「I think so.」というフレーズ正しく使えていますか?「I think so.」は言い方によって微妙にニュアンスが変化するフレーズなので注意が必要です。また「I think so too.」との違いに関しても説明します。「I think so.」は形を少し変えるといろいろな表現ができるのとかなり便利な言葉です。今回は「I think so.」の意味と使い方を徹底解説します!
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
「I think so.」は「そう思うよ」という意味で、相手の発言内容に対して同意するときに使います。 「Yeah, I think so.」のように「yes」「yeah」などと一緒に使われることが多いです。 はっきりと自信を持って言えば「強い同意」になりますが、自信なさげにためらって言うと「たぶんね」くらいのニュアンスになります。言い方によって意味合いが大きく変わる言い回しなので、注意しましょう。
"We have an exam today right?" - "Yeah, I think so."
「今日試験だよね」-「うん、そう思うよ」
"The answer is B, isn't it?" - "I...think so.."
「答えBだよね?」-「たぶんね」
また、しっかり「Yes」と答えるべき場面で「I think so.」と言うと相手を怒らせたり、不快感を与えてしまう場合があるので気をつけましょう。 例えば、
"Do you love me?" - "I think so."
「私のこと愛してるの?」-「そうだね」
と言ってしまうと、「What do you mean by "I think so."?(「そうだね」ってどういう意味よ?)」と、おそらくキレられてしまうので、気をつけましょう。 これは英語も日本語も関係なく、万国共通ですね...
「I think so.」と同じく「I think so too.」というフレーズもよく見聞きすると思います。 「I think so.」と「I think so too.」の違いは何かというと、実は大きな違いはありません。 「I think so.」は「私はそう思います」、「I think so too.」は「私もそう思います」という意味なのですが、どちらも相手に同意するフレーズなので、実際には意味の違いはありません。 しかし、「I think so too.」の方が同意しているニュアンスがしっかり伝わります。「too」によって自分も同じ意見や考え方であることを強調することができるからです。
「I don't think so.」で「そう思いません」「違うと思います」という意味になります。 相手の発言内容を、比較的に柔らかく否定するときに使います。 「No, you are wrong.」などと言ってしまうとかなり強いので、反対意見を切り出すときには「I don't think so.」がオススメです。 しかし、「I don't think so.」も強い口調で言えば強い意味になるので、サラッと言うのがポイントです。
"We have to give up this project. " - "I don't think so."
「このプロジェクトは諦めないとだね」-「私は反対です」
この使い方も相手を否定するという意味では同じなのですが、「I don't think so.」は相手の誘いを断るときにも使える便利な言い回しです。 「I don't think so.」で「ちょっと無理じゃないかな、いや難しいかな」とヤンワリと相手の誘いを断ることができます。 例えば、こんな感じで使います。
"Can we go clubbing this Friday?" - "I don't think so. I'm so busy this week."
「今週の金曜日クラブ行かない?」-「いや無理かな。今週忙しいんだよね」
また「I don't think so.」は、相手の「No.」という発言に相槌を打つ形で「そうだと思ったよ」という意味にもなります。
"Do you know why she is crying?" - "No." - "I don't think so."
「彼女がなぜ泣いてるか分かる?」-「分からない」-「そうだと思ったよ」
この例文の「I don't think so.」は「No」であることを否定して「いや、知っているに違いない!」という意味ではないので注意してくだい。 この「I don't think so.」は、「I don't think that you know why she is crying.」を略したものです。 ですから、「そりゃ、知らないだろうね、お前のことだから」というニュアンスになります。
「Don’t you think so?」と疑問形にすれば、「そう思わない?」という意味になります。相手に同意を求める言い回しになります。
"He is crazy. Don't you think so?" - "I think so too."
「あいつ頭狂ってると思わない?」-「おれもそう思うよ」
「Why do you think so?」とすると「なぜそう思うの?」という疑問文になります。 相手の発言内容が理解できなかったときに問いかけるフレーズです。
"He is totally crazy!" - "Why do you think so?"
「あいつ完全にイカれてる」-「なんでそう思うの?」
「I think so.」の類似表現を見ていきましょう。
「I guess so.」でも「そう思うよ」という意味になります。 「guess」には「推測する」というニュアンスがありますので、「I guess so.」は「I think so.」よりも自分の意見に自信がないときに使います。 なので「I guess so.」はどちらかと言うと「おろらくそうだとは思いますが何とも言えない」というニュアンスです。 しかし、「I guess so.」を自信ありげに言えば「I think so.」とほぼ同じ意味で使えます。「そう思うけどね」くらいの雰囲気です。アメリカ人はよくこのフレーズを使います。
「I suppose so.」という言い回しも存在します。 「suppose」も「think」と同じく「思う」という意味なのですが、「判断の根拠があまりないが思う」というのが厳密な意味です。 「I suppose so.」は相手に一応同意してるけど、そこまで確信はしていないニュアンスが伝わります。「I suppose so.」と言う人は実は違う意見を持ってることが多いです。 ですから、「I suppose so.」というのは「自信はないけど、おそらくそうだろうね」というイメージです。「そうかもね」「そうだろうね」「まあそうね」と言った日本語にとても近いです。
”He is coming this time.” - "I suppose so."
「今回は彼は来るだろうね」-「そうだろうね」
最後に紹介するのが「I'm afraid so.」です。 「I'm afraid so.」は、「残念ながらその通りだ、悪いけどそうだと思う」という意味です。 相手が望んでいない内容に対して賛同するときに使うフレーズです。
"I heard that he was shot dead." - "I'm afraid so."
「彼は射殺されたらしい」-「残念ながらそう思います」
「so」という単語は、今回登場した意味以外にも色々な意味があります。 「so」に関しては下記の記事で詳しく書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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