「mistake」という単語の使い方をよく日本人は間違えてしまいます。「mistake」の動詞としての用法や「miss」という単語と混同していたります。そこで今回は「mistake」の意味と正しい使い方を徹底解説したいと思います。
「mistake」は基本的に「名詞」で「間違い」という意味で使います。 「mistake」は動詞の用法もあるのですが、「間違える」という意味でネイティブはあまり使いません。(詳しくは後述します) 例えば、「この論文には何か間違いがあるに違いない」と言うには「There must be some mistake in this paper.」となります。
「mistake」を形容詞で修飾するとき、下記のような表現がよく使われます
☓「a larage mistake」とは言わない
などなど
それでは名詞「mistake」の例文を見てみましょう。
Buying this rice-maker was a big mistake. Too big to put it in the kitchen.
この炊飯器買ったのは大きな間違いだった。デカすぎて台所に置けない。
Oh, by the way, I've found a few grammatical mistakes in your English essay.
あ、ところで、あなたの英語の論文にいくらかの文法的間違いがありましたよ。
Am I under arrest? No way! There must be some mistake!
おれが逮捕?ありえない!何かの間違いがあるはずだ!
It was a mistake for us to come over here today.
こんなところに今日来たのは間違いだった。
My professor let my mistake go.
教授は私の間違いを見逃してくれた。
日本語で「間違い」のことを「ミス」と言います。これは完全に和製英語です。「mistake」を省略して「ミス」という言葉が生まれました。 英語で「mis」「miss」では「mistake」の意味はありませんので、ご注意ください。 「miss」の意味は、
などを意味する全く別の言葉です。
「間違い」を意味する「mistake」と「error」の違いを簡単に説明します
「mistake」・・・不注意や勘違いによる「間違い」 「error」・・・計算による誤り、裁判の誤審など合理的な基準から外れた「間違い」 ※しかし実際はそこまで明確な違いを意識して使っているネイティブは少なく、両者を交換して使ってもほとんどの場合意味が問題なく通じます。 ※「fault」は「責任」の意
動詞で「間違える」と英語でいう場合は、名詞「mistake」を使い「make a mistake」とするのが一般的です。この場合「mistake」 を動詞として使うのは可能ではあるが、ネイティブが日常的に使うことはありません。 「make」以外の動詞を使うことはできません。
I'm not blaming you. We all make mistakes.
あなたを責めてるわけじゃないよ。皆間違いはするんだから。
Make sure not to make any careless mistake!
ケアレスミスはないように!
Please correct me if I make any mistake.
もし1つでも間違いをしたら、直してください。
I made a critical mistake of dropping out of college.
大学を中退するという重大な誤りを犯した。
「make」を動詞として使う場合、ネイティブは「mistake A for B」という構文で、「AをBと間違える」という意味で使います。動詞「mistake」の活用は、mistake - mistook - mistaken です。 例えば、「I mistook some random guy for Johnny Depp. 」で「知らない男をジョニー・デップと人違いする」となります。
I called up Mary last night, and I mistook her mother for her.
昨夜メアリーに電話したとき、彼女のお母様を彼女かと勘違いしてしまった。
I'm always mistaken for my twin brother.
俺はいつも双子の兄と間違えられる。
People often mistake my silence for anger.
わたしが黙っているのを、皆よく起こっているのだと間違える。
「by mistake」で「間違って、誤って、ぼーっとしていて、うっかり」という意味になります。 「by accident」「accidentally」と似ていますが、「by accident」「accidentally」は「偶然、たまたま」というニュアンスですが、「by mistake」は「不注意」というニュアンスが強いです。 例えば、「あ、間違ってあなたの番号に電話しちゃいました」というには「Sorry, I dialled your nuber by mistake.」となります。
I left the Wi-Fi at home by mistake.
うっかりWi-Fi持ってくるの忘れてしまった。
I've paid this bill twice by mistake.
間違って、これ重複して勘定してしまった。
「mistakenly believe」もたまに使われます。「...であると誤って信じる」という意味で、「misunderstood」と同義です。 動詞「mistake」の過去分詞形「mistaken」が形容詞化し、それに「ly」がつき、副詞になったものです。「間違って」という意味になります。「believe」と修飾することが多く、「by mistake」のように日常英会話ではあまり登場しませんが、知っておくといいと思います。
Most people mistakenly believe that CO2 is the main cause for global warming.
ほとんどの人が二酸化炭素が地球温暖化の主な原因だと誤って信じている。
「Make no mistake!」は「間違いをするな!」ではありません。 これから発言する内容を強調する表現で、「言っておきますけど」「はっきり申し上げると」という意味で使います。 政治家や起業家が、人前でスピーチ、演説をするときにたまに使う表現です。 「Make no mistake about it.」とも言います。
Steve, make no mistake, you are the big part of this company.
スティーブ、言っておくけど、お前はこの会社の大切な一員なんだからな。
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