「go ahead」という表現を皆さんは知っていますか?「go ahead」は直訳すると「先に行く」という意味になりますが、ネイティブはもっと幅広い使い方をします。「go ahead」というフレーズは映画などでもよく使われる便利な表現です。そこで今回は「go ahead」の正しい意味とネイティブの使い方を徹底解説していきます。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用下さい。なお、音声はアメリカ英語になっております。
「go ahead」の基本的な意味は「先に行く、前方に行く」になります。 「go」は皆さん知っての通り動詞「行く」という意味です。「ahead」は副詞で「前方に、これから先に」という意味になります。 この意味で「go ahead」 をネイティブが一番使うのは、エレベーターに乗るときや店から出るときに相手に「先に行って下さい、お先にどうぞ」と自ら率先して順番を譲るときです。 この意味では「After you.」と言っても同義です。 レディーファーストの文化が根付いている欧米諸国では公共の場でも男性が女性に使う場面をよく目にします。知らない相手に対して使っても全く失礼には当たりません。 「Go ahead!」は強く言うと命令口調になってしまうので、優しく言うのがポイントです。「Please go ahead.」と言えばより丁寧になります。 「Go ahead.」と言われ順番を譲ってもらったときは、遠慮せずに「Thank you.」と言って先に行動するのがベストです。 その他にも日常会話で「忘れ物しちゃったから先に行っててよ」なども「go ahead」が使えます。 また、空港の係員などがボディーチェックの後に「前方に進んでください」という場合も「go ahead」と言います。
"Go ahead." - "Thanks."
「お先にどうぞ」-「どうも」
Oh I forgot my phone. So, please go ahead and I will catch up to you guys.
あケータイ忘れた。皆先に行っててよ、あとから行くから。
「go ahead」は「...を始める」「...し始める」という意味でもネイティブはよく使います。 ・go ahead:始める ・go ahead with...:...を始める ・go ahead and...:...し始める という3パターンで使用します。 例文を見てみましょう。
Okay then, let's go ahead.
はい、それでは始めましょう。(授業を始める時に教師が言う表現)
The United Sates substantially can go ahead with the war without the UN's permission.
米国は実質的に国連の許可なしに戦争を開始することができる。
I got so tired of waiting for him to come over that I went ahead and did it on my own.
待ちくたびれたので、私は自分でやり始めました。
「go ahead」は「始める」という意味なので、強い口調で命令文で使うと「やれよ!」「ほら...しろよ!」などの意味になります。 このような言い回しは映画などでもしばしば見られます。
Go ahead! You can make it!
やれよ!お前なら成功できるって!
Hey, go ahead and kill me!
おい、ほら殺してみろよ!
「go ahead」は相手の行動に許可を出すフレーズとしても使用されます。 相手が「...してもいいですか?」と許可を求めてきた時に「どうぞ、いいですよ」というふうに返答するときに使うのが普通です。 「yes」「sure」「of course」などと同義ですが、これらの表現と一緒に使うこともよくあります。
"Can I ask you some personal question?" - "Sure. Go ahead."
「プライベートなこと聞いてもいいですか」-「もちろん、いいですよ」
「go ahead」には「行われる」という意味もあります。 この使い方の場合は、主語は会議やイベントなどで人ではありません。 「go ahead」は「happen」や「take place」と類義語ですが「行われる」という意味の「go ahead」には「遅れないで、予定通りに」というニュアンスが含まれます。
The meeting will go ahead as planned.
会議は予定通り行われます。
The festival is now going ahead without delay.
遅れることなくお祭りは実施されている。
「go-ahead」は「go」と「ahead」の箇所を「ハイフン(-)」でつなげると一つの名詞として使うことができます。 「go-ahead」で「許可」という意味になります。 「permission」や「notice」と類義語になります。
などのフレーズで使用します。
The government has given the go-ahead for the railway-building project in Okinawa.
政府は沖縄の鉄道建設計画に許可を出した。
We're ready but we are still waiting to get the go-ahead from our CEO.
準備はできたのだが、社長の許可待ちである。
「ダーティハリー4」という映画のラストシーンで出てくる有名なセリフです。 「◯◯ make(s) my day」は「◯◯のおかげで1日が楽しくなる」という意味です。 このフレーズでは命令文で使っているので「おれを楽しませてくれ」という意味です。 こちらの映画での「Go ahead, make my day.」は「やれるもんならやってみろ。おれを楽しませてくれ」という感じのニュアンスです。
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