「失礼します」は礼儀・作法にはずれた振る舞いをすることを詫びる敬語表現です。また、訪問するときや立ち去るときの挨拶としても使うことができます。ビジネスシーンで取引先のオフィスに入るときや、上司より先に帰宅するときの挨拶などに使われます。
「失礼します」は「失礼します」と読みます。 「失礼します」の意味は、礼儀・作法にはずれた振る舞いをすることです。 例えば、営業などで面識のない相手に突然連絡をするときなどに使います。
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「失礼します」は、訪問するときや立ち去るときの挨拶としても使うことができます。 例えば、取引先の会社を訪問して案内された部屋に入室するときに、ノックをして「失礼します」といいます。 また、訪問先を出るときや、人より先にその場を立ち去るときの挨拶としても使うことができます。
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「失礼します」は、「失礼」に「する」の連用形「し」と「ます」をつけた敬語表現です。 「ます」は丁寧語です。 丁寧語「ます」は文末につけることで、文章全体を丁寧にすることができる敬語です。
「失礼いたします」は、品詞分解すると「失礼」+「いたす」+「ます」となります 「いたす」は「する」の丁重語です。 丁重語とは、謙譲語Ⅱともいわれ自分の動作をへりくだることで相手に敬意を示すという点で謙譲語と同じですが、通常の謙譲語とは違い聞き手・読み手に敬意を示す敬語です。 「ます」は丁寧語です。 「失礼いたします」は、丁重語+丁寧語の敬語表現なので、丁寧語のみを使用した「失礼します」よりも丁寧です。
「失礼させていただきます」は、「失礼させてもらう」という意味です。 「失礼させていただきます」は、品詞分解すると「失礼」+「させていただく」+「ます」となります。 「させていただく」は「させてもらう」の謙譲語です。 「させていただく」を使用するには、
の2つの条件が必要です。 「失礼させていただきます」を訪問するときに使う場合は、相手に許可を得ているので正しい使い方です。立ち去るときに使う場合は相手に直接的に許可を得ているわけではありませんが、立ち去ることをへりくだった謙虚な表現として使われることが多いです。 「ます」は丁寧語です。
「申し訳ありません」は「もうしわけありません」と読みます。 「申し訳」とは「言い訳」を意味します。 よって「申し訳ありません」で「言い訳のしようがない」という意味になり、お詫びをする時などに使用されます。 「お忙しいところ失礼します」など、相手に迷惑をかけることを詫びるときに「お忙しいところ申し訳ありません」などと言い換えることができます。
「恐れ入ります」は「おそれいります」と読みます。 「恐れ入ります」は、相手に対して恐縮する気持ちを表す語です。 相手に対して失礼なことをしてしまう場面で「恐れ入ります」と言い換えることができます。
「お邪魔します」は「おじゃまします」と読みます。 「お邪魔します」は、人を訪問することをへりくだっていう語です。 例えば、取引先にアポをとるときなどに使います。 また、建物に入る瞬間の挨拶として「失礼します」を言い換えることが可能です。 「失礼します」はオフィスに入るときなどに使うことが多いですが、「お邪魔します」は相手の自宅などに入るときに使うことが多いです。
「ごめんください」は、訪問・退去の挨拶として使用される言葉です。 「ゆるす」という意味の「免(めん)」に尊敬を表す接頭辞「ご」と「くれ」の尊敬語「ください」をつけた敬語表現です。
「上がらせていただきます」は「あがらせていただきます」と読みます。 この場合の「上がる」は「室内に入る」という意味で、「上がらせていただきます」は「室内に入らせてもらう」という意味になります。 室内に入るときの挨拶として「失礼します」と言い換えることができます。 また、「上がる」には「仕事が終わる」という意味もあります。 「お先に上がらせていただきます」で、職場で「先に帰らせてもらいます」という意味の挨拶としても「失礼します」と言い換えることができます。