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「貴大学」の意味と読み方、使い方、類語「貴学・貴校・御大学」との違い

「貴大学」の読み方は「きだいがく」です。「貴大学」は、「あなたの大学」「そちらの大学」という意味で、面接のときなどに使用することができます。今回は「貴大学」について詳しく解説します。「貴大学」の類語との違いや「貴」「御」で組織を表す表現も合わせて紹介しますのでぜひ参考にしてください。

「貴大学」の意味と使い方

「貴大学」の読み方は「きだいがく」です。 「貴大学」は、「あなたの大学」「そちらの大学」という意味です。 「貴大学」は「大学」に接頭語の「貴」をつけた言葉です。 「貴」は、相手、または相手の属する物を表す語の上につけて尊敬の意を示すことができます。 「貴大学」のように、相手または相手の属する物に対して尊敬の意を示すことを「尊称(そんしょう)」といいます。 「貴大学」は、大学に提出する書類などで相手の大学を指すときに使用されます。 尊称で使われる接頭語には「貴」と「御」があります。 「御(お、ご、おん)」も体言(名詞)に付いて尊敬の意を表しますが、動詞に付いて謙譲の意を表す場合もあります。 また、基本的に「貴」の場合は書き言葉、「御」は話し言葉で使われる点も大きな違いです。 「貴大学」も基本的には書面で使用される言葉です。

「貴大学」の類語との違い

貴学

「貴学」は「きがく」と読みます。 「貴学」の意味は「あなたの大学」で、相手の大学を指す尊称です。 「小学校」「中学校」「高校」「専門学校」には、「貴学」を使用することはできません。 「大学」であれば、4・6年制大学だけではなく短期大学や大学院に対しても使うことができます。 大学院は「貴大学院」ということも可能です。 また、学部や学科を「貴学部」「貴学科」と「貴」を用いた尊称で言い表すことができます。 「貴学」も「貴」を使用しているので、大学に提出する書面で使用されます。 上述した「貴大学」も相手の大学を指す尊称です。 どちらを使用しても間違いではありませんが、「貴学」を使用する人が多いです。

「貴校」「貴学」「御校」の意味の違いと使い分け

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貴校

「貴校」は、「きこう」と読みます。 「貴校」の意味は「あなたの学校」で、相手の学校を指す尊称です。 「貴校」は、「校」のつく「小学校」「中学校」「高等学校」「専門学校」に対して使用することができます。 したがって、一般的には「大学」に対して「貴校」を使用されません。 「貴校」も基本的には書き言葉として使用され、手紙や文書などで相手に敬意を表してその学校をいう語となります。

御大学

「御大学」は、「おんだいがく」と読みます。 「御大学」も「あなたの大学」という意味で、相手の大学を指す尊称です。 意味的には、「貴大学」「貴学」と同じです。 「御大学」は接頭語が「御」なので、話し言葉として使用されます。 ただ、「おんだいがく」という言いにくさから、「貴学」を使用する人が多いです。 一般的には「貴」がつく場合は書き言葉とされていますが、「御○○」という言いにくさなどから「貴○○」でも話し言葉として使用する人は多いです。 大切なことは、会話や文中で「貴大学」「貴学」「御大学」というのかきちんと統一することです。

「御大」の意味と読み方、使い方、例文、類語、英語表現を解説

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御学

「御学」は「おんがく」と読みます。 「御学」も、「あなたの大学」という意味で相手の大学を指す尊称です。 「御」なので、話し言葉として使用するのが一般的です。 ただ、「御学(おんがく)」は会話の中で使用すると「音楽(おんがく)」と間違えられる可能性があります。また、「貴学」や「御大学」に比べると聞き慣れないという人も多いため、あまり使用されることはありません。

御校

「御校」は「おんこう」と読みます。 「御校」の意味は「あなたの学校」で、相手の学校を指す尊称です。 「貴校」と同じで、「校」のつく「小学校」「中学校」「高等学校」「専門学校」に対して使用することができます。 「貴校」は書き言葉、「御校」は話言葉として使用されます。 したがって、面接など直接会話をする場面では「御校」が使用されます。

自分の大学の呼び方は?

自分が属する大学を表す場合は「本学」「本大学」「当大学」となります。 「本学」は「ほんがく」と読みます。 「本学」の意味は「この学校」「この大学」です。 「本」は名詞について、それが自分に関わるものであることを表します。 「本」を使用した呼び方には「本大学」もあります。 「本大学」は「ほんだいがく」と読み、「この学校」「この大学」という意味です。 「当大学」は、「とうだいがく」と読みます。 「当大学」も「この大学」とう意味です。 「当」は、名詞の前について「この」「その」という意味になります。 上述したように、尊称で使われる接頭語の「御(ご・おん)」には「尊敬」「謙譲」の意味がありますが、自分の大学を表す場合には謙譲語として接頭語をつけることはできません。 例えば「ご説明いたします」の「説明」についている接頭語は、自分の行為へりくだることで相手に敬意を示す謙譲語になります。 接頭語が謙譲語になるのは、「ご説明をする」など動詞につく場合です。

「貴」「御」で組織を指す他の表現

貴社/御社

「貴社」「御社」は会社の尊称です。 「貴社」は、相手の会社を示す表現です。 「貴社」は簡単に言うと、「あなたの会社」となります。 「貴社」はメールや手紙の他にも、履歴書やエントリーシートなど文書や書類の作成にも使うことができます。 「貴社」には、「記者」「汽車」「喜捨」などといったように同じ読みの言葉が多く存在するため紛らわしいため、一般的に「貴社」は話し言葉としては使わないほうが良いとされています。 「御社」は「おんしゃ」と読みます。 「貴社」と同様に、「あなたの会社」を意味しています。 面接など、口語として使用されます。 「貴社」は書き言葉、「御社」は話し言葉と覚えておきましょう。 「株式会社○○○」などの会社はもちろん、居酒屋など飲食店も「貴社・御社」で問題ありません。

「貴店」と「貴社」の意味の違いと使い分け

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「当社・弊社」と「貴社・御社」の意味の違いと使い分け

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貴行/御行

「貴行」「御行」は、銀行の尊称です。 「貴行」は「きこう」と読みます。 「御行」は「おんこう」と読みます。 書き言葉には「貴行」、口語では「御行」を使用します。 「○○銀行」とつく全ての銀行に対して使用することができます。 「○○信用金庫」には使用できませんので注意してください。

貴庫・貴金庫/御庫・御金庫

「貴庫・貴金庫」「御庫」は、信用金庫の尊称です。 「貴庫」は「きこ」、「貴金庫」は「ききんこ」と読みます。 「御庫」は「おんこ」と読みます。 書き言葉では「貴庫」、口語では「御庫」を使用します。 使用できるのは「○○信用金庫」と名のつく銀行のみです。 「○○銀行」の場合は、上述した「貴行」「御行」を使用します。

貴団体/御団体

「貴団体」「御団体」は、団体の尊称です。 「貴団体」は「きだんたい」と読みます。 「御団体」は「おんだんたい」と読みます。 企業ではなく、「○○法人」「○○連盟」と名のつく団体に対して使用します。 ただし、「○○法人」の場合は「貴法人」ということもあります。 「税理士事務所」なども法人であれば「貴法人」です。 「財団法人」である場合は「貴財団(きざいだん)」「御財団(おんざいだん)」となります。 書き言葉では「貴団体」、話し言葉では「御団体」が使用されます。 アンケートなどで「貴団体名」という記入欄があった場合は「貴」を二重線で消します。 結婚式の招待状などで「ご出席」「ご欠席」の「ご」を消すのがマナーであるのと同じです。

貴協会

「貴協会」は「○○協会」と名のつく団体の尊称です。 「貴協会」は「ききょうかい」と読みます。 「財団法人○○協会」であれば、「貴法人」「貴協会」のどちらも使用することができます。

貴委員会

「貴委員会」は「きいいんかい」と読みます。 「教育委員会」など「○○委員会」とつくものの敬称は「貴委員会」です。 「貴会(きかい)」でも問題ありませんが、「貴委員会」のほうが丁寧です。

貴院/御院

「貴院」「御院」は、病院の尊称です。 「貴院」は「きいん」と読みます。 「御院」は「おんいん」と読みます。 書き言葉では「貴院」、口語では「御院」を使用します。 「貴院」「御院」は、「○○院」と名のつく機関に対して使用できる尊称です。 「○○病院」の場合、「貴病院(きびょういん)」といいます。 「○○クリニック」の場合は、「貴クリニック」といいます。 ただ、「貴クリニック」はあまり使用されません。 クリニックや、診療所は、介護施設などと同じように「貴施設」と言われることが多いです。 医療法人であれば「貴法人(きほうじん)」と言われます。

貴学園

「貴学園」は学園の尊称です。 「貴学園」は「きがくえん」と読みます。 「学園」とは、幼稚園・小学校・中学校・高校・短大・大学など複数の学校がある組織のことです。 「学校法人○○学園」などには「貴学園」を使用することができます。

貴園/御園

「貴園」「御園」は、「幼稚園」「保育園」の尊称です。 「貴園」は「きえん」と読みます。 「御園」は「おんえん」と読みます。 幼稚園の入試や、保育士・幼稚園教論として入社する際の面接や履歴書で使用することができます。 書き言葉は「貴園」、口語は「御園」です。

貴事務所/御事務所

「貴事務所」「御事務所」は、会計事務所・法律事務所の尊称です。 「貴方事務所」は「きじむしょ」と読みます。 「御事務所」は「おんじむしょ」と読みます。 文章で「貴事務所」を使用することは多いですが、言いにくさから「貴所(きしょ)」と呼ぶ人が多いです。

貴所

「貴所」は市役所の尊称です。 「貴所」は「きしょ」と読みます。 市役所の尊称には、他にも「貴役所」「御役場」は「市役所」があります。 「貴役所」は「きやくしょ」と読みます。 「御役場」は「おんやくば」と読みます。 また、「役所」や「役場」には「貴市(きし)」「御市(おんし)」「貴所(きしょ)」ということもあります。 組織名ではなく場所であるといったことから「貴役所」「御役場」ではなく「貴市」「御市」のほうが正しいとされていますが、「貴役所」を使用する人も多いです。 迷った場合には「貴所」を使用すれば間違いないでしょう。

「貴大学」の英語

「貴大学」の英語は「your university」「your college」

「貴大学」の英語は「your university(あなたの大学)」と表現します。「当大学」ならば「my university(私の大学)」となります。 英語には「貴」「御」を意味する敬語表現は存在しませんので、「could」や「would」を使い、文章全体を敬語表現にします。

I'd like to enter your college.

貴大学に入学したいと考えています。

Could you invite us to the open day at your college?

私たちを貴大学のオープンキャンパスに招待してくださいますか。

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