「whatever」の意味は辞書で調べるとかなりたくさんあり分かりづらいと思います。今回はスラングの用法4つとよく使う通例の用法をわかりやすく解説します。
スラング「whatever」の1つ目の意味は、「どうでもいい、なんでもいい、どちらでもいい」です。 相手の言ったことに対して、無関心や諦めの意思表示をするために使います。この返事はかなり漠然としているので、「なんでもいいって何よ」と言われてしまうかもしれません。 「I don't care.」 「Who cares?」 「I don't know」 などと近いニュアンスを持っています。 場合によっては失礼な表現になるので注意しましょう。 アメリカ人は結構の返事として「whatever」をよく使いますので、覚えておくと便利です。 様々なシチュエーションの例文を音声付きで用意したので、みていきましょう。
"Should I call you tonight?" - "Whatever."
「今夜あなたに電話すべきですか?」- 「どちらでも。」
"Hey do you know the band called X?" - "Whatever. I'm not interested in rock music anymore."
「ねえエックスっていうバンド知ってる?」「なんでもいいけどさ。もうロック音楽興味ないんだよね。」
"Are you picking a fight with me?" - "Whatever man, don't fuck with me."
「ケンカ売ってんのか?」- 「はいはい、おれの邪魔しないでくれ。」
上記の例文のように、選択を求めている質問、有無の確認、ケンカを売られているときなど、様々な質問に対して、興味がないときに使えるのが「whatever」です。
スラング「whatever」には「などなど、何かそのようなもの、そんな感じ」という意味もあります。通例「or」または「and」と一緒に文末で使います。 「or something like that」 「or stuff like that」 「or things like that」 「and so on」 「et cetra」 などと近い表現です。
Please bring me water, tea, or whatever.
水かお茶か何か持ってきてくれ。
Every weekend, my wife cleans up the entire house, does the laundry, take a walk with the dog and whatever.
毎週末私の嫁は、家全体の掃除、洗濯、犬の散歩などいろいろやる。
スラング「whatever」には、「いったい何」という意味もあります。これは「what」を強調したもので、「驚き、当惑」を表現します。
Whatever is that big stuff?
あのデカイものは一体何?
Whatever are you thinking?
いったいあなた何考えてるの?
スラング「whatever」は、「どんなことが...しようとも」という意味もあります。 「no matter what」と同義で、「no matter what」を使う方が一般的です。 訳を聞いただけではピンとこないと思うので、例文をみていきましょう。
Whatever happens, you should not make a fuss.
何が起きても、大騒ぎすべきでない。
Whatever the problems are, we need to deal with them.
どんな問題であろうと、それらを処置する必要がある。
Whatever the cost, let's just do it!
どんなに費用がかかっても、やってみよう!
上の例文の「whatever the cost」ように、「whatever」のあとは主語(名詞)のみくる場合もあります。口語としてアメリカ人はよく使いますが、スラングですのでもちろん書き言葉には適しません。
I heard he is on a Paleo diet, whatever that is.
わたしの聞くところによると彼はバレオダイエットをしてるらしい、それが何かは知らんが。
上の最後の例文のような用法は、 名前や価値、意味が分からないときに使用する表現です。
こちらの用法はスラングではありません。 「whatever」の最も一般的な意味は、「なんでも」であり、「anything, everything」と同義です。
Do whatever you want to do.
やりたいことなんでもやれ。
Whatever has been done so far cannot be undone.
今までやってきたことは取り返しがつかない。
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いかがだったでしょうか。「whatever」の意味がなんとなくわかっていた方も、スラングとして使い方が整理されたのではないでしょうか?アメリカ人はとてもよく使う表現なのでぜひマスターしてみてください!