「miss」の意味と使い方を幅広く見ていきます。「Miss.」は女性に対する敬称として使われたり、動詞として複数の意味があったり、形容詞としても使ったりと色々な意味と使い方があります。また、日本語の「間違い」を意味する「ミス」は実は和製英語であり、「miss」を使うことができません。 この記事では「miss」の用法を徹底解説していきたいと思います。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
動詞「miss」の1つ目の意味は、「...がいなくて寂しい」になります。 「I miss you.」と言うと「あなたがいなくて寂しいよ」という意味になります。 「miss」は「会いたい」「悲しい」「恋しい」「寂しい」など色々な意味合いが含まれています。 基本的には、恋人、親友、家族など親しい人に対して使うのが基本ですが、アメリカなどではそこまで仲良くない人などに対して使います。
など時制によって、色々な使い方があります。「I miss you」の使い方に関しては下記の記事で詳しく書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。
例文です。
I miss you. I wish you were here.
君がいなくて寂しいよ。君がここにいてくれればなあ。
I missed you. How have you been
会いたかったよ。元気にやってた?
目的語が「人」ではなく「モノ・コト」の場合の場合は、「I miss___ 」で「何々が恋しい」というニュアンスになります。 人ではなく、場所や食べ物、体験など色々と目的語に置くことができます。 「何々することが恋しい」と言いたい場合は、「I miss ...ing」の形で使います。
”What do you miss most about Japan when you live in the US?” - "I really miss Japanese food."
「アメリカに住んでるとき、日本に関して何が一番恋しい?」-「和食が本当に恋しいですね」
I miss my family in Japan so much that I feel almost depressed in America. I think I'm homesick.
アメリカでは憂鬱になるほど、日本にいる家族が恋しい。おそらくホームシックだと思う。
「miss」には「...しそこなう、し忘れる」などの意味があります。 簡単に言えば「◯◯するのに失敗する(fail to do something)」という意味で、様々なシチェーションで使うことができます。 例えば、一番よく使うのは「電車に乗り遅れた」ときなどでしょう。 下記の例文のように色々な場面で使え、状況によって和訳は変化しますが、コアな意味は「何かするのに失敗する」になります。 「miss out on...」とすると「...の機会を逃す」という意味になります。
We missed the last train yesterday so we walked home together.
昨日は終電を見逃したので、一緒に歩いて家まで帰った。
Every morning I wake up very late, so I always miss breakfast.
毎朝とても遅くに起きるので、いつも朝ごはん食べる時間がない。
「missing」を形容詞とするか現在進行系とするかは文法的な議論の余地がありますが、基本的には形容詞として扱います。「missing」以外の形では、この意味で用いないからです。 形容詞「missing」は、主語が人ならば「行方不明」という意味になり、主語が物ならば「行方不明」という意味になります。 例文です。
She disappeared on her way to school and she has been missing since then.
彼女は登校中にいなくなり、それ以来行方不明だ。
The wallet I must have put somewhere at home is missing now.
家のどこかに置いたはずの財布がなくなった。
日本語で「ミス」というと「間違い」を意味しますが、英語では「miss」ではなく「mistake」です。 「ミス」は「mistake(ミステイク)」を省略して生まれた和製英語なので、注意しましょう。 「make a mistake」で「間違いをする」という意味になります。 「make a mistake in...」で「...で間違い」です。 「何かしらの間違い」は英語で「some mistake」になります。この言い回しの場合は「mistake」は単数形です。この「some」は「いくつかの」という意味ではなく、「何かしらの」という意味の形容詞になります。 例文です。
He made many mistakes in grammar on the English exam.
彼は英語の試験で、文法ミスをたくさんした。
There is no way I can do this. There must be some mistake.
おれがこんなことできるわけがない。何か間違いあるに違いない。
「Miss.」は女性に対する敬称としても使われます。日本語では性別を問わず「さん」になりますが、英語では性別によって敬称が変わります。男性は「Mr.」ですよね。「.(ピリオド)」は打つのが基本ですが、打たない場合もあります。 「Miss.(ミス)」:未婚の女性 「Mrs.(ミスィズ)」:既婚の女性 「Ms.(ミズ)」:未婚・既婚関係なく女性全般 「Mrs.」は「mistress」の略になります。 晩婚化や同性婚、事実婚など結婚のあり方や価値観が大きく変化している昨今、結婚の有無などで区別されるのを嫌がる女性も中にはいます。よって、基本的には女性に敬称をつける場合は「Ms.」を使うのが無難と考えます。
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