「reference」という英単語は知っていますか?辞書で調べると「参照、参考、関係、言及」などと色々な意味が出てきてわかりづらいですよね。それ以外にも全部で7-8個もの意味と使い方があります。そこで今回は「reference」のネイティブの使い方を分かりやすく徹底解説します。
※例文の音声マークをクリックすると発音の確認をすることができますので、ご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
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「reference」の意味で最も一般的なのが「言及」です。 「make reference to...」のように動詞の形で、「...に関して言及する」「...についてふれる」という意味で使います。 「There is no reference to...」で「...に関する言及はない」という意味になります。 「言及」という言葉は少し難しいですが、「話題に上げる、引き合いに出す」という意味と考えれば簡単に理解できると思います。 「mention」が同義語にあたります。(✗「mention about...」は不可なので注意)
などの言い回しもあります。 それでは例文です。
It looks like he avoided to make any reference to the accident.
その事故に関する一切の言及を彼は避けたように見えた。
There is no reference to his childhood in the magazine.
雑誌には彼の幼少期に関する言及はない。
If you type "English" into the Google search engine, it shows more than 1 billion references within 0.5 seconds.
グーグルで「English」と検索すると、10億以上の検索結果が0.5秒以内に出る。
最後の例文では「reference」を「検索結果」と和訳しました。グーグルによる「言及」は、「検索結果」にあたるので意訳してみました。
「reference」の2つ目の意味は「参考・参照」という意味です。 この意味でビジネスシーンで使う形は「for your reference」です。 「ご参考までに」「一応伝えておきますが」という意味になります。 「簡単に参考できるように」という意味で、
などの表現もあります。 例えば、
For your reference, I've attached the document in this email.
ご参考までに、こちらのメールに資料を添付しておきました。
などと使います。 この意味では「I will just let you know that...」というフレーズも使えます。「...について一応伝えておきます」という意味になります。 「Just to let you know that...」というフレーズもあります。「お知らせまでにですが...」という意味になります。
I'll just let you know that the tomorrow's meeting has been cancelled.
明日の会議はキャンセルされたことを一応伝えておきますね。
同じ意味でもっとカジュアルに使えるフレーズは「for your information」があります。略して「FYI」となります。(「for your information」をビジネスメールなどで使うことも可能です) SNSなどに「ちなみに」「伝えておくけど」「お知らせだけど」などと言う意味で使います。 大したことない情報の前に置くことで、ジョークのように使うこともあります。
FYI, I just arrived in America.
ちなみに、アメリカ着。
「reference」単体もしくは「reference book」で「参考文献」という意味でも使います。 マーケティングなどの分野で使用される言葉に「reference group」というものがあります。「準拠集団」と和訳されます。人の価値観や行動などに影響を与える集団を意味し、職場、家族、学校、地域、国籍などを指します。 かなり専門的な言葉ですが、知っていて損はない思います。
「reference」の3つ目の意味は「関係・関連」です。 「...と関係がある」という文章を作るには、
という形で使います。
Her comments were in reference to the incident that happened a year ago.
彼女のコメントは1年前に起きた事件と関係していた。
求人の応募などでも「reference」という言葉がよく登場します。 求人などに申し込むと「Please send your reference with your resume.」などと言われることがあります。 「resume」は「履歴書」の意味になります。日本語の「レジュメ」は「要約」などの意味で使うことが多いそうですが、英語圏で「resume」はほぼ確実に「履歴書」のことを指すので注意してください。
このような場合の「reference」は「推薦状」のことを指します。 「推薦状」は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、米国などでは就職や大学入学の際に権威のある人から「推薦状」を書いてもらうことがとても大切だったりします。
と言うこともあります。 また「推薦者(推薦する人)」のことを「reference」と表現することもあります。
「referece」の語源は動詞「refer」です。 「refer to」の形でネイティブはよく使う言葉なので、この記事でも紹介しておきます。
「refer to」も「...を言及する」という意味があります。 「refer to」=「make reference to」と考えれば簡単ですよね。
She always refers to her past in her novel.
彼女はいつも自分の小説で過去についてふれる。
「refer to A as B」を「AをBと呼ぶ」となります。 直訳すれば、「BとしてAに言及する」となりますが、「AをBと呼ぶ」という意味で使えます。 受け身の形にして「A is referred to as B」で「AはBと呼ばれている」という意味になります。
This new product is referred to as AAA.
この新しい製品はAAAと呼ばれます。
「refer to」は「を参照する」という意味もあります。 「参照」という言葉も少し分かりづらいですが、分からないことを情報元に「問い合わせる、尋ねる」というニュアンスと理解すればよいでしょう。「ask」に近いです。 「ask」の「尋ねる」は「人」にしか尋ねることができませんが、「refer to」は「人」以外の「物」にも「尋ねる」ことができます。
I referred to a dictionary for spelling.
スペルの確認で辞書を引いた。
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