「I am afraid 〜」の意味と使い使い方は理解しているでしょうか。「afraid」の意味を「怖がる、恐れる」という意味だけで覚えていると「I am afraid」を誤解してしまう可能性が大なので注意しましょう。「afraid」は後に続く前置詞で意味が変わります。今回は「I am afraid」の意味と使い方を例文付きで完全解説します。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
「I am afraid that...」の形だと「(残念ながら)...と思う」という意味になります。 この場合の「afraid」は「恐れる、怖がる」という意味ではありません。 「I am afraid that...」は「I think that...」と置き換えることが可能ですが、「I am afraid that...」を使うときは、
です。 「I am afraid that...」は相手に言いづらいことを丁寧に言うときに使う表現です。 ネガティブな内容を相手に伝えるときも「I think that...」を使用することはできますが、「I am afraid...」を使うことで丁寧な響きになります。 例えば、警察官が誰かにその人の子供が亡くなったことを伝える時や部下が上司に反対意見を言う時などに「I am afraid that...」を使います。 「I am afraid that...」というthat節の形以外にも「...., I'm afraid.」と文末に付け足して使うことも多いです。
I'm afraid that you don't understand my question completely.
申し訳ないですが、あなたは私の質問を完全には理解していないと思います。
I'm afraid that your son is dead.
残念ですが、息子さんが亡くなりました。
Your nose hair is out, I'm afraid.
鼻毛が出ていると思います。
「I am afraid that...」と同じように使える表現に「I am afraid to say that...」というフレーズもあります。 「申し上げにくいのですが...です」という意味で、用法は同じです。
I am afraid to say that you stink like shit.
申し上げにくいのですが、あなたはクソみたいに臭いです。
「I am afraid so.」は質問の答えとして使う表現です。 「残念ながらその通りです」という意味になります。 相手の質問に肯定で答えることが好ましくない場合に、「Yes.」の代わりに丁寧に言う表現になります。
”So, do I have to leave now?” - "I'm afraid so, sir."
「ということで、おれは今退場しないといけないか」-「残念ながらそうです」
「I am afraid so.」の逆で「No.」と答える場合に使うのが「I am afraid not.」になります。 こちらも同様に「No.」と答えることが相手にとって好ましくない場合に丁寧に謙虚に「いいえ」という表現になります。 「I don't think so.」と置き換えることが可能でしょう。
"Is your father okay with my career?" - "I'm afraid not."
「俺の仕事に対して君のお父様は理解してるの?」-「してないと思います」
「I am afraid but... 」という表現は誤用なので注意してください。 日本語の「申し訳ありませんが」の「が」に引っ張られて、逆説の「but」を入れてしまう人がいますが、英語圏ではこのような表現はしません。 一方で、「I'm sorry but...」は正しい表現になります。
I'm sorry but she is out right now, so I'll get back to you soon.
申し訳ありませんが彼女は外出中ですので、折返しお電話します。
「I am afraid of...」の形にすると、「...を恐れる」という意味になります。 この意味の「afraid」を先に習う人が多いと思います。
I'm afraid of heights.
高所恐怖症です。
「I am afraid for...」で「...の安否を心配する」という意味になります。 「be worried about...」で言い換えることも可能でしょう。
The parents are afraid for their children.
その両親は子供の安否を心配した。
「I am afraid to...」の形で「怖くて...できない」という意味になります。
I was afraid to talk to you at the time.
あの時は怖くて声がかけられませんでした。
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