...と言う、発言する」となります。
The doctor said that anything could happen to my grandfather.
医者は、祖父に何が置きてもおかしくない、と言った。
He finally said goodbye to everyone and left for good.
最後に彼はさようならと皆に言い、永遠に帰ってこなかった。
What did she say about the new idea?
新しいアイデアに関して彼女はなんて言ってた?
「say」には実は「思う、信じる」という意味もあります。
などと同義になります。 「言う」という意味なのか、「思う」という意味なのかは文脈に判断するしかありません。 しかし、「言う」と「思う」の意味を履き違えたとしても、そこまで差異はないので、そんなに心配する必要はないでしょう。 一方で、「would say」という形では「思う」という意味になります。 「I would say(I'd say)」は「I think」よりも控えめな響きのある「思う」になります。 ビジネスシーンで顧客や取引先に対してよく使用されます。
People say that she is over 30, but no one know the truth.
皆彼女はミソジを超えてると思っているが、真実は誰も分からない。
"Can I have a reservation?" - "I'm sorry, sir. We're fully booked today. I'd say you can just walk in before six."
「予約取りたいのですが」-「すいません、本日は予約がいっぱいでした。6時前ならお席につけると思います」
「say」の意味は、「書いてある、示している」などの意味もあります。 この意味の「say」は、主語によって和訳は色々と変化します。 この「say」の基本の意味は「give information」です。 何かしらの物が人に情報を与えている、という意味です。 それが時計なら「(時間を)示している」ですし、書籍や看板なら「書いてある」になります。
My watch say five o'clock, but this is five minutes fast actually.
私の腕時計は5時を示しているが、この時計は実際は5分進んでいる。
I read the article saying that Japan is far away from overcoming deflation.
日本はとうていデフレ脱却ができていないという記事を読んだ。
「say」は名詞で使うと「発言権」という意味になります。
などの使い方をします。 「...に関する発言権」は前置詞「in」を使い、「have a say in...」などと言います。
I am the CEO, but I have no say in hiring.
私は社長だが、採用に関しては発言権はない。
ネイティブは「Say, ... 」と間投詞的に使うことがあります。 相手が予想してないような事をこれから発言するときに使います。 アメリカ英語だと「Say,」ですが、イギリス英語だと「I say,」と言うことが多いです。 日本語だと「てかさ、あのさ」に近いです。
Say, how about hanging out tomorrow night?
てか、明日の夜、遊びに行かない?
「Let's say」で「例えば」という意味になります。 「一緒に言いましょう」という意味ではないので注意してください。 この使い方を知らない方が多いですが、ネイティブは「let's say」をよく使うので知っておくと便利です。 使い方は大別して2通りあります。 「Let's say+主語+動詞」という形で「例えば...としましょう」と例え話をするときに使います。
などと同義です。 もう1つの使い方は、 「..., let's say+名詞, ...」の形で、「...例えば◯◯とか、...」のような感じで、文章の途中で例を挙げるときに使います。 例文です。
Let's say this does not work. Do you have a backup plan?
例えば、これがうまくいかんかったとしよう。代替案はありますか?
By the way, I love Japanese food, let's say sushi, but I've never been to Japan.
ところでおれは和食が大好きなんだけど、寿司とかね、日本にはまだ一度も行ったことがないんだよ。
「tell」は「伝える、知らせる」という意味です。 「教える」という意味もありますが「teach」とは違います。「teach」は教授や先生、先輩が目下の者に学問などを教える、というニュアンスですが、「tell」は単に伝える、というニュアンスです。 「tell+人+内容」の語順で使います。
Please tell me more about your family.
もっとあなたの家族について教えてください。
「talk」は「しゃべる、話す」という意味です。「chat」という単語と同義です。 「talk about+内容+with+人」という語順で「誰々と何々ついて話す」という意味になります。 「talk to+人」だと「誰々に話しかける、誰々に(一方的に)物を言う」という意味になります。
What were you talking about with her?
彼女とどんな話をしてたの?
Don't talk to me like that!
私に対してそんな口の利き方しないで!
「speak」は「talk」とほぼ同じ意味ですが、「speak」の方が「一方的に話す」というニュアンスが強いです。音を出すことに焦点が置かれ、必ずしも対話があるとは限らない、ということです。 なんで「演説する」は英語で「speak」 を使います。日本語でも「スピーカー」といいますよね。
Prime minister of Japan spoke at the Diet today.
内閣総理大臣が国会で本日演説をした。
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