あなたの周りに自分勝手な人はいませんか?自分勝手な人と付き合うのはとても忍耐力が必要です。本記事では自分勝手な人の特徴、自分勝手になってしまう原因、自分勝手な人の対処法、自分勝手な性格を治す方法についてご紹介していきます。
「自分勝手」とは「他人の都合や迷惑を考えず、自分の都合や欲求だけを優先させる態度のこと」です。 あなたの周りにもそんな自分勝手な人はいませんか? 自分勝手な人は自分の欲求にとても素直なので、周りのことは気にせず行動しがちです。 そのため自分勝手な人と付き合っていくには忍耐力が必要になってくるのです。 本記事では自分勝手な人の特徴、自分勝手になってしまう原因、自分勝手な人の対処法、自分勝手な性格を治す方法についてご紹介していきます。 自分の身近にいる自分勝手な人と上手く付き合っていきたいという人は、是非参考にしてみて下さい。
自分勝手な人はとにかく自分が世界の中心です。 他人のことなどおかまいなしで、自分のやりたいことのみやります。 例えば、翌日も仕事があるからと寝ている人の隣で「自分は明日休みだから〜♪」と深夜に大音量でゲームをしていたり、恋人が疲れて休日はゆっくりしたいと思っていても「どこかに出掛けよう」と駄々をこねたり、逆にちゃんとデートの予定を立てていたのに前日にはしゃぎ過ぎてしまい「今日はどこも行きたくない」と我儘を言って相手を振り回します。 それを指摘すると「だって仕方ないでしょ?」とあくまでも自分は悪くないスタンスを貫きます。
自分の思い通りにいかないと不機嫌になるのも自分勝手な人の特徴です。 自分勝手な人の中で自分の意見は絶対で「自分の思い通りにしたい!」という欲求がとても強いです。 そのため意見を否定されたり、賛成してもらえないとその欲求が満たされず、爆発して不機嫌になってしまうのです。 しかも不機嫌になる時はとってもわかりやすく、自分の中で沸々と怒るのではなく、あからさまに「機嫌が悪い」ということをアピールしてきます。
自分勝手な人は自分が話したい!と思ったら止まりません。 そのため他の人が話している間も割り込んで入ってきて自分の話をし続けます。 また、誰かが話そうとしても自分の話したいことがあれば止めることをしません。 自分勝手な人は自分を中心に世界が回っているので、自分の経験や考え方にしか関心がありません。話を聞いてもらいたいという気持ち以上に、自分のことを語っていることに酔いしれています。
自分勝手な人は自分の考え方が正しいと信じて疑いません。 そのため自分の考え方を他人に強要してしまうこともしばしばあります。 「私の考えが正しいんだから従って当然でしょ」と思っているので、否定されたり反対されると機嫌が悪くなります。 また、自分の考えを強要するだけではなく、相手の考え方に対して疑問を感じたら「それは間違っている」とバッサリ否定することも… とにかく自分の考え方と違うものには聞く耳を持ちません。 しかし、自分にとってのベストが相手にとってもそうとは限らないということを忘れてはいけません。 相手の意見をしっかり聞き、尊重した上で自分の考え方を伝えてみましょう。
他人の気持ちを考えることができないのも自分勝手な人の特徴でしょう。 自分勝手な人は自分さえ良ければそれで良いので、そもそも他人の気持ちを考えずに行動してしまいがちです。 ギリギリになって遅刻、キャンセルの連絡をしてきたり、「太ったね」など相手が傷付くようなことも平気で言ってしまいます。 自分が正しいと思っているので相手の気持ちが理解できず喧嘩になってしまうこともあります。 相手の気持ちを考えない行動や発言が目立つので周りからはどんどん人がいなくなっていきます。
自分勝手な人は人に頼ることはあっても逆に人に頼られることを嫌います。 「これをして欲しい」「あれやっといてくれない?」など人にはバンバン頼み事をしますが、自分にメリットがないと助けようとしません。 自分が興味がない人に頼み事をされても「時間がないので」「自分でしてください」と言って断ります。 恩返しの精神がないので自分がしてもらったことはすぐに忘れますが、自分がしてあげたことはずっと覚えていて「あの時〇〇してあげたよね?」と恩着せがましく言ってきます。
人によって態度を変えるのも特徴の一つでしょう。 自分勝手な人は「この人嫌い」「この人と仲良くしても意味がない」「この人は自分より下だ」と判断した人は冷たくあしらい、「この人に好かれたい」「この人と仲良くするとメリットありそう」と判断した人には優しくしたり、媚を売ります。 しかし、こういった態度の変化は周りの人は結構気付いているものです。 自分の損得勘定で人を選んでばかりいるといつか痛い目にあうかもしれませんね。 冷たい態度をとられ人からはもちろん好かれることはないので、誰からも愛される存在とは程遠いと言えるでしょう。
自分勝手な人は自分の非を認めません。 なぜなら、自分が正しいと思っているからです。 自分の考えが中心なので間違えるわけないんですよね、本人の中では。 そのため周りから「それ間違っているよ」と言われても、なかなかそれを認めることが出来ません。 数字や形として失敗しない限り認めることはなく、万が一数字や形に表れたとしても自分に非があったとは思えずに、他の理由を探したりします。
幼少期に、両親や周りの大人たちから甘やかされて育ってきた人は我慢をするということを知りません。 欲しい物は買い与えられて、悪いことをしても怒られず、ワガママも全て聞いてもらえたような子供だった場合、大人になってもその部分が残ってしまうため自分勝手になってしまいます。 その時は子供が喚いたりすることを制するためであったり、我が子が可愛くて甘やかしてしまったのかもしれませんが、大人になってから社会に馴染めず苦労する人が多くなっています。
また甘やかされたのとは逆に、幼少期に厳しくされすぎてしまった人は大人になってから自分勝手になる可能性があります。 これは、幼少期に親といる間我慢をしすぎたせいで、自立や一人暮らしなどを始めたり年齢を重ねて友達と遅くまでつるむようになったりした時に、今まで我慢していたものが爆発してしまうパターンです。 やっと自由になれたんだ!という気持ちになってしまい、世界の中心が自分になってしまいます。
また、現代では自分の好きなことや才能を伸ばし、自由に生きるという考えが広まりつつあります。 そのため定職に就かずフリーで働いたり、動画や写真を投稿してお金を稼いだりしています。 YouTuberやインスタグラマーが、サラリーマンの何倍も稼いでいる時代です。 しかし、その「自由」という考え方を「身勝手」と履き違えて言動に移してしまっている人が多くなってきています。 もちろん「自由」とは、自分が思うままにふるまい、他からの束縛や強制を受けずにいることです。しかし、身勝手に周りに迷惑をかけたり嫌な思いをさせるのは違います。 自由は、法律やマナー、ルールなどのうえで成り立つものです。そこを履き違えている人が多くなってきていることから、自分本位な人が社会に増えてきてしまっています。
自分勝手な人は周りの人を振り回しがちです。 あまりにも我慢できないようであれば距離を取りましょう。 振り回される側はもちろん疲れますし、「なんなの?」とストレスに感じてしまうことも… 自分勝手な人と付き合う以上は相手が改心しない限り、振り回される側は自分を押し殺さなければいけないことも多いでしょう。 自分勝手な人と付き合うことが負担になってしまうようであればその人との関係を見直した方が良いかもしれませんね。
仕事の関係でどうしても距離を置くこともできないということもありますよね。 そんな時は必要最低限の付き合いで済ませましょう。 ストレスの根元になるような人と無理に付き合う必要はありません。 飲みに誘われても適当な理由を付けて断ったり、なるべく離れた席に座って会話を避けたり、会話を必要最低限に留めるなどしてなるべく関わらないようにしましょう。 なるべく関わらないようにしていれば、向こうも察して離れていってくれるかもしれません。 たとえ察してくれなかったとしても、最低限の付き合いに留めておけばストレスは少なくて済みますよね。
自分勝手な人と話す時はイライラしないようにするのも対処法の一つです。 自分勝手な行動や、相手のことを考えない発言にイラッとすることもありますよね。 ですが、一度イライラしてしまうとあれもこれもとどんどんイライラが募っていき、集中力が欠けることでミスをし、結果自分に被害が及んでしまうこともあります。 そうならないためにも自分勝手な人と話す時にはイライラせずに、「はいはい」と流しましょう。
どんなに忍耐強くても我慢できないこともありますよね。 どうしても我慢できなくなってしまった時は相手に伝えても良いでしょう。 実は自分勝手な人のほとんどは「自分勝手なことをしている」という認識はなく、無自覚なのでたちが悪いです。 「こんなところが嫌だ」「傷付いた」または「こういうことはやめたほうがいい」と伝えるのも相手のためになります。 しっかり伝えることで相手も自分の過ちに気が付き、反省し、言動を改めることができます。
こちらがどう頑張っても無理な場合は思い切って環境を変えるのもありです。 職場に自分勝手な人がいて「もう付き合いきれない」と思うのなら転職を視野に入れてみたり、異動願いを出して環境を変えてみましょう。 恋人や友人が自分勝手で、一緒に居るのが耐えられないなら別れを告げて新しい恋愛、交友関係に目を向けるのもいいですね。 自分の人生です。誰かに振り回される必要はありません。
自分勝手な人の言葉や行動にいちいち反応していると疲れてしまいます。 それならばいっそのこと「この人はこういう人だ」と割り切って相手に歯向かわないのも対処法でしょう。 自分勝手な人の言葉や行動にイライラしていてもストレスが溜まるだけです。 かと言って指摘するのもちょっと…という人は「この人はこういう人だから仕方ない」「こういう人って周りから好かれないだろうな」「はいはい、わかりました」と割り切った方が楽かもしれません。
いくら相手が大切な人だからといって、自分勝手な言動の言いなりにはならないようにしましょう。 言いなりになってしまうと、どんな人間関係も破綻します。 いつかしんどい思いを我慢できずに爆発してしまう時が来ます。 自分勝手な相手を受け入れつつも、何でもかんでも言う通りにするのはやめましょう。 だいたい自分勝手な人は、最初は何でも言うことを聞く相手を大切にしますが、すぐに飽きることが多いです。新たに違う人を手に入れようとしたりします。
あまりに我儘な時は指摘してあげましょう。 「それは我儘過ぎるよ」「非常識なことをするのは良くない」と、伝えましょう。 自分勝手な人には、実は素直な人もいます。 自分を中心に物事を考えてしまうけど、信頼している人からの指摘は素直に聞き入れる人も多いです。 むしろ、素直に聞き入れたくないような相手とは付き合わないでしょう。 ただ、相手の優しさに甘えてワガママな言動をする可能性もあります。
我儘を指摘をするなら、ついでに周りがどう思っているかも伝えてあげましょう。 自分勝手な人は他人の気持ちを考えることができないので、自分の我儘な発言や行動のせいで周りがどう思っているのかももちろん考えていません。 相手のことを思うのであれば「あなたのこういう行動や発言は周りの人を不快にしてしまうんだよ」「自分勝手な行動を続けるとみんな離れていってしまうよ」と教えてあげましょう。 周囲がどう思うか理解すれば、自分勝手な行動も慎むようになるでしょう。
何度も言うようですが自分勝手な人は他人の気持ちを考えずに発言、行動します。 そんな性格を治すためにはまず相手の立ち場を考えさせることが大切です。 そんなことを言われたら、されたら相手が一体どんな気持ちになるのか、それを理解させないことには根本的な解決にはならないでしょう。 教えて上げることは簡単ですが「あなたも同じことをされたらどう思う?」と相手の立ち場になって考えさせることも大切でしょう。
利他主義な人の話をするのも効果的でしょう。 利他主義とは自分の利益よりも他の人の利益を優先させる考え方のことです。 「〇〇さんが残業までして仕事を手伝ってくれた」「電車でおばあさんに席を譲っている人がいた」など、利他主義な人の話をすることで、世の中には相手を思いやる心を持ったこんなに素晴らしい人がいるんだよと教えてあげましょう。 親切心や相手を思いやる心に触れることで、自分の今までの行いを振り返り、考えを改める良い機会になるでしょう。
やはり、自分勝手な人は最終的に孤独になりますよね。 誰も自分勝手な人と一緒にはいたくありません。 どこかで見切りをつけて、離れていくでしょう。 そこで反省をしてくれればいいですか、自分勝手な人ってそれでも自分の非を認めないんですよね。 離れて行った人たちの悪口を言い続けるでしょう。
自分勝手な人は、仕事でも周りに迷惑をかけまくります。 あまりの自分勝手さに、同僚はもちろんのこと先輩や上司も見捨てることになるでしょう。 しかも社内って「あの人やばいらしいよ」といった噂はすぐに広まります。 直接関わっていなくてもそういった噂を聞きつけて、関わらないようにしようとします。 結局、仕事も居場所もなくなり会社を辞めることになります。 自業自得なんですけどね。