「being」という表現って分かりづらいですよね...「be」と「ing」が組み合わさっているということは何となくわかりますがイマイチどのように使えばいいのか不明確です。 そこで今回は「being」の意味と使い方を例文付きで徹底解説したいと思います。「being」の使い方は4パターンあります。この4パターンを会得して、ネイティブのような自然な英語表現を身につけましょう!
「being」はbe動詞(am, is, are, was, were) の原形である「be」と現在進行形を意味する「ing」が組み合わさりできた単語です。 例えば、「Going to school every day is very important.(毎日学校に行くことは大切だ)」などと「...ing」は使いますよね。 一般動詞+「ing」では「...すること」となりますが、 be動詞+「ing」では「...であること」となります。 「be」はbe動詞ですので、「being」のあとは通常、形容詞が続きます。 例えば、
Being rich is not impossible if you work very hard.
一生懸命働けば、お金持ちになることは不可能じゃない。
Being kind to the elderly people is important.
高齢者に親切にすることは大事だ。
I like being busy, because I can forget unnecessary things.
忙しくしているのが好きだ、なぜなら不要な事を忘れられるからだ。
Being a good guy all the time is not easy.
常にいい男でいることは簡単じゃない。
上記の例文では「being」の後に名詞が続いています。形容詞ではなくて名詞が続く場合もあります。
Just being with you makes my life richer.
ただあなたといるだけで私の人生が豊かになります。
最後の例文は形容詞が続いていませんよね。 「being」単体では「いること、存在すること」という意味になります。 「I am here.」などの「am」も「いる、存在する」という意味ですよね? この「am」と同じです。 「being +形容詞」の「...であること」という意味とは違いますので注意してください。
「She eats the apple.(彼女はそのリンゴを食べます)」を受け身の形に変換すると、 「The apple is eaten by her.(そのリンゴは彼女によって食べられます)」となります。 では、「She is eating the apple.(彼女はリンゴを食べています)」を受け身の形に変換するにはどうすればよいでしょう...? ここで登場するのが「being」です。 「The apple is being eaten by her.」となります。 「being」は「be being」の形で、「今...されている、...されている最中だ」と進行形の受け身を表すことができます。 「be being」だとbe動詞が2回使われていて少し違和感がありますが、文法的に正しい用法です。
The new office is being built here now.
現在、新しい事務所がここに建設されています。
That meeting room is being used.
その会議室は使用中です。
※上記の例文のように「使用中」と言う場合は、「in use」という方が自然。
「being」の後に、形容詞か名詞が続き、「今は...だ、一時的に....だ」という意味で使うこともできます。 感情ではなく、一時的に取っている行動に指す言葉です。「He is being + 形容詞」の形で使います。 例えば、いつもは優しい太郎が今日だけ意地悪な場合は「Taro is being mean today.」などと言います。 happy, angry, sadなどの感情を表す形容詞と「being」は一緒に使えません。なぜなら感情はそもそも一時的なものだからです。ずっと怒っている人などはいませんよね? なので、☓「She ie being angry」などとは言いません。注意してください。 「being」を「acting」「behaving」と置き換えてみると覚えやすいと思います。
He is being rude today. He is usually not like that.
彼は今日は態度が悪いですね。いつもそんなことないんですが。
Is she just being polite?
あの子は今だけお行儀よくしてるだけなのか?
また、子供を叱るときにも「being」をよく使います。 「naughty」で「行儀が悪い」という意味なのですが、親が子供に「You're naughty!」と言ってしまうと少し言い過ぎ感があります。なぜなら、今は行儀が悪いですが、常に悪いとは限らないからです。 そんな場面では、「You're being naughty!」と言って叱るのが普通です。「今あなたは行儀悪いですよ、正しなさい」という意味合いになります。
Hey. You're being a bad boy today.
ちょっと、今日お行儀が悪いわよ!
最後に紹介するのは、「being」の名詞用法です。 「being」は名詞では「人間、生命」という意味になります。
の形で使うことが多いです。 「come into being」の形で、「存在するようになる、生まれる」となります。
a nuke bomb would kill millions of human beings.
核爆弾は数百万人もの人間を殺しうる。
No one is sure how the universe came into being.
宇宙がどのように存在するようになったのか、誰も定かではない。
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