洞察力は「物事を深く鋭く見抜く力、見通す力」のことで、「観察力」のように表面的な部分だけではなく、目には見えない本質的な部分を見抜く力のことを指します。例えば顔色の変化にから「体調が悪いからかな」「嫌なことあったのかな」とその原因や心理状態に気付くのが「洞察力」となります。今回はそんな洞察力が鋭い人の特徴を紹介していきます。
「洞察力」とは、物事を深く鋭く見抜く力、見通す力のことです。 観察しただけでは見えない本質を直感的に見抜いて判断する能力です。 「観察力」のように表面的な部分だけではなく、本質的な部分を見抜く力のことを指します。 要するに観察した事柄から相手の体調や気持ちなど、「目に見えない部分」を見抜く力のことです。 例えば、「嫌なことがあったのかな」「体調悪いのかな」などです。 ちょっとした顔色の変化やいつもより動きが遅いなど、そういった部分に気付くのが「観察力」、そこから「体調が悪いからかな」「嫌なことあったのかな」とその原因や心理状態に気付くのが「洞察力」となります。 本記事では、そんな洞察力が鋭い人について詳しく解説していきます。
洞察力は、観察力ありきです。 洞察力のある人は、周り人や物事を観察し、周りをよく見れています。 それによって、変化や違和感などをすぐに感じ取ることが出来ます。 観察できてなかったら、本質を見抜くも何もないですよね。 常にアンテナを張って、観察しています。
洞察力が鋭い人は何事にも客観的に捉えることができます。 また、とても注意深いです。 そのため、人や物事を観察した時に小さな変化でも気付くことができます。 また客観的であるため、主観から離れて物事を見れるので相手の立場になって判断することが出来ます。
洞察力が鋭い人は冷静で落ち着いてる人が多いです。 そのため、感情的になったりその時の心情で物事を判断したりしません。 また、口数が少なかったり大人びている雰囲気を持っている人が多いですが、一概にそれが特徴とは言えないところもあります。 いつも元気であったりよく話をする人でも「いざ」という時には目を光らせてものすごい洞察力を発揮する人もいます。 そういう時はどんな人でも冷静に周りや物事を観ています。
洞察力が鋭い人は様々な経験をしています。 そのため、どんな状況でも「こうなのではないか」と考える事ができます。 そして、経験豊富であるため知識もあります。 変化に気付いても、それが何に繋がるのかは知識が必要になることもあります。 天気のことでも地学のことでも海外のことでも、はたまた心理のことであっても、です。 色々なことを知っていると、照合ができそれによっていくつかの可能性や判断を下すことが出来ます。 それは洞察する大きな力のひとつになります。
洞察力が鋭い人は何事においても、偏見や先入観がありません。 起きたことを素直に受け止めることが出来ます。 「○○はこうである」といった決めつけをしてしまうと、本質が見抜けなくなります。 頭を柔軟にすることで人や物事の本質までたどり着くことが出来ます。 偏見や先入観を持っていないことで、他の人が気付かないところにいちはやく気付く事ができます。
洞察力が鋭い人は分析力もあります。 どんな物事に対しても「なぜそうなるのか」「どうしてそうなったのか」と様々な角度から分析をします。 分析力があることで、情報を適切に分類をしたり、物事の「関連性」や「規則性」を見出し、さらに「例外」などを見抜くことが出来ます。 観察をして、分析をして、洞察できるわけです。
洞察力が鋭い人は様々な経験や失敗を活かすことが出来ます。 経験したことや失敗を受け止め、考察してきちんと原因の追求をしたり次にどういうことをすれば良いかを考えています。 そうすることで物事の本筋や原因をも考察したり気付いたりすることが出来ます。
勘が鋭いとは「明確な根拠を持たずに直感的に察した物事が実情と合致すること」です。 要するに知識や経験や観察力によって直感的に物事を察することが出来るのです。 洞察力が鋭い人は物事を時間をかけて考えたりせず短時間で見通す力があるので、その時の直感で「こうだろうな」「これがいいだろうな」と判断することが出来ます。 これは、先程も言ったように経験や失敗を活かしてきているからです。
洞察力がある人は、まず外見で人を判断しません。 顔の造りやスタイル、服装などで「こういう人だ」と決め付けないんですよね。 その人がどういう人なのか、どんなことを考えているのかを外見ではなく言動や仕草、表情で判断をします。 どれだけ相手の細かい言動に気付けるかがポイントとなります。
「この人空気読めるな〜」って思う人いますよね。 的確なタイミングで的確な発言をしたり、みんなが嫌な気持ちにならないような雰囲気に持っていったり、そういったことが上手な人は、洞察力が鋭いからです。 「これを言ったらこの人は嫌な気持ちになる」「この人はこれが苦手そうだな」と瞬時に読み取り、一番良い方法を提案することができます。 相手の気持ちを瞬時に察知でるので、空気を読むことができます。
洞察力が鋭い人と近くにいると、お互いが疲れてしまうことがあるんですよね。 相手は空気を読みすぎたり相手の心を読みすぎて疲れますし、こっちは「どこまでわかってるんだろう…」「なんか勘ぐられそうで嫌だなぁ」という気持ちになってしまいます。 もし職場などに洞察力が鋭い人がいるのであれば、ほどよい距離を保ちながら関わるといいでしょう。
洞察力が鋭い人って、ちょっとの情報で様々な事情を把握してきたりします。 なので、あまり自分のことを知られたくないなと思うのであれば、深い話はしないでおきましょう。 自分の情報をなるべく渡さないことが大事になってきます。
洞察力が鋭い人は、自分よりも周りの意見に合わせてしまい、自分の本当の気持ちを押し殺してしまうことがあります。 その場の空気を読み人の気持ちを優先しすぎると本当の気持ちを伝えられないまま終わってしまうんですよね。 周りに気を遣いすぎてしまうので、こちらから洞察力が鋭い人の意見や考え方を聞いてあげるといいでしょう。