「天涯孤独」って、文字を見るだけで寂しくなってきますね。文字通り身寄りが一人もおらず、ずっと一人だということです。ただ昨今では結婚をする人が少なくなってきており、天涯孤独な人も増えてきています。そこで今回は「天涯孤独」について詳しく解説していきます。天涯孤独になってしまう人の特徴や原因、そして天涯孤独になってしまうNG行動を紹介します。また天涯孤独のメリットや楽しむ方法なども紹介するので是非参考にしてみてください。
「天涯孤独」の意味は「身寄りが一人もいないこと、故郷を離れてひとりぼっちで暮らすこと」です。 それに加えて、一生独身のまま生きている人のことも指して使われます。 自分はこの先結婚もせず一人で生きていくんだろうな、と思った時に「どうせ私は天涯孤独よ…」などとつぶやいたりします。
●ひとりぼっち 意味:肉親や仲間がいなくて、ただひとりであること。孤立していること。 「私は学生時代、ずっとひとりぼっちだった」 ●一生独身 意味:死ぬまでずっと独身であること 「一生独身でもいいやと思ってから、毎日が楽しくなりました」 ●単身 意味:ひとりだけであること、家族のいないこと 「単身で寂しいと思ったことは一度もありません」 ●はぐれ猿 意味:家族や友人を持たずひとりでいること 「はぐれ猿だったアイツが、子供と幸せそうに歩いてるのを見てなんだか嬉しかった」
「天涯孤独」の英語は「all alone」です。 この「all」は「すべて」という意味ではなく、「完全に」というニュアンスです。
He is all alone, having no family or friends.
彼には家族も友もなく天涯孤独だ。
天涯孤独になってしまう人に多いのが、仕事人間です。 結婚よりも仕事!仕事!仕事!で生きているタイプです。 仕事に誇りを持ち、日々成長をしたいと全力を注いでいます。 また仕事に役立てるためのスキルを身につけたり、そのスキルアップのための時間やお金を惜しみません。 特に女性は、結婚をするとどうしても男性の仕事を優先するようになる夫婦が多く、家事をするために早めに上がらなければいけなくなったりします。また、男性よりも女性の方が給料が高かったり仕事が充実していると男性のプライドに傷が付き夫婦関係がギスギスすることもあるので、万が一結婚相手を選ぶことになっても慎重になります。 そんなことを考えているとめんどくさくなってしまい、仕事にも専念出来るし人間関係に悩まなくていいし独身生活最高〜〜!となってしまうわけです。
独身だと、何のしがらみもなく、誰かを気にすることもなくいつまでも自分の思うままでいられるのも魅力です。 結婚をして、子供が出来て幸せそうな人たちを見ると「いいな〜」と思う反面、「子供が体調崩したから遊び行けなくなった」「旦那の勤務が変わって会えるの来月以降になりそう!」「嫁のお義母さんが遊びに来るからさ…」なんて話を聞いていると「自由でいよう」と思ったりします。 「自由でいたい」「一人が楽だから」と思っている独身の多くは、幼少期から決められたことをするのが苦手だったり、みんなと同じが嫌だったりした人が多いのではないでしょうか? 先生に国語ドリルをやれと言われると何かやる気になれなかったり、女性であれば周りの女子がみんなピンク好きだったから水色を選んでみたり…。筆者はそういう子供だったなと思います。 結婚をしたくないと思っている人の多くは元々「自分で何もかも決めたい」「自由でいたい」という気持ちの強い人が多いです。
人生において、大きな夢や目標があって独身を貫いている人もいます。 例えば、仕事を頑張ってお金を貯めて世界一周旅行をしたい!といった夢がある場合、結婚をしてしまうと家族を置いて一人で海外に行くのは難しかったりしますよね。 万が一子供が出来てしまえば、子供を置いていくわけには行きません。 他にも、欲しい資格があるとか、手に職をつけて新たな世界で頑張りたいといった目標があると、結婚のことなど考えられません。
アイドルやアニメのキャラクターのガチオタも一生独身を貫く人もいます。 アイドルやアニメのキャラクターに完全に恋をしてしまっている人、追っかけをしていることが楽しすぎて他のことに興味がない人、または本気で恋をしているわけじゃないけどそれ以外に好きだと思える異性がいない…などなど。 恋をしていないからガチオタになったのか、ガチオタだから恋をしていないのかは、本人たちも分からないことが多いようです。 また、ガチオタでいることが楽しすぎてやめられない人も多くいます。 しかし結婚するにはガチオタを辞めなければならないことを分かっています。受け入れてくれる異性は少ないし、家族のことを考えても経済的にオタ活(=オタク活動)を減らさなければなりません。 そういうことを考えると「自分には独身が向いているだろう」と、一生独身のままでいます。
天涯独身の人の中に、性格がキツすぎて異性とうまくいかない人もいます。 この場合は仕事が出来て頭も良いが故に、自分より出来ない人に対して強く言ってしまうようなタイプです。人が出来ないことやミスしたことが理解出来ずに「なんでそんなことも出来ないの?」と相手の心をズタボロにしいてしまいます。 本人も「男/女なんてしょーもない!」と思っており、誰かと付き合うことが考えられません。 また自分のキツさを自覚しておらず、キツい言動を繰り返して異性から距離を取られてしまっている可能性もあります。
モテる人も天涯孤独の可能性があります。 異性からチヤホヤされることが嬉しくて、誰か一人のものになるのをためらってしまいます。 ただ、いつまでもチヤホヤされるわけではありません。 年を重ねたり、周りがどんどん結婚していくとチヤホヤしてくれる人が減ってきます。 本人はチヤホヤされることに甘えて遊びまくっていたので、その印象も周りからは消えません。 遊ぶのはいいけど、結婚は真面目な人としたいから…と結婚は遠ざけられてしまいます。
母親を大事にすることはとても良いことです。家族が仲が良いのも幸せですよね。 しかし、母親に対する想いの度が過ぎる男性は「マザコン」ですよね。 彼氏がマザコンだと知って、別れてしまう女性も多いです。 また、お母さんが絶対!な男性は、お母さんと少しでも違う女性を受け入れられません。 その結果、誰かと付き合ってもすぐに嫌になってしまいます。 「お母さんはこうしてくれる!」などと言ってしまうこともあります。 お母さん呼びならまだいいですが、社会人の男性が「ママ」と呼んでいたら…女性どころか職場の人などにも引かれてしまいます。
独身女性の中にはとにかくこじらせている!という人もかなり多くいます。 こじらせ女子にはさまざまなタイプがいるんですよね。 ・自虐キャラタイプ 自分のコンプレックスなどを笑いのネタにしてしまっているタイプです。 自虐キャラは恋愛対象として見られなくなり、下品な印象を与えてしまいます。 ・引きこもりタイプ 仕事以外で人とコミュニケーションを避けて過ごしているタイプです。 ネットの世界で生きていることが多いです。 ・腐女子タイプ 男性同士の恋愛を想像したりBL漫画を楽しみにしているタイプです。 最近ではアイドルや漫画のキャラにガチ恋をしている人も腐女子と呼ばれることもあります ・大和撫子タイプ 家事が出来るアピールがすごいタイプです。 男性に尽くしすぎるが故に引かれてしまうことが多いです。 ・婚活疲れタイプ 結婚願望が爆発して自分磨きや婚活に時間・お金・労力をかけすぎているタイプです。 必死すぎてうまくいかず、婚活成功した人の悪口を言うことが多いです。 ・オンリーワンタイプ 自我が強すぎるタイプです。 自分はオンリーワンだと信じ込み、とんでもない格好をしたり言動をしてしまいます。 様々なタイプのこじらせ女子がいます。 あーいるいる、って思った方も多いのではないでしょうか?
他人に全く興味がない人っていますよね。 なので誰かと一緒になるとか、好きになるどころか関心が持てません。 そのため、職場でも業務上必要な会話はするけど勤務時間外ではほとんど話さなかったり、休みの日は基本的に一人で友人もほとんどおらず遊ぶことがありません。 この場合は、特に自分の中で「独身でいよう!」と意識をしなくても天涯孤独でしょう。
独身の多くが思っているのが「一人が好きすぎる」「一人でいるのが楽すぎる」です。 友達と遊ぶのも好き、家族とゆっくり過ごすのも良い、と思っているのですが、一人の時間が訪れると至福すぎてたまらないんですよね。 自分の部屋でのんびりテレビ見たり、おいしいもの食べたりしながらネットサーフィンして、買い物も一人なら相手のこととか時間とか気にせず楽しめるし、誰にも邪魔されずに趣味に没頭してる時間は幸せホルモンがドバドバでこのうえ幸福感で満たされます。 この時間が結婚をすることで少しでも減ったり、もしかしたら無くなるかもしれないと思うと恐怖を覚えるレベルです。好きな人と一緒にいることでしか得られない幸せもきっと出るのだろうと頭では理解していても、身体が覚えてしまっているこの「一人がいかに最高であるか」から抜け出せなくなっています。
やっぱり、今はまだ結婚とか考えずに仕事に専念したいと考えている人が多いです。 まだまだ目標達成できていなかったり、昇進のために全力を注ぎたかったり、やりたいことのために資格習得をして次のステップに行きたかったりと専念したい理由は人それぞれです。 仕事で成功するために上司と頻繁に飲みに行ったり接待をしている人も多いです。そのため結婚したところで家庭を蔑ろにしてしまう可能性があると考えています。 また、結婚をするとなると夫婦関係のことや子供のことも考えなければいけなくなり、キャパオーバーになってしまうと考えている人も多いです。 さらに女性の場合は結婚をして妊娠・出産をするとなると、仕事を休まなければいけなくなります。 今は仕事を休みたくないと考えている女性は、結婚はまだしたくありません。 結婚はそのうちしようと思えば相手を選ばない限りどのタイミングでも出来ますが、仕事はその時にしか出来ないことがたくさんあります。また積み上げてきたキャリアがあればあるほど、一度のミスで全てがパーになる可能性もあるので安定するまでは仕事に専念したいと考えているようです。
だらしない人も結婚は難しいでしょう。 だらしないにも色々あります。
などなど。 このタイプは他人と一緒に生活するのは難しいでしょう。 一緒になる人は疲弊してしまいますし、呆れてしまい100年の恋も冷めるレベルです。
やっぱりまだまだ遊びたい!同性同士で遊ぶのが楽しくて仕方ない人も、色んな異性の人と遊んでいたいと思っている人も、家庭に入って落ち着くなんて考えられません。 付き合うどころか結婚したら、配偶者とのこと・義実家のことも考えなきゃならず遊び呆けるわけにはいきません。ましてや他の異性と遊ぶことは法的に罰を受けることになります。 そのため「結婚なんかしたら、好きなように遊べなくなっちゃう!」と、結婚したくないと思っている人が多くなっています。
結婚をすることではなく、そもそも恋人をを作ることすらめんどくさいと思っている人も多くいます。 恋愛がとにかくめんどくさくて、相手を気遣ったりデートの約束をしたりプランを立てたり…と自分の時間や労力を誰かに使うのがめんどくさいと思ってしまいます。 また、以前付き合っていた彼女がワガママだったとか、彼氏の束縛が激しかったとか、恋愛で疲弊してしまった過去があると恋愛とはめんどくさいものだと思ってしまっている可能性があります。 理由は人それぞれですが、恋人関係というものがめんどくさくなってしまっている人も多いです。
自分に自信がなく自己評価が低すぎる人も結婚願望がありません。 「どうせ自分なんて相手にされない」「自分を好きになってくれる人なんていない」と期待しても傷付くだけと結婚願望ごと捨ててしまっています。 自己否定をする人やネガティブ思考な人とは結婚したくないですよね。そのため言い寄ってくる人もいません。そしてまた「やっぱり自分は需要ないな」なんて思い自信がなくなっていく一方となってしまいます。
今までに親しくしていた人や付き合っていた人とトラブルになったことがあると、その経験で人間関係を築くことにはうんざりしていて遠ざけている可能性があります。 また、過去にいじめられた経験がある人も他人を信じられず、誰かと一緒に生活はできないなと感じています。 信じていた人から裏切られた経験があると誰とも深く関わりたくないと考えてしまいますよね。その場合はただ冷めていたり興味がないわけではなく、自発的に他人と関わらないよう興味を持たないでいます。 そのため、表面上は人当たりが良く優しい人がとても多いです。誰に対しても好きとか嫌いなどの感情を持たないでいます。
そもそも恋愛に関心がない人は独身の可能性がめちゃくちゃ高くなってしまいます。 誰かに好かれて猛烈アピールをされる以外、恋人ができる可能性がゼロということになります。 恋愛をしなくても、結婚を前提としたお見合いや結婚相談所もありますが、誰かを好きになりたいという気持ちがないと結婚するまでの期間はかなりストレスに感じることがあります。 天涯孤独でいたくないと思っている場合は恋愛に関心を持つことが大切です。
面食いもなかなか結婚出来ません! 自分もそれ相応の顔面を持っているならいいですが、大した顔面を持っていないのに面食いな人は結婚は難しいでしょう。まあ美女と野獣のカップルとか、イケメンとブサ子ちゃんのカップルもいることはいるので100%無理!というわけではありませんが… 外見の理想ばかり追い求めている人は、天涯孤独になってしまう可能性がとても高いです。
奥手過ぎる人も天涯孤独の可能性が上がります。 万が一好きになった相手も奥手だった場合、お互い気持ちがあるのに一生距離を縮めることが出来ません。 その結果「脈なしか…」と諦めてしまいます。もったいない〜〜〜!! どのみち諦めるなら、当たって砕けた方がいいです。 傷付いていきましょう!悩んでいきましょう! 奥手過ぎると、いつまでも結婚どころか恋人もできません。
メンヘラなタイプもなかなか結婚出来ません…。 すぐに病んでしまうので、相手も疲れてしまいますし自分も疲れてしまいます。 幸せな家庭を築きたくてみんな結婚をするのに、一緒になって病まれたら気持ちも滅入ってしまいます。メンヘラな言動をしてかまってもらえるのは学生のうちです。 社会人になってからのメンヘラは、ただこじらせていると思われるだけなので辞めましょう。
不潔な人は物理的に近付きたくありません。 触れ合うなんてもってのほかです。同じ空間にだっていたくないですよね。 また、周りの人にも「結婚した人、不潔だね」と思われたくありません。 ましてや不潔かどうかは、日頃自分で解決出来る問題です。 清潔感を保とうと思えば誰でも出来ることです。それをしないでいるのは怠け者の証拠ですし、人と会うのに不潔のままで来るのは社会人のマナーとしても良くありません。 清潔感のない人は結婚は程遠いでしょう。 婚活する前に、自分の身なりを綺麗にすることが先です。
人の気持ちを分かろうとしない人も結婚は難しいでしょう。 一緒にいても相手は傷付いてしまうことが多いです。 「どうして分かってくれないの?」と言われても、分からないから仕方ないですよね。 性格が悪くて他人を理解しない人もいますが、単純に他人の考えていることなんて分からないよと思っている人もいます。 性格が悪いわけじゃないので、改善が難しくなっています。
天涯孤独な人の多くは、出会った時から完璧な人と結婚したいと思っています。 ちょっといい出会いがあっても「ここが嫌」「あれがいや」「こうあってほしい」などと、自分の完璧像に足りないところを挙げては相手を却下しています。 出会った時から自分にとって完璧な人なんてそういません。 自分自身も、誰かにとって完璧でもありません。 恋愛や結婚は、お互いの価値観などを寄せ合って共に成長していくものです。 最初からすべてがピッタリなんて生まれてきた環境も違うのでありえないです。 それでも天涯孤独な人の多くは完璧な相手を求め、誰とも結ばれずにいます。
そもそも結婚というものが幸せだと思っていません。 例えば、幼少期に両親が離婚をしていたりいつも喧嘩をしていた環境だった場合に「結婚はしないほうがいい」と思っている場合もあります。 また、他人にペースを乱されることを嫌うタイプの人は、結婚するという行為自体を良いものと思っていません。 仕事をして、趣味を楽しめればそれで幸せだと感じています。
天涯孤独の人は、ひとりの時間をとても大事にしている人がとても多いです。 そのため、誰かとひとつ屋根の下で住むなんて考えられません。 ちょっとでも自分のプライベートな時間を乱されることを嫌がります。 このタイプは恋人も作らず、友人関係は狭く深くで余計なコミュニケーションをとりません。 オタクレベルでハマっている趣味があることも多く、結婚することによってそれに費やす時間やお金、保管場所が限られるのを嫌だと思っています。
天涯孤独の中には、自分のことが嫌いな人もいます。 自己嫌悪に陥りやすいタイプで自分をダメ人間だと思っているため、自分なんかと結婚する相手が可哀想だと思っています。 そのため、誰かに言い寄られても「本当の自分を知ったら嫌になるだろうな」と思ってしまい、恋愛や結婚に踏み切ることが出来ません。 どうせひとりで生きてくからいいや、と諦めています。
天涯孤独な人の中には、結婚願望が強い人ももちろんいます。 しかし、「婚期を逃して早20年…気付けば独りぼっちのままここまで来てしまいました…」なんて人もいます。うぅ、泣ける…。 一緒になりたい人がいたのに別れてしまった人、若い時に遊び呆けてしまった人、イキってカッコつけて結婚を逃した人…それぞれに理由があると思います。 しかし、生きてる限り結婚出来る可能性はゼロではありません。 応援しています。
天涯孤独の大きなデメリットの一つが、「孤独」を感じることです。 ふとした時に孤独だな〜と思うことってありますよね。 特に、クリスマスとか年末年始とか、SNSには結婚や出産をした友人たちが家族で楽しそうに過ごす写真を大量にアップします。その時に自分自身は部屋で一人年末番組を見ている…遅くまで仕事をしている…なんてことがあると「自分ってば孤独だな」と感じるそうです。 自由と孤独は時に紙一重で背中合わせ。一人でいるのは気楽で自由な反面、ふと孤独を感じることがあるようです。
それから結婚をしないでいることのデメリットの中でも大きいのが「老後の心配」があります。 親や親族がいたとしても、いずれは一人になってしまいます。 しかもその時は自分もかなり良い年です。今のようにバリバリ働けない可能性もありますし、楽しむ趣味もなくなっている可能性もあります。 経済面で大変になることもありますし、楽しみがなくなって孤独を感じることもあります。 例えば一人になってから事故に遭ったりや病気になっても助けてくれる人はいません。 入院手続きや保険の手続きなどすべて一人でやることになります。入院中の世話をしてくれる人もおらず、精神的に参ってしまう人もいます。
老後でなくても、30代40代50代で何かあった時に頼れる人がいません。 親は高齢者になっていますし、友人に頼めないこともあります。また自分のことや家族のこともあるので友達にまで手が回らない人もいます。 そういう時に一人で乗り越えなければなりません。病気や事故にしろ、精神的苦痛なことがあったにしろ、頼れる人がいないので乗り越えるのにも時間がかかってしまうことも。 結婚しなくとも恋人がいたり同居人がいたりすれば別ですが、たった一人で生活している場合は頼れる人がいないとわかった時に「結婚してればな…」と思うことがあるようです。
これは気にしなければいいのですが、やっぱりどこかで「独身」に対する世間の冷ややかな目や偏見ってなくなりません。 自分で好きなように生きるために独身でいるだけなのに「きっとワケありなんだ」「仕事出来るのに独身って相当生活能力低いんじゃない」「もしかしてバツイチなのかもよ」なんて言われちゃったりします。勝手な想像で有る事無い事言われ、気分が悪くなることも。 職場の人や、実家暮らしなら近所の人から言われたりと、生活するうえでストレスになることもあります。
「孫の顔が見たい!」「花嫁姿が見たい!」という親(祖父母や親戚含む)からの謎の期待に応えてあげられないことを苦しく思う人もいます。 しかも、孫を生むなら早めにしてね!と親も体力があるうちに孫のお世話をしてあげたいと思っています。 結婚や出産は親孝行のひとつとも言われています。 現在の親世代はまだまだ「結婚・出産=幸せ」と思っている人がとても多いです。そのため結婚や出産のプレッシャーはめちゃくちゃあります。 結婚や出産をしないことで悲しむ親の顔を見るのはデメリットの一つと言えそうです。
結婚をしなくていいと思っている場合はデメリットと感じない人もいますが、新しい家庭を持つことや子育てをすることの喜びや大変さを経験できないことをデメリットだと考える人もいます。 特に結婚をしてより幸せになった人や、子供が生まれてきて初めての感情に出会った人もいます。そういう人たちからしてみると「大変なこともあるけど結婚はいいものだよ」と思うようです。 最初から経験もせずに「結婚しない」と決めつけていると、縁は巡ってきませんし経験出来るものもできなくなってしまいます。 その点は大きなデメリットの一つと言えるでしょう。
独身であると、会社が転勤や異動を誰かにさせるとなった時に候補に上がってしまいます。 ましてや若いとなると役職にはまだ就いていないし、これといって任された大きな仕事もありません。 やっぱり家庭を持っている人は簡単に引っ越しできません。旦那さんや奥さんの仕事、子供の学校のことを考えても家庭を持っている人は転勤をさせられる可能性は低いです。 となるとやっぱり独身の人は自分だけの問題になるので、転勤や異動を命じられることが多くなります。独身が故に、会社に捧げている時間も労力も多いのにもっと大変なことをさせられてしまう点がデメリットです。
仕事のことで言うと転勤や異動はなくとも、任せられる仕事量はめちゃくちゃ多いです。かといってその分全てが給料になるかというとそうでもない… 残業しても平気だと思われしまうし、休日出勤なんかも頼まれてしまいます。 ましてや若いんだから体力あるでしょ、なんて謎に力仕事を押し付けられたり… そしてこんなに仕事を頼んでおいて「結婚しないのか?」なんて余計なお世話を言ってきたりと、踏んだり蹴ったり。それでも昇進や昇給があったり、休みたい時に有給休暇を使えたり、何より仕事の充実感を得られることがあるのでメリットな部分もあるんですけどね。 私は前、介護施設で働いていたのですがインフルエンザが流行した時にインフルエンザにかかっている利用者さん対応を任されました。 やっぱり子供のいるスタッフは、菌を持ち帰って子供に感染させてしまうといけないとのことで独身勢が駆り出されました。しかし残念なことに、感染しないんですよね私ってば。どんどんスタッフがインフルエンザにかかり人手不足になる中最後まで出勤していました。ちなみに予防接種をしたことはありません。(関係ない) もちろん特別手当がつくわけでもボーナスに響くわけでもなく、ただただ大変だっただけでした。達成感もありましたし、利用者さんからは頼られるようになって嬉しかったですけどね!
そして一人で生きていくには、現役で働き続けなければなりません。 老後に向けた貯金をしながら普段の生活費、そして娯楽のためのお金を考えると定年退職するまでは現役で働いていないと厳しいものがあります。 ましてや趣味などにお金をかけたい人は、より働き続けなければなりません。 体力的にも精神的にも大変な時があっても働き続けなければならないのはデメリットの一つとなるでしょう。 「あ~今日ちょっとしんどくて仕事行きたくないけど休めない…」って時に、友人がSNSで「子供とまったり散歩中」なんて更新していると虚しくなったりすることもあるようです。
まずは、どこで会っても誰に対しても元気な挨拶を心がけましょう。 それだけで相手からの印象は良くなります。 この人ともっと話したいな、もっと会ってみたいなと思ってもらえるようになります。 挨拶すらままならない人とは会いたくないですよね。 友人が外で挨拶出来ない姿を見ると、人として見損なってしまいます。 社会人になって大人になって年齢を重ねていくほど、そういった人の常識かどうかという点は気になってきます。社会に出れば浮き彫りになってしまうので、相手が気持ちいいなと思う挨拶を心がけましょう。
人と接する時は笑顔を心がけましょう。 元気な挨拶と同様に、笑顔でいるだけで人は寄ってきます。 孤独にならないためにも、周りの人から一緒にいたいなと思ってもらえるような言動をしましょう。 印象が良ければ恋愛として考えてくれる人もいますし、また本人じゃなくても異性を紹介してくれたりすることもあります。 誰に対しても笑顔で元気な人であれば、「この人なら紹介してもいいな」と思ってもらえます。
定期的に友人と会うようにしましょう。 人と会い続ける予定を作っておけば、孤独になることはありません。 例え結婚は出来なかったとしても、友人と会うことで孤独は感じないでしょう。 さらに独身でいることを知ってくれている友人、結婚相手を探していることを知ってくれている友人がいれば、新しい出会いを作ってくれるかもしれません。 また人脈は広がっていくものです。 同じ人と会っていても、新たな出会いが生まれることもあります。
友人と会うだけでなく、自分自身が楽しめる趣味を1つでもいいので見つけるといいでしょう。 趣味を楽しむ中で、新しい出会いもあります。 趣味が同じ人で集まったり、例えばコンサートやスポーツジムなどどこかに出向くような趣味であれば、その場所で出会うこともあります。 毎日会社と家の行き来だけでは天涯孤独になってしまう可能性が上がります。 あえて出会いに行かなくても、外に出るだけで出会う確率が上がるので、積極的に趣味を通じて様々なところに出向きましょう。
どうしても日々の生活で他人と出会うことがなければ、出会いの場に行くしかありません。 「出会うのを目的で出向くのは嫌だ」という人もいるかもしれませんが、それではいつまでも他人と出会うことが出来ません。 出会いの場に出向くのは嫌だけど、誰かと出会いたい!というのは、ラーメン屋行きたくないけどラーメン食べたい!というのと同じなわけです。 でも出会いというのは、材料を買って家で作るわけにはいかないですよね。 マッチングアプリを始めるか、街コンや結婚相談所に行くしかありません。
やっぱり独り身の魅力は「自由な生活」ですよね。 社会人にもなれば、全てが自己責任になります。 そのため自分で何でも決めて行うことが出来てしまいます。 結婚をすると家族のために時間や労力を費やさなくてはなりません。 それを喜びとする人ももちろんいますが、自由主義の人はそれが苦痛で仕方ありません。 休みの日は一人で自由に行きたいところに行き、食べたい物を食べて、友達と遊んだり旅行をしたり出来ます。その楽しさを何年も感じてしまうと、結婚しないでいる良さを身にしみてしまいます。 ましてや20代後半や30代になってくるとある程度のことを経験しているので、不安なことや恐れることがどんどん減ってきます。夜中に一人でいることも、知らない街へ行くことも、一人でレストランに入ることも余裕のよっちゃんになってしまうので、余計に自由であると感じられることが増えてきます。
自由であるうえに、お金も時間もすべて自分のために使えるところもメリットのひとつです。 仕事を第一優先にできるから稼ぐことも出来る→あのお金をすべて自分のために使うことが出来る→そして使い方もすべて自分の自由…「おいおいおい、こんな幸せな世界ありますか」と問いたくなるくらい幸せな環境ですね。(個人的に) やっぱり結婚をしないことにメリットを感じている人の大半がここだと思います。 好きなアイドルの応援をしに全国に遠征しまくろうと、バイクを買って仲間とツーリングしまくろうと、毎日ジムに通おうと、毎日デリバリーを頼もうとも、毎晩夜ふかしして映画を観ようとも、誰にも何も言われずに楽しむことが出来ます。 例え仕事が第一優先でもなければやりがいも感じず、むしろストレスばかり溜まるような環境でも仕事以外の時間を自分のためだけに使えればストレス発散にもなるわけです。
また、仕事にやりがいを感じていたり人生をかけている人は、何よりも仕事を第一優先にできるところも独身であることのメリットであると考えています。 休日に家族サービスをする必要もありません。自分の時間と労力を全て仕事に充てることが出来ます。 仕事を優先したい人の職種は様々です。小さい頃からの夢だった職業に就いている人もいれば、特に希望の職種だったわけではないけどやりがいを感じている人もいます。 クリエイティブな仕事や事務的な仕事、体力勝負な仕事など、何にやりがいを感じるかは人それぞれですが、仕事を第一優先にしたい人は結婚していないからこそ出来るところもあると思っているようです。 結婚をしていながらも仕事を第一優先にしている人もいますが、やっぱり独身者は家族のことを考える時間がない分、より仕事に全精力を注ぐことが出来ます。
仕事や一人の時間を優先する人が多いですが、友達との遊べることも大きなメリットであると考えている人もいます。 特に毎年友人と旅行をしている人や、スポーツのチームやアーティストのライブなどのファン仲間と仲が良く毎年応援しに行くために国内を北海道から九州・沖縄まで飛び回っている人、カメラを趣味で極めていて毎年どこか海外へ行って写真を撮ったり、結婚をしたら友達と毎週集まったりすることが出来なくなる可能性もありますし、子供が出来たら丸一日遊ぶのも難しくなってきます。 独身だと友達と遊びたい時に遊べるという点も大きなメリットです。
結婚をしないことで、恋愛や異性とのデートを自由に楽しむことが出来ます。 恋人など特定の人を作らずに、色んな異性とデートをしたり飲み会や合コンに参加したりなど異性との関わりをラフに楽しめるというメリットがあります。 やっぱり結婚してしまうと、配偶者以外との恋愛は不倫になってしまいます。 やましいことがなかったとしても、既婚者が異性と遊んでいるのは結婚相手も嫌ですし周りの人からも白い目で見られてしまいます。 独身でいれば、自分の好きなように恋愛を楽しんだり異性との交流を盛んに行えるのがメリットです。
便利な世の中のですので、家事なんかろくにしなくても生きていけちゃうんですよね。 しかし家族がいるとなるとご飯を作らなければならない日もあるし、お風呂掃除やトイレ掃除も自分以外も使うのにやらなくてはならなかったりします。 家事を完璧にこなしてくれる異性を求めれば「理想が高すぎる」なんて言われてしまったり。 仕事でクタクタで帰ってきて家事までやるなんてしんどすぎます。でも一人だったらご飯は買えばいいし、掃除は休みの日にやれば良くなります。一人暮らしだとそんなに部屋が汚れることもありません。 家事を頑張らなくていいのは独身の特権でもあります。
やっぱり子育てって大変ですよね。 赤ちゃんの頃は夜泣きがあったり24時間気を張っていなければいけないし、幼少期も目を離す事も出来ないし幼稚園に入れるのも今は待機児童が増えてきたりと大変な思いをしている親がたくさんいます。 さらに小学校にもなれば授業参観や運動会などもあり、他の家族との関わりもあったりと食べさせていく以外にもたくさんやらなくてはならないことがあります。 男性の場合は、最近「イクメンこそ正義」みたいな風潮もあり、育児に全力を注いでいないと「ダメ親」だと思われてしまうこともあり、仕事を一生懸命頑張っていてもお父さんの肩身が狭いこともあります。
それから、結婚してから大変なのが「義理の家族との関わり」です。 生きてきた環境が違うので、価値観なども異なってきます。 こっちの常識が相手に通用しないこともありますし、相手の常識が理解できないこともあります。 また性格に難がある場合もありますし、娘・息子から子離れ出来ていない義母や頑固ジジイな義父の場合もあります。 娘の彼氏や旦那に冷たい義父、もしくは息子の彼女や嫁に冷たい義母がいるので、お盆やお正月など義実家に行くのが毎年億劫だという人もいます。義実家に行くとアウェー感が半端なくて自分だけ浮いてる…なんてこともあります。 しかし結婚さえしていなければ、そういったことに遭遇することもありません。 結婚って2人だけの問題ではなくなってくるので、こういう部分を考えても「結婚したくない」という気持ちが強くなってしまいます。
まずは仕事に全力で打ち込みましょう。 仕事が充実すると、かなり人生は豊かになります。 自分のポジションが確立できますし、日々の成長も感じられます。 またその分お給料に反映されたり、人から信頼されるので自分の頑張りを実感出来ます。 しかし、環境も大事ですよね。 どんなに頑張っても評価されないこともあります。 そのため、仕事に全力で打ち込める環境を自分で探したり作ることも大切です。 大変なことですが、あまりに職場の環境が悪い場合は転職なども考えてみてください。
それから、独身生活を楽しむならただお金を消費するのではなく自己投資もしましょう。 外見を整えるために、サロンに行ったり美容院に通ったりしてみてください。 マッサージやヘッドスパなどもおすすめです。 また、スキルアップの自己投資もするとかなり充実します。 資格を取るための勉強をしたり、ビジネス英語などの言語を勉強したり…。 仕事で活躍出来る場が広がりますし、出会う人々も変わってきます。
闇雲に仕事を頑張って自己投資をしているだけでは、疲れてしまうこともあります。 日頃からストレスを抱えないように、自分の好きなことをする時間をしっかりと取るようにしましょう。 特に仕事に専念して独身生活をしている人は、休みの日でも仕事に時間と労力を費やしてしまうことがあります。仕事が一番なので苦ではないかもしれませんが、頭や体をリラックスさせる時間は必要になってきます。 好きなカフェに行くとか、散歩をするとか、仕事のことを考えない時間を作るようにしましょう。 大丈夫と思っていても、仕事をしている自分が一番好きだったとしても、リラックスタイムは必要です。
独身生活を楽しむために、ただ楽しいと思えることをすればいいわけではありません。 ちゃんと人生設計を考えることが必要です。 将来どういう風に生きていきたいか、どういうところに行ってみたいか、何をしたいのか、など自分の夢や目的をしっかりと明確にして人生設計をしましょう。 いつまでにここに行くにはいくら貯金が必要だ、とか。 長期休暇もらうためにはこれだけ有給休暇を取っておかないとだ、とか。 そうして明確に決まってくると、それに向かって日々頑張ることができるので大きなモチベーションにもなります。
これはめちゃくちゃオススメしたいのですが、自分の部屋の中を最高の空間にすることです。 「仕事でろくに部屋になんかいない」 「インテリアにお金かけるのもったいない」 などと思う人もいるかもしれませんが…ノンノンノソ! 自分の部屋の空間を自分にとって最高にしておくだけで、リラックス度や充実度が変わってきます。 好きな色の家具でそろえたり、お気に入りの香りのデュフューザーを置いたりしてみてください。 部屋にいるだけで楽しくなっちゃいますよ! 昨今では安くて可愛いインテリア雑貨もたくさんあるので、季節モノをひとつ置くだけでも気持ちが変わってきますよ!
行きたい場所、行きたい時に海外旅行が出来るのも独身の特権です。 知らない土地に行くと、まさか自分が?と思うぐらい新しい発見があったり価値観が変わったりします。「よくある話だけど、そんなわけないよ」と思う人もぜひ行ってみてください。 しかも海外旅行を計画すると、貯金もできますし仕事も頑張れることが多いです。 さらに海外旅行をしたという経験って、社会で役に立つこともありますし、人と話で盛り上がることもあります。
それから、留学もおすすめです。 語学学校などに入学して、海外で少し生活してみるんです。 3ヶ月であれば学生ビザを取る必要もありません。 筆者も以前、9ヶ月だけ留学していたのですが30代40代50代の方もいらっしゃいました。 みんな単身で留学をしてきて、人生の夏休みを謳歌していましたよ。 お金がかかるのでそれなりに貯金がないとできないことですが、1週間だけ入学することが出来る制度もあります。リーズナブルなホテルに宿泊をして1週間語学学校に通いながら海外の生活を体験している人も多くいましたよ!(それがキッカケで留学出来るように貯金をしたり、外国語を勉強して海外に就職をしたり日本で外国語が必要な企業に就職した方もいました)
人間がいちばん人間的なのは、孤独であるときなんだ。だからぼくは言いたい。孤独を悲壮感でとらえるな。孤独こそ人間の現実的なあり方であって、狭い、特殊な状況じゃない。人間全体、みんなの運命をとことんまで考えたら、ひとは必然的に孤独になる。孤独であるからこそ、無限の視野がひらける。
大人気カウンセラーが教える孤独の対処法。その生きづらさは「あの人の孤独」のせいです。あなたは悪くない。
私たちは必要なつながりを持てずにいるとき、惨めでさみしく、つらい気持ちになることがある。しかし、この一人の状態を「どうせ一人でいるのなら」と主体的に選択し直すと、全く異なる意味合いを帯びてくる。
いかがだったでしょうか? 一生独身でいいや〜と思う人も「天涯孤独」という言葉を見てちょっと将来が不安になった人もいるのではないでしょうか。 独身だと一人の自由の時間を謳歌していることも想像出来ますが、孤独は辛く悲しいイメージしかありません。 天涯孤独はあくまで身寄りがいないという意味なので、友人などが周りにいればいいですが…。 孤独を感じて寂しくなったら、自ら他人と関わるようにしましょう。