「レジュメ」という言葉を知っていますか?大学やビジネスシーンでもよく使われています。今回はその「レジュメ」の意味や使い方、そして書き方を例も載せてわかりやすく紹介します!また、よく間違われる「アジェンダ」との違いも解説します。英語との意味の違いにも注目です。
「レジュメ」は元々要約・概要といった意味があります。 最近では特に研究発表・講演などの要点をまとめてを印刷したものといったニュアンスを含んで使われています。 「レジュメ」は「レジメ」と表記する場合もあります。 レジュメは要約されたものを指しますが、パワーポイントなどのスライドをただ印刷したものはレジュメとは呼びません。 また最近は外資系企業の影響もあって、履歴書や職務経歴書のことを「レジュメ」と呼ぶこともあります。
よく「レジュメ」と混同され間違えらることが多い「アジェンダ」ですが、最近ではビジネスシーンでもよく使われています。 「アジェンダ」とは実施すべき計画、行動計画のことや議事日程、議題のことを指して使う言葉です。 議事日程や予定表などを意味する英語「agenda」が語源となっています。 会社や職場では、会議やプレゼンの日程や目的(議題)、決定するべき事項をまとめた資料のことを「アジェンダ」と言います。 それに対して「レジュメ」は、会議やプレゼンで話す内容をまとめて要約した資料のことを指します。 「アジェンダ」と「レジュメ」は、共に会議資料などで使われることが多くあります。 どちらも、スムーズに会議を遂行するためにとても必要です。 なぜなら会議などで「アジェンダ」があることにで、開始・終了時間やテーマが明確化されます。 そして「レジュメ」があることで、話し合うべき内容とその重要なポイントが把握できます。 そのため全員が目的や内容を認識した上での話し合いになり、余計な話などダラダラ話すことなく、質の高い会議を行うことができます。
「サマリー」とは英単語の「summary」が語源となっています。 意味はあるものごとの内容のまとめ・概要・要約などとなっており、「レジュメ」と同義語になります。 「レジュメ」と「サマリー」の違いを説明します。 「レジュメ」は、研究結果や会議内容などを要約してまとめたもの、またそれを印刷して配布するもの、を指します。 それに対して「サマリー」は論文や会議、またウェブ上にある記事の要約・またその部分そのもののことを指します。 すなわち、「サマリー」をまとめて印刷したものが「レジュメ」になります。 最近では要約すること、という意味で「サマる」と使う人もいるようです。 「計画書をサマッといてくれる?」などと言われたら「要約しておいて」という意味になります。 また「サマリー」には。「合計」「総計」という意味もあります。 エクセルの関数である「SUM」も、このサマリーが表示語源になっています。
「レジュメ」という言葉は日常生活ではあまり使われませんが、ビジネスシーンや教育・研究分野でよく使われています。 意味はほとんど一緒ですが、若干ニュアンスが異なります。 そこで、シーン別の使い方と例文を紹介していきます! 学生時代に使っていた「レジュメ」と社会人になってから使う「レジュメ」にギャップが生じないようしっかりと理解しておきましょう。
ビジネスシーンで「レジュメ」という言葉はよく使われています。 主に、会議やプレゼンの場面において出席者に廃する、会議などの内容をまとめた資料のことを指します。 「レジュメ」を作成する上で大切なことは「要約されていること」「簡潔にまとまっていること」です。 「レジュメ」に目を通しただけで、内容や本筋が明確になるように作成しましょう。 そうすることで実際の会議やプレゼンで話す際に、相手が細かい内容や流れなどを把握しやすくなります。 そして、まとめるだけではなく付加価値があるとなお良いです。 たとえば、プレゼンや会議で細かく説明できないことや省略しなくてはならないことが出てきます。 時間の関係上の省略や、比較対象として持ち出されただけのものなど、様々です。 ただまとめただけではなく、プレゼンの聞き手にとって有益になるようなレジュメを作成するだけでも傾聴してくれるかどうかにも関わってきます。 「レジュメ」は基本的に会議やプレゼン開始前に配布されます。 ある意味、会議やプレゼンの「掴み」となるものです。 そこでどれだけ参加者の心を掴めるかが、プレゼンであれば特に大切になります。
主に大学など教育・研究の分野でよく使われている「レジュメ」とは、論文や研究内容などを要約したものです。 そしてセミナーを行う際やゼミなど研究発表を行う際に、その内容の要点を簡潔にまとめた配布する資料のことも指します。 教育・研究分野では「レポート」という言葉もよく使われています。 「調査や研究の報告書」を意味します。 「レジュメ」が研究したことや発表する内容をまとめたものを指すのに対して、それに自身の考察など加えたものを「レポート」と呼ばれています。 大学などでは、簡単な論文を「レポート」と言い、それを要約したものを「レジュメ」と言うことが多くあります。 学校や研究の分野における論文や研究の発表会などでは、そのどちらも用意しなくてはならないことが多くあります。 レポートは発表者全員分がひとつの冊子にして配られたりします。 ビジネスシーンでも話しましたが、こういった発表会でも「レジュメ」で心を掴めるかがカギとなります。 長い時間の発表会で聞いている人もだんだん疲れたり飽きてしまいます。 せっかく時間と労力をかけて準備した発表を聞いてもらえないのは残念ですよね。 しっかりと聞いてもらうためにも「レジュメ」を作る際には上手にまとめて、それを読むだけで興味を持ったり持って帰りたいなと思ってもらえるようなものを作るように心がけましょう!
先ほども記載したとおり、最近では「履歴書」のことを「レジュメ」と呼ぶようになりました。 カタカナ辞書などにも掲載されるほど、広く浸透しています。 履歴書作成アプリに「レジュメ」というものがあるほどです! 「レジュメの提出をお願いします」と言われて、「要点をまとめたものってどういうこと?」と思うかもしれませんが、就職や転職の場面で言われた場合は「履歴書」のことだと判断していいと思います。 しかし論文などの提出も要されている場合は、その論文内容をまとめたものをレジュメと指しているかもしれませんので不明な場合はきちんと確認しましょう!
「レジュメ」において、大切なことは「要約されていること」「簡潔にまとまっていること」です。 そして、それを見ただけでどういう内容をどういった流れで話すのかが分かるようにしなくてはなりません。 だいたいのレジュメは箇条書きや短文で構成されています。 まず最初に書かなくてはならないのが、「会議名や発表する演習名、日付、報告者名、タイトル」です。 ここで日付は作成日ではなく会議や発表が行われる日付です。 そしてタイトルは、報告や発表をする内容の一番したい主張、もしくは結論を短文表現したものです。 その次に説明する内容を載せていきますが、説明する順番を意識してましょう。 数字などをあてて見出しをつけて、箇条書きにすると見やすくなります。 書き方の例を載せておきますので、参考にしてみてください。
※文字の大きさや太さを変えて見やすくすると、なおいいです。 ーーーーー 1回『英語部マガジン2018 雑誌の発行について』 日時:2018年2月1日(木) 13:00〜15:00 場所:3階 会議室B 資料作成者・司会:渡辺マミ 参加者:プロジェクトメンバー 【配布資料】 1.レジュメ 2.予算内訳 3.参考資料 【内容】 1.予算について (13:00〜13:15) ・予算内訳資料を参照 2.雑誌内容について (13:15〜14:00) ・全体イメージ、キャッチコピー ・英語表現 ・英会話教室 ・海外のカフェ ・他のプロジェクトの紹介 3.発行日と販売方法について (14:00〜14:30) ・発行日に向けた日程調節 ・販売方法によって発行部数の決定 4.各部署とのミーティング日程について (14:30〜14:40) ・ライティング部 ・デザイン部 ・マーケティング部 5.第2回ミーティングについて (14:40〜14:45) 6.質疑応答 (14:45〜15:00) ーーーーー このようにまとめると会議で話し合うべき内容と流れが分かりやすく、時間内に話をまとめやすくなります。 また、時間割を書いておくだけでそれぞれが時間を意識するので、上司など自分より目上に人が長く話してしまうことがあっても、次の議題へ進みやすくなります。
ーーーーー 論文発表会2018 『なぜアイドルにはまるのか』 2018年2月1日(木) 人間生活学部人間心理学科 イケメン研究ゼミ K80922516T 轟 花江 1.本報告の目的 なぜ人々はいつの時代もアイドルにはまるのか、ファンの深層心理や背景に何があるのかを明らかにする 2.アイドルとは何か ・アイドルの歴史 ・アイドルに求められるもの ・アイドルのパターン 3.ファンになりやすい人の特徴 ・家庭環境や家族構成 ・自我形成 4.ファンたちの事例 ・アイドルにはまったきっかけ ・ファン歴10年以上の人たちの声 ・アイドルファンをやめた理由 5.結論 参考文献・人物 1 - アイドルとヲタク大研究読本(ポット出版) 2 - アイドルのいる暮らし(カンゼン) 3 - R.Wさん 4 - S.Mさん 5 - Y.Oさん ーーーーーー このように論文の場合、内容を大まかにまとめます。 ひとつひとつのテーマで何を話すのかわかりやすいよう小見出しをつけると良いです。 また、参考文献や資料は必ず載せ、協力してくれた人なども載せるとよりリアリティです。
「レジュメ」の英語は「resume」です。発音は「rɪzúːm」(リズーム)です。 「resume」はフランス語が語源の英単語です。 米国で「resume」と言った場合、ほとんど「履歴書」という意味で使います。 厳密には、「履歴書」という意味の名詞では「résumé」を使い、「再開する」という意味の動詞では「resume」を使う、という使い分けがされています。 しかし日常会話で「resume」を動詞で使うことはまずありません。 要点をまとめたプリントは英語で「handout」と言います。 ちなみに「プリント」は和製英語なので注意してください。英語で「print」というと、「...を印刷する」「大文字で記入する」という意味の動詞になります。 それでは例文を見ていきましょう。
He gave each of us a handout of the project so far.
彼は私たち一人ひとりに現在までのプロジェクトに関するレジュメを配布した。
He sent his résumé to 100 companies, but didn't get even an interview.
彼は100社に履歴書を送ったが、面接さえ1つもできていない。
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「レジュメ」について理解できたでしょうか? ✔ 要約・概要、研究発表・講演などの要点をまとめてを印刷したもの ✔最近では履歴書や職務経歴書のことも指す ✔ビジネスシーンや教育・研究分野でよく使われている 学生・社会人ともによく使われるものです。 また自分自身で作成することも多くありますので、相手にわかりやすい「レジュメ」が作成できるようスキルを磨いていきましょう!