「kind」という英単語を聞いてどんな意味が思い浮かびますか?まず最初にイメージするのが「優しい、親切な、思いやりのある」という意味ではないでしょうか?しかし「kind」にはその他の意味も存在するため解説していきます。 また「kind of」という表現を知っている人は多いと思いますが、「kind of」には大別して4つもの意味があるのは知っていましたか?1つずつ解説していこうと思います。 「kind of」以外にも「of a kind」「of the kind」という表現もありますので說明していきたいと思います。
※音声付きの例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
形容詞「kind」の意味は「優しい、親切な、思いやりのある」という意味です。
などの文型があります。 「誰々に優しい」は「be kind to」といいます。 ☓「kind for」は誤用なので気をつけてください。 詳しく1つずつ例文で見ていきましょう。
Bill is so kind that he always helps me out.
ビルはとても親切でいつも私のことを助けてくれる。
Jane is such a kind woman that everyone likes her.
ジェーンはとても親切な女性なので、皆彼女が好きだ。
It's very kind of you to let us see your new house.
新築のお家を見せてくれて、どうもありがとうございます。
上記のように「It's kind of you to...」で「...してくれてありがとうございます」というニュアンスになります。直訳は「あなたは...してくれて親切ですね」となりますが、感謝の気持ちがあるときに使うのが普通です。
Be kind to your friends, because friendship last forever.
友達には親切しなさい。友情というのは一生続くことだから。
「Be kind to...」は「..に親切になさい」というbe動詞の命令文にあたります。
名詞「kind」には「種類、型、タイプ」という意味で使います。
などが同義語です。 「the first of its kind」で「その種類の中で始めてのもの」という意味になります。 例文です。
I don't know why but she likes this kind.
なぜだか不明だが、彼女はこの種類が好きだ。
His search engine company was the first of its kind.
彼が創業した検索エンジン会社はその種の中で最初のものだった。
「種類」という意味では「kind of」というフレーズで使うことが多いです。 「kind of」は次の項目で解説していますので、参考にしてください。
「kind of」というフレーズは知っている方が多いと思います。 しかし「kind of」は実は4つも意味と使い方があるので要注意です! 今回は一つずつ丁寧に解説していきます。
中学校で習ったことがある人が多いと思いますが、「kind of」の一つ目の意味は「種類」です。 kind of 名詞:◯◯の種類 という意味になります。 「a kind of...」とすれば「一種の...」、 「this kind of...」で「この種類の...」、 「that kind of...」で「あの種類の...」、 「all kinds of...」で「あらゆる種類の...」 「what kind of...」で「どんな種類の...」という意味になります。 「kind of」は略して「kinda」と言ったり書いたりすることがありますが、全く用法に違いはありません 例文です。
What kind of food do you like?
どんな種類の料理が好きですか?
That's a kind of love too.
それも一種の愛だよね。
I can say this. He is not that kind of man.
これだけ言える。彼はそういう男じゃないよ。
She is fluent in all kinds of major languages.
彼女はあらゆる種類の主要言語を操ることができる。
「kind of」は名詞、形容詞、動詞(実は「kind of」はどんな品詞も修飾可能!)を修飾して、「ちょっと、なんか、まあ、少し」などという意味で使います。 ストレートに主張したくない時に曖昧に表現できるので、とても便利な言い回しですが、使い過ぎると「意見がはっきりしない奴」だと思われてしまうので気をつけましょう。
などと近いニュアンスです。 上記でも說明した通り「kind of」は名詞を修飾することもできますが、名詞を修飾するときは「kind of like」というフレーズで使うことも多いです。
It's kind of cold out here.
ここ少し寒いね。(形容詞を修飾)
It's kind of strange to see her again in this place.
こんな場所で彼女ともう一度会うのはなんか変な感じがする。(形容詞を修飾)
He is kind of a fool.
彼はちょっとバカだね。(名詞を修飾)
It's raining kind of day.
今日はなんか憂鬱な日だな。
上記の例文は、「raining kinda」=「雨が降ってる感じの」というニュアンスなので「憂鬱な、気分がのらない」という意味合いになります。実際に雨が降っていない日でも使います。
He is a cool kind of a guy.
彼は落ち着いていい感じの男性ですよ。(名詞を修飾)
上記の例文のように、 形容詞+kind of+名詞 のパターンもあります。 「a cool kind of a guy」と「kind of a cool guy」は同義で、どちらの表現も可能です。
What she said to you is kind of like a typical American.
彼女があなたに言ったことは、典型的なアメリカ人って感じだよね。
I kind of like Japanese food.
まあ和食は好きかな。(動詞を修飾)
「kind of」は単体で返事・返信としても使うことができます。YESでもNOでもないときに使うことができます。本当はYESだけと直接的にYESと言いたくないときに「kinda」は便利です。 「まあね、そうね」という日本語に近いです。
などのニュアンスに近いです。
"Do you like me?" - "Kind of."
「私のこと好き?」-「まあね」
"Are you really feeling up to it?" - "Yeah, kind of."
「本当に出来そうなの?」-「うん、まあ」
「my kind of + 名詞」という形で「好きな、タイプの」という意味もあります。
などのニュアンスに近いです。
Lady Gaga is my kind of female singer.
レディー・ガガはわたしの好きな女性歌手だ。
He is so cute! He is just my kind of guy!
彼イケメン!彼はまさにタイプだわ〜!
「kind of」という表現は知っている人が多いと思いますが、「of a kind」という表現は知らなかった人が多いのではないでしょうか? 名詞 of a kind の形で使います。「名ばかりの◯◯」「一応の◯◯」という意味になります。 批判的なニュアンスがあるので、使うときは気をつけてください。 例えば、
He is a doctor of a kind.
彼はあれでも一応医者なんだよ。
The office has a meeting room of a kind, but it's too small for even four people to get in.
オフィスに一応会議室はあるんだけど、小さすぎて4人でさえ使うことができないんだよ。
「of the kind」で「そんな」という意味になります。「like that」と同義です。 「something of the kind」「anything of the kind」という使い方をします。 イギリス英語で使われるのがメインで、アメリカ英語ではあまり使われません。 アメリカ英語では「something like that」「anythiking like that」というのが普通です。
"You said I was ugly!" - "No way! I've never said anything of the kind!"
「あんた私のことブスって言ったでしょ!」-「まさか!そんなこと言ったこと一度もないよ」
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