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「お見受けする」の意味とビジネス敬語、使い方、類語、英語を例文つきで解説

「お見受けする」の意味は「見て判断する」です。「受ける」には「感じとる」という意味が含まれていて、外から見ただけで本質を感じ取ったという場合に使用されます。「お見受けする」は主語が自分の時に使う場合が多く、「見受けする」についている接頭語の「お」は謙譲語と判断するのが妥当です。ビジネスシーンでも「お見受けしたところ、忙しいようので...」というように、相手の様子から推測し配慮を示すときなどに使用されます。

「お見受けする」とは

「お見受けする」の意味は「見て判断する」

「お見受けする」は「見受けする」に接頭語の「お」がついた言葉です。 「見受けする」の意味は、「見て判断する」「見かける」の二つあります。 一つ目の意味は、「見て判断する」です。 「見て判断する」という意味の場合、「見受けする」の「受ける」には「感じとる」という意味が含まれていて、「具合が悪そうだ」というように外から見ただけで本質を感じ取ったという場合に使用されます。 「見かける」という意味の場合、「太郎さんが歩いているのを見かけた」というように、物や人を遠くからちらっと見た・何かを目撃した状況を言い表します。

「お見受けする」は謙譲語

「お見受けする」は主語が自分の時に使う場合が多く、「見受けする」についている接頭語の「お」は謙譲語と判断するのが妥当です。 接頭語の「お」は文脈によって尊敬語・謙譲語・丁寧語のどれにでもなりえます。 主語が目上の人ならば、「お見受けする」の「お」は尊敬語になりますが、このように使うのは極めて稀です。 なぜなら、目上の人が「見て判断する」「見かける」という場合には「ご覧になる」「ご判断なさる」といった尊敬語を使用して言い表すことが多いからです。 謙譲語の「お」がついているので「お見受けする」ですでに敬語表現ですが、「お見受けします」と丁寧「ます」を付け加えるとより丁寧な敬語表現になります。

「お見受けする」の使い方と例文

「お見受けしたところ」などとビジネスメールで使う

「お見受けする」は、ビジネスメールで「お見受けしたところ」という形で使用されることが多いです。 「お見受けしたところ〜」という言い回しで「自分が見て判断したこと」を丁寧に伝えることができます。 例えば「お見受けしたところ、忙しいようので...」というように、相手の様子から推測し配慮を示すときなどに使用されます。

例文

  • お見受けしたところプロジェクトは順調に進んでいるようですね。
  • 近頃はお忙しいとお見受けしますが、お身体は大丈夫ですか?
  • いつからあるのか不明ですが、とても古い建物のようにお見受けします。
  • 佐藤部長は部下との関係性がとても良いようにお見受けしますが、何か普段から意識していることはございますか?

「見受けられる」は客観的な事実を述べる時に使う

「見受けられる」は、「られる」という受け身の表現を使用しています。 「見受けられる」と受身の表現にすることで、主観的な意見ではなく第三者の客観的な意見を述べる、ときに使することができます。 「世間一般的にこう思われている」「判断されている」という意味で、ビジネス文書や論文でもよく使用されます。

例文

  • 対象年齢が低い子どもが使用している姿がしばしば見受けられる。
  • 原色を使用したデザインは人気のないように見受けられます。
  • ここ数年で住宅も増えて、駅の利用者が増えたように見受けられます。

「見受けられる」の意味と論文での使い方、類語「見られる・見て取れる」との違い

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「お見受けする」の敬語の言い換え

「お見受けいたします」だとより丁寧

「お見受けいたします」だとより丁寧です。 「お見受けいたします」は、「見受ける」に謙譲語の「お」と「する」の丁重語の「いたす」と丁寧語の「ます」をつけた正しい敬語表現です。 「丁重語」とは、動作の対象ではなく話を聞いている相手に敬意を示すために使用されます。 例えば「昨日から弟の家で勉強をしております」の「おります」は、弟へ敬意を示しているのではなく話を聞いている人に敬意を示している丁重語です。

「お見受けされる」は尊敬語

「お見受けされる」は「見受けられる」という受身の表現に、敬語「お」が付いたものです。 目上の人が「見受けられる」時に使う表現であるため、「お」は尊敬語とするのが妥当です。 「される」を尊敬語と取ることもできるが、そうすると「お」も尊敬語なので二重敬語になってしまう誤用です。 「お見受けする」を尊敬表現にするには、「見受けされる」「見受けなさる」となりますが、このような表現は全く一般的ではなく、使用は避けた方がよいでしょう。

「お見受けする」の類語

お見かけする

「お見かけする」は「見かける」に接頭語の「お」をつけた表現です。 「見かける」の意味は「意図しないで偶然に目にする」という意味です。 「お見かけする」の場合、主語は自分なので接頭語の「お」は謙譲語になります。 自分が目上の人を偶然見かけたときに「お見かけする」と言い表すことができます。 「見受ける」とは違い、「見て判断する」という意味はありません。 したがって、「具合が悪いようにお見かけする」といった使い方は誤用です。

お察し

「お察し」は「おさっし」と読みます。 「察」は「調べて明らかにする」「おしはかる」「思いやる」を意味します。 「察する」の意味は、 おしはかって考える。また、思いやる 細かく取り調べる。詳しく調べる となります。 「察する」は「推測すること」「本当の意図を汲み取ること」を意味しています。 また、「察する」には「同情する」という意味も含まれます。 「お察し」は”「示されるまでもなく推測して、了解することを意味する表現”です。 「お察し」は相手の気持ちを推測したり、自分の気持ちを推測してもらいたい場合に使います。 「お察し」は主に、苦悩・悲哀・疲労など微妙な状態を表すことが多いです。 「お察しします」は、相手の気持ちを推測するという意味なので、「察し」につく接頭語の「お」は謙譲語になります。 「お察しください」と言った場合は「私の心中や事情を推測してください」という意味になります。 「わざわざ言わないけれど、わかってください」というニュアンスです。 この場合の「察し」につく接頭語の「お」は尊敬語です。

「お察し」の意味と使い方、例文!「お察しします」は目上に使える敬語?

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拝察

「拝察」は「はいさつ」と読みます。 「拝察」は「察すること、人の心中などを推測すること」の謙譲語です。 相手の状況を推察する場合と相手の気持ちを思いやる場合に使います。 「拝察」はかしこまった場面で使うことが多く、式典の挨拶やお役所関連の文書、お礼状やお悔やみ状などでも用います。

「拝察」の読み方と意味は?類語「賢察・推察」との違い、英語も解説

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「お見受けする」の英語

You could see/say

客観的な事実を述べる際の「〜とお見受けする」の英語表現は、

  • You could see that...
  • You could say that...

となります。 直訳すると「〜ということがわかるだろう」「〜だと言えるだろう」という感じです。

You could see that some of them came with their families.

家族の人たちも見受けられる。

look

「〜のようだ」「ビジュアルから判断すると」を意味する英語表現は、

  • look
  • seem
  • apparently

となります。

「look」と「seem」の違いですが、 「look」の方がビジュアル重視で、客観的に見た目だけで判断しているニュアンスがあります。 「seem」は状況などもみて、より主観的に判断しているニュアンスがあります。 「apparently」は「appear(現れる)」という動詞の副詞形ですが、この形で「どうやら」という意味になります。

She looked fine.

彼女は元気そうに見受けられた。

You seem to be quite an athlete.

お見受けしたところ、あなたは完全にアスリートですね。

Apparently, you are having trouble.

お見受けしたろころ、お困りのようですね。

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