英語ネイティブが何か小さいミスをした時に「Oops!(ウップス!)」と言っているのを耳にしたことはありませんか?映画やドラマでもよく聞くこの「Ooops!」は一体何を表しているのでしょうか。今回の記事ではこの「Oops!」が持つ4つの意味と使い方を詳しく説明していきます。
「oops」が使われる時のほとんどは自分の小さな失敗や間違いに対する間投詞として使われています。 「oops」は「whoops」と書くこともあり、発音は「ウップス」となります。 日本人が小さなミスをした時に「あ!」「しまった!」と思わず声に出してしまうのと同じ感覚で、ネイティブは「oops!」と言います。 「shit」「shoot」「fuck」などやや下品な表現と同じ感じで使いますが、これらの表現に比べると「oops」は下品な響きはないです。 「oops」の変化形として「Oopsy(ウプシー)」と言う場合もあります。より控えめで可愛らしく子供っぽい響きとなります。
Oops! I spilled my coffee on the table.
あ!コーヒーこぼしちゃった!
Oops! I typed two Bs by mistake.
しまった!間違って「B」を二回タイピングしちゃった。
Oopsy! I forgot to make a phone call to my daddy.
やっちゃった!パパに電話するのを忘れちゃったわ。
「oops」の表現のひとつに「oops-a-daisy」とあります。 「ウップシデイジー」と発音するのですが、これはよく親が子供に対して言う表現です。 例えば子供が遊んでいるおもちゃを落とした時に、親が子供の小さなミスに対して「oops-a-daisy!」と言います。
Opps-a-daisy! You dropped teddy bear on the floor. Don't worry, I will get it for you.
あれま!くまちゃん落としたの。大丈夫よ、拾ってあげる。
「Oops!」は相手に対する返事として軽い謝罪の意味でも使うことができます。「sorry」に近いニュアンスです。 あくまで「Oops!」は小さな間違いに対して使う表現です。 仕事で重大なミスを犯した場合に、上司に「Oops!」などと言ってしまうと上司を怒らせるばかりか、大変な事になりますので使わないでくださいね!! 自分が犯した過ちをしっかり省すべきときは、
など、きちんとした文章で、心を込めて謝罪の意を伝えましょう。
"Did you get my drinks as well?" - "Oops! I totally forgot about it. I'll get them now."
「おれの飲み物も買ってきた?」‐「あ、ごめん!完全に忘れてた!今から買ってくるね。」
"I heard you told Bill about a surprise birthday party." - "Oops! I didn't know it was a surprise."
「ビルにサプライズの誕生日会のこと言ったんだって?」-「ごめん!サプライズって知らなかった」
"Have you completed your tasks already?" - "No yet. I'm terribly sorry about that."
上司「タスクはもう終わった?」‐ 部下「まだです。本当に申し訳ありません」
これまで紹介した使い方では「oops」の後に文章が続くことが多いですが、 「oops」は「Oops?」と単体で使うこともあります。 この言い方はふざけた謝罪で、反省していない意思表明のようなものです。 日本語でよくふざけて言う「スマソ〜」「すみますみませんでしたすみま〜」などと近しいニュアンスです。
"Did you finish your homework?" -"Oops?"
「宿題終わった?」‐「スマソ!(やってないや。反省してないけど)」
悪意を持っているのにあえて「Oops!」を言うと嫌味や皮肉っぽくなります。 例えばクラスに1人はいるいたずら好きの子が、悪いことだとわかっているにもかかわらず、 友達の持ち物を壊して「Oops!」と言う時には、「わざと壊してるのだが、過って壊れちゃったの、ごめんね」という嫌味ったらしいニュアンスが含まれています。
Oops! Your textbook is gone. You will be scolded by the teacher.
あらら。教科書無くなっちゃったのね、先生に怒られちゃうよ。
上記の例文では、教科書を隠しているのは言っている本人だが、それは知らないふりをして教科書が無くなった友達に対して哀れみの心を表しているニュアンスです。 このようないじめは決してよくありませんが。
これはあまり知られていない使い方ですが、「oops」は、「(恋人)を誤って妊娠させる」と動詞としての意味もあります。 ニュアンスとしては、避妊をしていたにも関わらず恋人(もしくは恋人以外)を妊娠させてしまったとなります。
How come did you oops your lover? You are not ready to be a father yet!
どうして恋人を妊娠させちゃったの?まだ父親になる準備が出来ていないでしょう!
あの有名なブリトニー・スピアーズの代表作のひとつに「Oops!…I did it again.」という歌があります。 曲名にも「Oops!」が使われていますが、曲中サビでも「Oops!」と歌っています。 2000年だと今からもう約20年前の歌になるので知らない人が多いかもしれませんが、 この機会にぜひ一度聴いてみてください。
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