「pussy」という単語を知っていますか?辞書で引くと「ねこちゃん」と出てくるのですが、ネイティブは全く違う意味で日常的に使用しています。今回はスラング「pussy」の正しい意味とネイティブの使い方を解説します!
※音声付き例文がありますので、発音の確認に活用してください。音声はアメリカ英語になっております。
「pussy」のコアの意味は「ねこちゃん、ニャーニャー」です。 猫は「cat」ですが、幼児語で「pussy」と言います。「puss」「pussycat」と言っても同義です。日本語でも猫のことを子供が「ニャーニャー」と言ったりしますよね。それと同じです。大人が猫に対して親しみを込めて呼ぶときにも使う言葉です。 辞書でも「pussy」と調べると「ネコちゃん」と出てくると思いますが、ネイティブはこの意味でほとんど使いません! それではどんな意味で「pussy」は使われているのでしょうか??
Here puss, puss!
ネコちゃん、こっちおいで!
「pussy」はスラングで「女性のあそこ」を示します。 また性の対象としての「女」という意味もあります。 ともに女性を侮辱する下品な言葉なので、公共の場所やビジネスシーンでは使用を避けましょう。 米国トランプ大統領が、女性との性的交流のことを「Grab them by the pussy」と以前に発言していたことが選挙中に暴露され、トランプさんは非難を浴び、彼の女性差別が社会問題化しました。「Grab them by the pussy」というフレーズ自体は具体的にどんな行為を指しているのかは不明ですが、(このフレーズからネイティブでもどんな行為なのか推測することはできないみたいです)「pussy」という単語が使われているので卑猥な行為であることは間違いありません。 「ネコちゃん」など小動物を意味する単語がスラングで「女性のあそこ」を意味する現象は、その他のヨーロッパ系言語でもよく見られます。
などもすべてスラングで「女性のあそこ」を意味します。
I heard American girls shave their pussies every day.
聞いたところによると、アメリカ人の女の子は毎日あそこを剃ってるらしい。
Guys let's party tonight! Why not bring some pussies!
皆今夜は騒ごうぜ!女連れてこいよ!
「女性」または「女性のあそこ」という意味から転じて「pussy」は「臆病者」「女々しい奴」という意味で使われるようになりました。 これは男性が、女々しい男性に対して使う侮辱的な言葉です。 日本語の「女々しい」という言葉も「女」という感じが使われているので、成り立ちは似ているような気がします。 例えば、男性同士でお酒を飲んでいて、片方がアルコールに弱く全然飲めないと「Don't be a pussy!」(女みたいにクヨクヨしてないでもっと飲め!)と言ったりします。(私もアメリカ人の友達に言われたことがあります。。。でも実際は女性より男性の方がクヨクヨしてるんじゃ。。。) しかしこの用法も下品な言葉ですから、基本的にはあまり使わない方がよいでしょう。また女性がいる席では絶対使わない方がいいと思います。
You can't drink anymore? Don't be a pussy! Drink up!
もう飲めないって?女々しくなるなよ!イッキしろよ!
Your parents won't let you go to the party? Oh, come on man, stop being a pussy.
お前の親がパーティー行っちゃダメだって?おい、まじかよ、女みたいなこと言うのはやめろ。
「pussy」と発音が似ている単語に「pushy」というのがあります。 カタカナだとともに「プッシー」になりますが、「pushy」は「sh」の発音です。 「see」と「she」の発音の違いと同じです。 「pushy」は「押す」を意味する「push」の形容詞です。「押しの強い、でしゃばりな、強制的な」という意味になります。 意味が全く違いますが、発音が日本人にとっては似ているので、気をつけてください!
I don't wanna be pushy, but you should go there for sure!
でしゃばりたくないけど、絶対あそこに行くべきだよ。
I don't want to sound pushy, but I think everyone should have a vegan diet.
押し付けがましいのは嫌なんだけど、ビーガンという食事方法を皆さんすべきだと思う。
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