日常会話の中で「What do you do?」と質問を受けたことがある人は多いのではないでしょうか。「What do you do?」の質問の意味がわからない人、回答に困った経験がある人も少なからずいるはずです。今回の記事ではこの「What do you do?」がもつ3つの意味と使い方、さらには返事の方法も詳しく説明していきます。
「What do you do?」単体で質問されたとき、「What do you do?」の意味は「職業は何ですか?」となります。 正式には「What do you do for a living?」となり、「What do you do?」という質問には「生活のために」を意味する「for a living」が省略されている形式です。 「What's your job?」は同義となりますが、こちらの質問はかなりストレートな表現なので、避ける人も多いです。 やや失礼な質問になるので注意しましょう。 他には「Where do you work?」も同義となり、こちらは標準的な尋ね方になります。 そのため、相手の職業を聞く時は「What do you do (for a living)?」または「Where do you work?」のいずれかで質問するようにしましょう。
「What do you do?」で職業を尋ねられたときの回答例をいくつか紹介します。 ここでは「私は英語教師です。」と回答したい時を例にします。 ・I teach English. 非常にシンプルな回答ですが相手に一番伝わりやすい回答です。 一般動詞の方が普段毎日やっている意味合いが強く「I am teaching English.」の現在進行形だと、「今この瞬間教えています」「以前は他の教科を担当していました」などのニュアンスが加わってしまいます。 ・I am an English teacher. 「私は英語教師です」をそのまま英語で表現する回答です。 こちらもシンプルで伝わりやすいです。 ・I work for high school (as an English teacher.) この回答では、「英語教師として高校で働いています」と職業に加え、職場も合わせて伝えることができます。
「What do you do?」は「何しているんですか?」という意味だと勘違いしている人がいますが、間違いなので注意してください。 「何しているんですか?」は "現在進行形" の「What are you doing?」を使います。 「What do you do?」は "一般動詞の現在形" なので、直訳すると「普段は何をしているんですか?」という意味合いです。 「普段何をしているんですか?」つまり「お仕事は何をしているんですか?」というニュアンスになります。 「What do you do?」は「何してるんですか?」の意味合いで使うことも実際にはありますので、次の項目で紹介します!
「What do you do?」は単体で使うと「職業は何ですか?」という意味になるのが一般的なので、「何しているんですか?」という意味で使いたいときは語尾に時間や理由を表す言葉を追加します。 ・What do you do on Saturdays?:普段土曜日に何をしているか質問する時 ・What do you do for fun?:趣味を質問する時 ・What do you do when you are free?:自由時間、暇な時何をしているか質問する時 ・What do you do today?:今日は何をするかを質問する時 ・What do you do in your life?:職業を質問する時
「What do you usually do on Sundays?」‐「I just eat a a lot and sleep a lot. lol」
「日曜日は普段何をしているの?」‐「普通に食っちゃ寝してるかな(笑)」
「What do you do when you feel alone?」 - 「I go to the bar to get drunk!」
「1人で寂しいなと思う時何するの?」-「酔っぱらいにバーに行くよ!」
「What do you do today after work?」‐「I think I'm gonna go to the gym.」
「今日仕事の後何すんの?」‐「たぶんジム行くかな。」
「What do you do now?」で「次はどうするの?」と漠然と対処方法を聞くことができます。 主語を適宜「I」や「we」に変えることで「次は何をしましょうか?」と尋ねることができます。 同義に「What's next? 」があり次に何をすればいいかを尋ねる時などに使います。
Okay, I'm done with my part. What do you do now?
自分の分は終わりました。次はどうするんですか?
we missed the last train tonight. What do we do now?
終電逃してしまった。さてどうするか。
「それに関してどうするの?」は「What do you do now?」より具体的に対処方法を聞く時に用いる表現です。 「What do you do about it?」や「What do you do with it?」などです。 「it」以外の目的語を置いて、「...に関してどうするんですか?」と表現することもできます。
What do you do with an idea?
あなたは、"ひらめき" をどう活かしますか?
というニュアンスになります。
よく、「What do you doing?」という形で質問をしている人がいますが、 このようなフレーズは存在しません。 恐らく、下記のフレーズと混同している人が多いのではないでしょうか。 ・What are you doing?:何してるんですか? ・What do you do?:職業は何ですか? ・How are you doing?:お元気ですか? 英語は似たようなフレーズがたくさんあるので聞き間違えてしまうことも多々あるかと思います。 しかしこれからは、自分は相手に何を聞きたいのか、相手は何を聞いているのかをしっかりと聞き分けられるようになれたらいいですね。
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「What do you do?」と同じく返事に困る英語の代表格として「How do you do?」というフレーズがあります。このフレーズに関しては、別の記事で紹介してますので、ぜひ参考にしてみてください。