人からの誘いや頼み事を、ついつい引き受けてしまうことってありますよね。関係性や相手のことを考えると断れない…と悩んでる人も多いのではないでしょうか?今回はそんな「断れない」ということについて解説していきます。断れないデメリットや断り方を詳しく紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
人との対立を避けたり、嫌われることを恐れて断れない人って多いですよね。 断りたいのに、どうしても断れずにどんどん自分の時間がなくなっていってしまう…なんてこともありますよね。 苦手意識のある人から遊びに誘われたりした時は、その時間が苦痛で仕方ないですよね。 そんな人たちのために「断り方」を紹介していきます。 またデメリットや心理を知ることで断ることが出来るようになるかもしれません。
断れないと、必然的に自分の時間がなくなります。 本当はやりたいことがあったり、疲れが溜まっているから休みたいのに、人との予定を断れないとそれに時間を使わなければなりません。 どんどん自分のやりたいことが出来なくなっていきます。 そして断らないことで「この人は遊んでくれる!」「頼まれてくれる!」と、他の人よりも誘われることが多くなっていきます。
自分の仕事がまだ終わってないのに、他の人に頼まれた仕事をやってしまって自分のが期限内に終わらない…なんてこともありますよね。 スケジュールを立てて仕事をしていたのに、断れないことで他にやらなければいけないことばかりが増えて、スケジュールは台無しです。 しかも突然頼まれたことも断れないと、スケジュールなんて立てられないですよね。 最終的には何から手をつければいいのか分からずに、全てが中途半端になってしまいます。
断れないと信頼を失うこともあります。 例えば仕事で、先程言ったようにスケジュール管理が出来なくなったり、仕上がりが中途半端になったら「ちゃんと仕事をしていない」と思われてしまいます。 また友達からの約束を断れずダブルブッキングしてしまったり、遊び過ぎてお金や時間がなくなって元々予定していたことが出来なくなってしまうこともあります。 そのため「ちゃんとしていない」「約束を軽んじている」なんて思われてしまいます。 断られたくらいで嫌いになったり酷い人だと思うような人とは、人間関係を続けない方がいいです。 断るときはちゃんと断り、大事なものを見失わないようにしましょう。
「断らない人」というレッテルを貼られると、相手の都合だけで誘われることが多くなってきます。 そして相手は「断れる人」なので、いくらこっちが一切断らなくてもこちらからの誘いは断ってきます。 そのため最終的に相手にとっての都合のいい人になってしまいます。 段々自分でも虚しくなってきます。
飲み会や遊びを断れないことで、大して行きたいわけでも楽しいわけでもないの出費が増えてきます。 最初のうちは楽しくても、「断れない」と思っている時点で心底楽しめていないですよね。 気が付くと、お金ばかり使ってしまっています。 これはかなり無駄な出費になります。その分ずっと貯金していたら…と考えると、断れなかったことを後悔してしまいます。
人からの誘いや頼み事を断れないでいると自律神経が乱れてきますよね。 あまり関わりたくない人と一緒の時間を過ごさなければいけないのはかなり苦痛です。 約束している日までの時間までも苦痛ですよね。 さらに頼んできてばっかりな人に対してもイライラします。 簡単に頼んでは楽をして、人のことを手伝おうともしないとさすがに腹立たしいです。 そういうことが続くとその人自身が嫌いになり話すことさえも嫌になってしまいます。 こうなってくると自律神経は乱れまくりですよね。
断れないのは、嫌われたくないという心理があります。 相手からの誘いや頼み事を断ることで「冷たい人だ」「断るなんてひどい」などと思われたら嫌だと思っています。 このタイプは誰からもいい人だと思われていたいという気持ちが強く、自分が相手をどう思っていようがあまり関係ありません。誰に言われても断れないことが多くなっています。 また、自分が人を誘ったり頼み事をした時に断られた時は「嫌われてるのかも」と思ってしまいます。
断ることで関係が悪くなったり、相手が不機嫌になってしまうのが嫌で断れません。 「自分が我慢すればいいや」と思っており、相手からの要望をすべて受け入れてしまいます。 特に社会人になってから、社内で不穏な空気が流れたり関係が悪化したりするのって居心地も悪くなりますよね。 周りに迷惑をかけることもあるため、断らないでいることを心がけてしまいます。
自己評価の低い人は、断ることでさらに相手からの評価が下がるのが怖くなってしまいます。 例えば仕事で相手の頼み事を受け入れることで「ちゃんとやってくれる」と思ってもらえるのではないかと期待しています。 また頼まれた自分に対して「頼ってもらえた」「役に立てた」と自己評価をすることが出来ます。 さらに私生活でも友達から誘われた時に「相手にとって必要な存在だ」と思うわけです。
純粋に人の役に立ちたい!という気持ちが強く断れない人も多いでしょう。 「大変なら役に立ちたい」「ここで断ったら、この人困っちゃうな…」といった責任感から、例え時間がなくても自分のことで忙しくても、ついつい誘いや頼み事を引き受けてしまいます。 そして相手が喜んでくれると嬉しくなってしまい、自分よりも相手を優先してしまいます。
自分が断られると落ち込むタイプの人は、相手も落ち込んでしまうのではないかと考えて断れません。 相手にも事情があったり、忙しくて時間がなかったりすることもあるのに、「断られてしまった」「嫌われてるのかも」なんて傷付いてしまうんですよね。 そのため相手にそういった思いをさせいないように誘いを断ることができません。
断る時は、誘われたり頼まれたりした時に断りましょう。 後から「やっぱりだめでした」となると、相手も期待していた分「なんだよ…」となってしまいます。 ましてやドタキャンになってしまうと相手も嫌な気持ちになってしまいます。 誘われたり頼まれたりした時点で断りたいと思っているなら、早い段階で断ることが相手のためにもなります。 遅かれ早かれ断るのであれば、自分自身もとっとと断ってしまった方が気持ちも楽ですよ。
断る時に断りの文言だけだと、相手は「嫌われてるのかな…」と傷付いてしまうことがあります。 「その日は無理です」「違う日にしてください」だけにならないようにしましょう。 「お誘いありがとうございます。申し訳ないのですがその日は難しいので、他の日にしてもらえますか?」 「私に言ってくれてありがとう。でも今他のことで手がいっぱいだから、手伝えないんだ。ごめんね」 などと、「ありがとう」と「ごめんね」をセットで使いましょう。 そうすることで相手も断れても嫌な気持ちにはなりませんし、また誘ったり頼んだりしやすくなります。 特にLINEやメールなど、文面では気持ちが伝わりづらいので、丁寧な文章を心がけましょう。
断る時に、理由を一切言わないのもだめですが、長々と話すのもNGです。 なんだか言い訳くさく感じて、相手が不信感を抱いてしまう可能性があります。 なので断る理由は簡潔に伝えましょう。 例えば「その日は別の用事があるので、他の日にしてもらってもいい?」と言えばいいところ「その日は高校時代の友達に○○に誘われてさ〜、そこまで興味あるわけじゃないけど、一応行こうかなって思ってるんだよね。多分お昼から会うから夜までってことはないと思うけど、でも一日空いてる方がいいよね?」などと言うと「あ…そうですか…」と引いてしまいます。 相手のことを考えすぎて、元々の予定があまり楽しみじゃないふりをするのもNGです。
そして相手のことが嫌いで二度と誘われたり頼まれたりしたくない限り、代替案を用意しておきましょう。 ただ断るだけだと「もう誘わないほうがいいかな?」「もう頼みづらいな」と相手が思ってしまうことがあります。 「○時以降なら手が空いています」 「○日なら空いているよ」 「○○なら一緒に行きたいな」 などと、別の日程や内容を提案してみましょう。 たまたまその日だから、その内容だから断っただけであって、あなたからの誘いを断りたいわけじゃない!と伝わります。
そして、スマートに断る時に一番大事なのが断ることが悪いことだと思わないこと! 断る=酷いことをしていると思っていると、いつまでもスマートに断ることは出来ません。 誰でも、断ることはあります。 自分が断られた時に、落ち込んでしまったり相手を恨んだりすることってないですよね。 「それなら仕方ないか」「じゃあ次の機会に」って思うことがほとんどじゃないでしょうか? それは相手も同じです。 むしろ断りたいのに、無理に合わせられると「え、無理なら言ってくれればよかったのに!」と思う人がほとんどでしょう。
● 仕事の依頼の断り方 仕事の依頼をされた時は、断りづらいですよね。 しかし、相手の仕事を手伝って自分の仕事が終わらなければ意味ないですし、何でもかんでも人に頼もうとする人が楽をするのも嫌ですよね。 そういう時は「申し訳ございません」「すみません」と謝罪をして下手に出ながら断りましょう。 「やりたくない」という気持ちが伝わらないように、忙しいことや自分には担えないと思うという理由で断りましょう。
● 飲みの誘いの断り方 それから、仕事後に飲みの誘いを断るのも気が重いですよね。 特に先輩や上司、取引先などから誘われると、断るだけで緊張してしまいます。 しかし、人生誰からも断られない人なんてこの世にはいないので、ちゃんと理由を伝えれば問題ありません。 そして誘ってくれたことへのお礼は忘れないようにしましょう。
● デートの断り方 好きではない人からデートに誘われてしまった時も、断り方に悩みますよね。 相手を傷付けたくはないから…と思ってしまうかもしれませんが、なるべく傷付けないように断るしかありません。
また、デートをしたい相手なのに仕事や他の用事で断らなければいけない時ってありますよね。 ここは「断りたいわけじゃない」という気持ちを伝えるために、代替案を必ず入れるようにしましょう。
● 告白の断り方 そして、告白をされた時も断り方って難しいですよね。 せっかく好意を寄せてくれた相手を断らなければならない、というのは心苦しいものです。 しかし曖昧にして変に期待をさせる方が相手にも悪いので、ハッキリと断りましょう。
● 遊びの誘いの断り方 友達からの遊びの誘いの断り方に悩む人も多いのではないでしょうか? 仲の良い友達なら気心も知れているので、断っても関係には問題ありません。「じゃあこの日は?」と他の日に予定を変えるだけでしょう。 問題なのが、それほど親しくない友達に誘われた時。 遊びたいけど予定が合わないのであれば代替案を用意すればいいのですが、あんまり誘われたくないのであれば代替案は用意しない方がいいです。
特に「私の分まで楽しんできて」と言われてしまうと、それ以上しつこく誘いづらいですよね。 これは相手を気遣いながらも、次の誘いをされづらい断り方になります。 後は忙しさを理由に、落ち着いたらこちらから連絡することにしてしまえば、相手から誘ってくることもなくなるでしょう。 ● お金貸してほしいと言われた時の断り方 これは、この3つに限ります。
例えばライブなどに誘われた時に「ライブとか興味ないんだ」「○○っていうバンド以外興味ないんだ」と、誘われたことに興味がないことをハッキリと伝えましょう。 相手もそこまではっきりと内容に興味がないことを伝えられたら、次は誘えないですよね。 ただ、別の内容で誘ってくることがあります。 毎回「それ興味ない」「それも興味ない」ということは出来ませんので注意しましょう。 ただ「興味ない」と言い続けていたら「あ、自分に興味ないのか…」と気付くかもしれません。
スポーツや、みんなでBBQに行こう!といった誘いをうけた時は「そういうの苦手なんだ…」と断りましょう。 大人数や、アクティビティ、アウトドアなどは「苦手」と言ってしまえば、二度と誘われることはないでしょう。 ただ、先程も言ったとおり他のことで誘われることがあります。 「それならサシ飲みしよう」「映画でも観に行こう」なんてことになりかねないです。
いつまで忙しいのかをはっきりさせず「当分忙しい」と伝えましょう。 「いいな…時間あって…当分忙しくて時間作れないんだ………」と、時間が作れないことに辛い思いをしている感を出せば、誘うことが申し訳ないと相手も思うようになり、誘って来なくなるでしょう。 「時間が出来たらこっちから連絡するからさ………」とすれば、相手も待ってくれます。 そしていつまでも忙しいふりをしていれば、二度と誘われることはありません。
お金が無いというのはどうにもなりませんよね。 「金欠で今難しいんだ」と断りましょう。お金が無い時に遊べないのは誰にでも分かることです。 さらに「出してくれるなら行くよ(笑)」と冗談めかして行ってみてください。 この人連れてったらお金払わされることになるかも…と、誘ってこなくなるでしょう。
トンチンカンなことを言って「あ、こいつめんどくさいわ」って思われてしまうのもありです。 結局誘いを受けたの?断ったの?と相手が混乱する返信をしてみましょう。 例えば「飲み行こうよ」って誘われた場合「あ〜お酒飲めなくてもいい?でもお酒飲むかもしれないし、まぁでもジュースでも一応私は盛り上がれるけどみんなとのテンションの差が気になるところ(笑)ちなみに最近残業ばっか」などと送ってみてください。大体の人は「え、何この人」「めんどくさ」となって「あ、じゃあ大丈夫!仕事がんばってね」と送ってくれるでしょう。
どうしても誘われたくないのであれば、LINEをブロックしちゃいましょう。 そしたら二度と誘われることはありません。 二度と誘われたくないような人と知り合いでいる必要もありませんよね。 そんなに嫌ならLINEをブロック!それが一番手っ取り早い対応方法です。
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いかがだったでしょうか? 断りたいのに断れない時ってありますよね。 やっぱり相手が嫌な気持ちにならないか心配になってしまうこともありますし、役に立ちたいという気持ちになることもあります。 しかしそれによって自分の神経がすり減っていくのは元も子もありません。 断るくらいで終わってしまう人間関係は、どのみち長続きしないですよね。 断りたい時はしっかり断るようにしましょう。