「funky」という言葉を知ってる人は多いと思います。日本語でも「ファンキー」といいますよね。ですが英語の「funky」には全く日本人が予想もしない意味があります!今回は「funky」の正しい意味と使い方を解説します。
日本語でもカタカナで「ファンキー」と言ったりします。 日本語の「ファンキー」の意味は、「ど派手な」「独創的な」「型破りな」「イカした」「カッコいい」などです。 英語でもこの意味がありますが、実は「funky」には全く違う意味もあるので下記で解説します。
「funky」は「funk」を形容詞の形にしたものです。 「funk」は元々(今もですが)「悪臭」という意味です。 「funk」という単語は1620年に初めて英語で使われているのですが、語源はラテン語の「fumigare」(たばこを吸うの意)です。これがフランス語の「fungiere」になり英語になりました。 ですから、「funky」にも「すごく臭い、カビの臭いのする、イヤな臭いのする」という意味があります。
Nattō smells kind of funky so western people in general hate it.
納豆はなんかイヤな臭いがするので、西洋人は基本的に大嫌いだ。
Those are some really funky smelling shoes!
あの靴はまじでカビ臭いよ!
1960年台に、アフリカ系アメリカ人が、ソウルミュージック、ジャズ、リズム・アンド・ブルースなどを組み合わせた新しい音楽が台頭してきました。 「funk」は「臭い」という意味から「土臭い」「素朴で洗練されていない」などの意味を持つようになり、この新しいジャンルの音楽を「Funk Music」と名付けた、と言われています。 アフリカ系アメリカ人の体臭が臭いということで揶揄して「Funk Music」と名付けられたという説も存在します。 「Funk Music」のようなサウンドを「funky」と形容詞で修飾するようになり、「funky」は「(音楽が)ファンキーな」となりました。 音楽から転じて芸術にも「funky」は使われていて、「funky art」という現代美術の1つの流れも形成しています。
If you can "funk music" in word, it's not funky enough.
「ファンクミュージック」を言葉で表現できてしまったら、それは十分にファンキーとは言えないんだ。
ファンク音楽の創立者と言われるのが「James Brown」です。 見たことのある人も多いのではないでしょうか?
ファンキーアートはこのようなのがあります。
「Funk Music」の「funky」から転じて生まれた意味が、「カッコいい、イカした、型破りな」という意味です。 これが日本語の「ファンキー」でも使われてる意味ですね。 「臭い」と「カッコいい」で全く逆の意味ですが、ネイティブは文脈で判断するので、混同することはありません。
Hey look at my new jacket! It's funky, isn't it?
ねえ、おれの新しいジャケット見てよ。イカしてるでしょ?
今日のタメ口英語
日本語でも「〜です。〜ます」といった丁寧語ではなく、「〜じゃん。だよね」とくだけた表現を使いますよね。そんなくだけた英語表現がまとまった一冊です。リアルな生活の中で使える『タメ口英語』を学ぶことで日常会話もしやすくなるでしょう。こちらの本は超オススメです!ぜひ読んでみてください。
正しいxxxxの使い方
授業では教わらないスラングワードの詳しい使い方や文法が紹介されています。タイトルにもされているスラングを始め、様々なスラング英語が網羅されているので読んでいて本当に面白いです。イラストや例文などが満載なので、この本を読んでスラングワードをマスターしちゃいましょう!
ビジネス英語を本気で学びたい人におすすめな英会話教室に関しては別の記事でまとめましたので(オンライン英会話、英語学習アプリも紹介してます)、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。