「聞き上手」とは、相手の気持ちを受け止め、相手が気持ちよく何でも話せるように受け答えができることを意味します。円滑にコミュニケーションをとるには、トーク力だけではなく聞く力も必要になってきますよね。さらに聞き上手な人は、相手の言いたい事をさらに引き出すための高い「質問力」をもっています。今回は「聞き上手な人」について長所だけではなく短所も含めて解説していきます。また、聞き上手になるための方法なども合わせて紹介しますのでぜひ参考にしてください。
「聞き上手」とは、「聞く力がある人」を指す言葉です。 何でも話してしまうような反応を示したり、話しが広がるような質問力がある人を「聞き上手」といいます。 相手の気持ちを受け止め、相手が気持ちよく何でも話せるように受け答えができるというコミュニケーション能力です。 円滑なコミュニケーションを人ととるためには「話す力」も必要ですが、「聞く力」も重要になってきます。
「聞き上手な人」ってどんな特徴があるのでしょうか。 自分が話しを聞くときの姿勢を思い浮かべながらぜひ見てみてください。
聞き上手な人は、いつでも笑顔で人の話を聞きます。 むっとした顔をしている人には、どう考えても話しにくいですよね。 伝えたいことがあっても「話す前から否定されるのではないか」と思ってしまうので、なかなか言いたいことが言えません。 聞き上手な人は、人の話しを聞くときはいつもニコニコしていて「話しを聞いていて楽しい」という気持ちが話し手に伝わります。 だから、話し手は安心してなんでも話すことができるのでしょう。
例えば、相手の趣味の話しなど聞き手として興味を持つことができない内容のときもありますよね。 聞き上手な人は、自分の興味のない話でも興味津々で相手の話を聞くことができます。 無理に興味を示そうとしているわけではありません。 「自分の知らないことを教えてもらっている」ということを、心から楽しんでいるのです。 自分の趣味の話に興味を持って聞いてもらえるのって嬉しいですよね。 そのため、話し手は嬉しくなってどんどん色々なことを話したくなってしまいます。
聞き手として、相手の話していることに相槌を打つことって大切ですよね。 話の邪魔になるかもと思って、黙って聞いていても「聞いてる...?」と相手を不安にさせてしまいます。 また、「うんうんうんうんうん」と連続で相槌をうったり、「へえー、それで?それで?(棒読み)」と言われても「聞いてないな」「どうでもいいんだな」と感じさせる原因になるでしょう。 聞き上手な人は、相槌を打つタイミングと回数が絶妙! だからこそ、話し手は気持ちよく話し続けることができるのです。
会話をするということは、相手の話しを聞いているだけではなくて聞き手も言葉を発しますよね。 その聞き手側の発言するタイミングって意外と難しくて、何も考えずに言葉を発してしまうと相手の話しを遮ってしまうことになります。 自分が話しているときに、横から口を出されて流れで別の話しに変わってしまったりすると話し手は「モヤっ」としてしまうんですよね。 聞き上手な人は、相手の話しを遮断してしまうようなことは決してありません。 なので、話し手は気持ちよく自分の思っていることや話したかったことをスッキリ話すことができるのです。
相手の話しを聞いているときに、「うんうん」「そうなんだね」と相槌を打っているのも大切なことです。 しかし、それではなんとなく話し手が「一方的に自分が話しているだけ」という感覚になってしまうんですよね。 もちろんそれでもスッキリする人はいますが、できればきちんと会話を成り立たせたいというのが本音でしょう。 聞き上手な人は、質問力がとってもあります。 そのため、話しをどんどん盛り上げることができますし、相手の言いたいことを上手に掘り下げていくことができるのです。 それに、質問してくれるということは自分の話しに興味を持ってくれていることなんだなと感じるので話しやすいですよね。人と話す上での質問力がない人って意外と多いです。
ただ「うんうん」と聞いて当たり障りのない質問を適当にしているだけではなく、話し手の気持ちや伝えたいことをきちんと理解しようと努めてくれているというのも、聞き上手な人の特徴です。 たまに話しをしていても「だから、それはさっきも言ったよね?」という質問をしてきたり「意図がよくわからない」と感じる返しが帰ってきたりすることってありますよね。 そうすると、「理解してくれようとしてないんだな」と感じるし「もういいや」と話すことを諦めてしまいまう人も多いです。 聞き上手な人は、理解力にも富んでいるので話し手の言いたいことや伝えたいことを理解しようと最大限の努力をしてくれているんだということがきちんと話してに伝わります。 なので、話し手も「もっとわかってもらえるような伝え方をしよう」という姿勢になってくれます。
聞き上手な人は、話している人の言葉を否定することはしません。 自分が話したことを、最初から「いや、それは...」などと言って否定から入られてしまうと話す気がなくなってしまいますよね。 その時点で「この人にはわかってもらえない」と諦めてしまいます。 否定をされて傷ついてしまう人も多いです。 聞き上手な人は、必ず相手の話を一度受け止めます。 受け止めた上で、何か思うことがあれば伝えるので相手を「受け入れてもらえなかった」「否定をされた」という感情にさせてしまうことがありません。 話を初めから否定する人って、そもそも鼻から相手のことを理解しようとしていないんですよね。 わかりあおうとしていない、聞く気がない人の典型的な特徴です。
実は聞き上手な男性は自分に自信がないことがあります。 自信がある人って、自然と承認欲求が強くなっていくので「俺は」「俺が」と「自分のことを話したい」「聞いて欲しい」という気持ちが強くなるんですよね。 反対に聞き上手な人って、あまり自分から自己主張をするタイプではありませんよね。 自信がないからこそ「人の話しを聞いているほうが楽だし楽しい」と思っているという可能性もかなり高いと言えるでしょう。
聞き上手でいつも聞き手に回ってばかりの男性の中には、他人から嫌われるのを恐れている場合もあります。 人の話しを続けることで、他人から必要とされている気持ちになれませんか? 「この人は自分の話しをきちんと聞いてくれるから話しやすい」と思ってもらえると嬉しいですよね。 このタイプの人は、自分のことは後回しにしている傾向があります。 自分の意見をバンバン言ったり、自分の話しばっかりして煙たがれるのは怖いのです。
単純に「人の話しを聞いているのが好き」ということもあります。 人の顔色を伺っているとかではなく、素直に「その話おもしろい」「◯◯さんって色々なことを知っていておもしろいなあ」と心の底から思ってしまうのです。 純粋だからこそ素直に相手の言ったことすべてに興味を示すことができるし、「おもしろい」と思えるのでしょう。 素直すぎるが故に傍から見ると「あの人って自分の意見を言わない人だよね」という印象になってしまうこともありますが、本人には悪意があるわけでも「あえて聞き手に回っている」というわけではないのです。 単純に「この人の話しを聞いていたい」と思っているのです。
純粋に「人の話しを聞いていたい」と思っているタイプの男性もいれば「モテたい」という欲があって、いつも聞役に周り「聞き上手で素敵な人」と思ってもらおうとしている男性も多いでしょう。 やっぱり生きているからにはモテたいですよね...。 子孫を残すために生物に備わっている本能ですから「モテたい」という気持ちがあるのは悪いことではありません。 ガツガツ自分の話しをしてくる男性より「うんうん、わかるよ」と話しを聞いてくれる男性がモテるということを知っているからこそ人の話しを聞く能力を身に着けていているのです。 しかし、こういうタイプの聞き上手な男性は「好きな人やタイプな女性にだけ聞き上手になる」ということも多いので女性は騙されないように注意してください。。。
聞き上手な人は、どんな人にも心を開いてもらえます。 なぜなら、聞き上手な人は「相手の話をしっかりと聞く」ということで相手をきちんと受け止めているからです。 自分の言っていることにきちんと耳を傾けて、誠実に対応をしてくれる人って信頼できますよね。 安心感もあります。 なので、初対面でもあっという間に聞き上手な人には心を開いていくのです。 そして「話を聞いてもらいたい」というときに、1番に頼られる存在になります。
聞き上手な人は、自分に関係ないジャンルの話でも興味のない話でも、何でも興味津々で人の話を聞きます。 なので、「これ○○さんにも教えてあげよう」と思ってもらいんですよね。 自分の興味のある話意外、一切興味を示さない人に「あれ教えてあげよう」なんて思いませんよね。 反応が薄いとせっかく教えてあげようと思ったのにショックですから。。 確かに自分には関係のない情報かもしれません。 しかし、絶対に無駄になるとは言い切れませんから取り入れた情報の中で本当に無駄だと思うものはすぐに忘れるなど情報の取捨選択をすればいいのです。 なので、聞き上手な人は知識が豊富なことが多く、またそれを上手に活かすことができる点が長所であると言えるでしょう。
人間ってやっぱり自分の話を聞いてもらいたいと思う生き物です。 どんなに無口で喋らないような人でも、家族や心を許せる人の前では思いの丈を思いっきり話しているんですよ。 聞き上手な人と会話をしていると、やっぱりスッキリしますし楽しい時間を過ごせますよね。 そのため、聞き上手人は誰からも「この人と一緒にいると楽しい」とか、「この人と一緒にいると落ち着く」と思ってもらえるので好かれます。 嫌われているのか好かれているのか、どちらが良いかと言われればやっぱり好かれていたほうが良いですよね。人脈も広がりやすいですし長所であると言えるでしょう。
聞き上手な人って、人を否定するような発言はしませんし、心を許しあった関係性を築くことができるので人間関係でのトラブルに巻き込まれにくいです。 人の話しをきちんと聞くことができなかったり、人の言うことを否定してばかりで受け止めようとしないと当たり前ですが敵を作りやすいです。 相手のことを受け入れることができないのに、自分自身を受け入れてもらえるわけがありません。 なので、上手く人の話しが聞けない人はどうしても上辺だけの関係になってしまいます。 それに比べると聞き上手な人は、相手にも受け入れてもらえるし敵を作ってしまうことがないため平和に過ごすことができます。
相手の話しをきちんと聞くことができるということは、器の大きさを感じますよね。 誰の意見も受け入れて、常に中立の立場を守ってもらえるような安心感もあります。 そのため、組織など集団で行動するような場面で人の上に立つような役目を任せてもらえることが多いと言えるでしょう。 偏った意見しか取り入れてもらえなかったり、自分の意見だけで決断を出してしまうような傲慢な人には任せられません! しっかりと話しを聞く人だからこそ、「この人に任せたい」「お願いしたい」と思ってもらえるのです。
聞き上手な人は、営業力があります。 コミュニケーションを円滑にとることができるので、取引先相手の気持ちをどんどん鷲掴みしてしていきます。聞き上手な人って本当にどこに言っても好印象で気に入られやすいというところが長所です。 営業ではバンバン成績をあげていって、取引先だけではなく自社からの評判も高くなっていくでしょう。 働いていれば、接客やクライアントとのやりとりって当たり前のようにありますからね。 どんなときも、どんな相手でもきっちり聞く耳をもって業績を上げることができるのも聞き上手な人の長所と言えるでしょう。
聞き上手な人は、色々な人の心を掴むだけではなく色々なチャンスを掴むことができます。 信頼して心を許せる相手には、仕事を任せたくなるし、協力したいと思いますよね。 なので、いざというときに思いがけないチャンスを与えてもらえることが多いです。 例えば、「○○をしてくれる人を探している」という場面で、すっと「それなら○○さんを紹介しますよ」と声かけてもらえます。 また、反対に「○○ができる人を探している人がいるんだけれど、やってみませんか」というようなチャンスをもらえることも多いでしょう。 相手の話しをきちんと聞くことが人脈作りに繋がり、それがチャンスに繋がることがあるということです。
聞き上手な人は、話し手の言うことを簡単に否定しないということからもわかるように、ネガティブな発言はしません。 話していても、相手に「でも...」とか色々ウジウジ言われたら気分が暗くなってしまいますよね。 聞き上手な人と話している人は、自然と前向きな気持ちになりますし楽しく会話をすることができるので、何より聞いている本人も常に前向きな気持でいることができます! 生活をしていく上で前向きな気持ちってとっても重要ですよね。 前向きに生活できることで、物事が上手く行くことも多いでしょう。
実はどんなに美人だったりイケメンだったりするホステスさんやホストよりも、聞き上手な人の方が売り上げが高いということをご存知でしょうか。 見た目の美しさももちろん大切なのですが、モテるために聞き上手であることは必須なんです! では、なぜ聞き上手はモテるのか理由を見ていきましょう。
聞き上手な人と一緒にいると、やっぱり楽しいですよね。 人の話しを聞いているのも、もちろん楽しいのですが自己主張が激しすぎる人とずっと一緒にいると疲れてしますよね。 それに、お付き合いをする人ならやっぱり自分の話しをきちんと聞いてくれる人が良いなと思いませんか? お互いの話しにきちんと耳を傾けることができる関係が理想的ですよね。 「自分の話しを聞いてもらいたい」というのは、男性も女性も同じです。 話していて楽しいと思えない人とは一緒にいてもつまらないですから、やっぱり聞き上手な人を恋愛対象として見る人は多いと言えるでしょう。
聞き上手な人って、包容力がありますよね。 自分の話しに耳を傾けてくれて、そして受け入れてくれる人にはやっぱり安心感があります。 自分の話したことに対して否定的なことばっかり言ってきたり、話しをきちんと聞かずに理解してくれようとしない人と一緒にいるのは辛いです。 男性も女性も恋人には安心感を求めるものですよね。 なので、聞き上手な人と一緒にいるときの安心感から「ずっと一緒にいたい」「もっと一緒にいたい」と思う人が多いのです。
しっかり自分の話しを聞いて理解しようとしてくれる人って、思いやりや優しさを感じますよね。 自分が興味のない話しでも、自分に関係のない話しでもきちんと耳を傾けて聞いてくれる優しさにキュンとする人は多い! 自分の考えばっかり押し付けてきて、こちらの意見は聞き入れてくれないなんてやっぱり思いやりに欠けます。 思いやりに欠ける人と一緒にいてもしんどいだけですよね... この人自分の話ししかしてこないし、こっちの言ってることは受け入れてくれないんだなと感じるようなことがあると「好きかも」という気持ちがあっても一瞬で覚めちゃいます。
聞き上手な人は、話しをきちんと聞いて自分の話しを理解してくれるので悩みがあったときに相談しやすいですよね。 気の利いたアドバイスをして欲しいというわけではなく、ただ話しを聞いてほしいと思う気分のときもあるでしょう。そんな時に余計なアドバイスをしてきたり、「それはさ...」とか言って反論されたりすると気持ちが落ち着くどころが疲れてしまいます。 いつでも話しを聞いてもらえる存在がいることってとっても頼りになります! だから聞き上手な人って頼りになりやすいですし、側にいて欲しいなと思われることが多いのです。
人の話しを聞く姿勢として、話している相手の目をきちんと見ることって大切です。 「うんうん」と相槌を打ってくれていても目線が全然違う方向を向いていたら「ちゃんと聞いてる?」と誰もが思ってしまうでしょう。 人の目を見ることが苦手な人も多いですよね。 でも、話している側からすると「全然違うことを考えてるんだな」と感じてしまいます。 なので、相手の目を見ることが苦手な人は話しての「鼻」や「眉間」の当たりを見ることをオススメします。 不思議と相手の目を見なくても、上の空という印象にならないので便利です!
話し手にきちんと目線を向けることも大切なのですが、身体もきちんと相手に向けることが大切です。 心理学的にも、身体が話し手の方向を向かないのは「相手に興味がないから」だと言われています。 実際に、話しているのに全然違う方向を向いていたら「聞いてないな...」と感じますよね。 話している相手に「きちんとあなたの話しを聞いていますよ」という誠意を見せるためには、身体ごと相手を向く必要があります。 どんなに忙しくても、相手が話しているときはきちんと身体ごとむきましょう。
相手が真剣に話しているときこそ、相槌をうつタイミングって意外と難しいですよね。 あんまり「うん」「うん」と頻繁に相槌をうっても、相手が話しにくくなってしまいますし逆に「本当に 聞いてるの?」と思わせてしまう可能性もあります。 しかし、ただ黙って聞いているのも「聞いてない」と思われてしまいますし話し手が一方的に話している感じになってしまうので、話し手も話しにくくなってしまうのです。 聞き上手になるには、適度に絶妙なタイミングで相槌をうつことが大切です! あんまり相槌をうちすぎてもな...と思うのならうなずくだけでもOKです。 自分の言ったことに無反応だと話し手は不安になってしまいます。 上手に相槌をうちましょう。
「うん」「うん」と相槌を打つだけではなく、きちんとリアクションをすることも大切です。 「えーーー!!!」と驚いたり、「ほんと面白い〜」とその時の感情を素直に表現する! 「おもしろいな」と思っていても、それをきちんと表現しないと相手には伝わりません 相手も「驚かそう」「笑わそう」と思って話しているかもしれないのに、無反応だとがっかりですよね。 それに、リアクションをきちんとしたほうが話しが盛り上がります。 リアクションがない人とは、話していても心地よさは感じれないでしょう。 時には大げさすぎるぐらいのリアクションも大切ですよ。
たとえ相手が言葉につまらせていても、話し終わるまできちんと聞いてあげましょう。 しびれを切らして横から口を出してしまいたくなるのもわかれますが、相手のペースを見出すようでは聞き上手とは言えません。 伝えたい気持ちがありすぎて言葉につまってしまっているのかもしれませんしね。 聞き上手な人は、相手が話しているときに話し始めたりしません。 ぜひ相手のペースに合わせることを意識してみてください。 それだけでもだいぶ「話しやすいな」と思ってもらえます。
聞き上手になるためには、気持ちよく相手が話せるような質問力を身につけると良いでしょう。 「質問力」があると、相手の話しをより深く効率的に聞き出せるようになります。 また、人間関係の構築を楽にすることができますしビジネスにおいても非常に大切なものです。 話しを聞いているときに、いまいち話しを盛り上げることができないな...と感じる人は、この「質問力」が足りない可能性があります。 「それでどうなったの?」「その時どう思ったの?」でも何でも良いので質問をする癖を普段からつけておくと良いですね。
質問力を高めたり、相手の言っていることを理解するにはある程度の知識や教養を身につける必要があるでしょう。 理解しようとしているとしても、「通じてないな...」と感じることがあると話す気がなくなってしまいます。 例えば、政治について話しているのに「何それ美味しいの〜?」とヘラヘラしされると、最初こそ「しょうがないな」と思っても、そういったことが多いと「イラっ」としますよね。 基本的に知っていて当たり前なことをきちんと知っておくことで、話しを広げることができますし理解力も深まるので相手も安心して会話をすることができるでしょう。 会話をしていてわからないことがあったら、きちんと調べて分かるようにしておくといったことを繰り返していくとだんだん身についてきて話しを聞く時に役立てることができるできます。
「それは悲しかったね」 「痛かったでしょ〜?」 というように、相手の感情を言葉にすることで相手は「共感してくれている」「自分の気持ちを分かってくれている!」と感じるので話していて安心します。 「うんうん」「そうなんだ」と相槌をうつよりも、「それは○○だったね」相手の感情を口にするほうが「そうなんだよ〜」と話が盛り上がることが多いです。 「別に大したことじゃないでしょ」なんてバッサリ切ってしまう人も中にはいます。 しかし、話している側としては「共感して欲しい」という思いがあって話していることが多いですから、「そうなんだね」と相手の気持ちに寄り添ってあげることが聞き上手になれるコツです。
あんまり上手に質問できない...とか、自分には話しを聞いて盛り上げる力がない...話しを聞くことに自信がない人も多いですよね。 しかし、基本的に「相手の言っていることを理解しよう」「共感しよう」という気持ちがあればOK! 「しっかり聞いてくれている」という誠意は必ず伝わります。 聞き上手になることを意識してオーバーなりアクションをとろうと思っても、逆にわざとらしくなってしまったり、聞くことに集中しすぎて自分の気持ちを伝えられなくなってしまったりします。 そういった違和感を相手が感じ取ってしまうとやっぱり「話しにくい」と感じてしまいますよね。 できるだけ自然に肩の力を抜いて相手の話しに耳を傾けましょう。
聞き上手な人と話していると、ついつい相手も時間を忘れてペラペラと話してしまいがちです。 しかし、いくら聞き上手だとは言え永遠に話しを聞いているわけにもいかないですよね。 不愉快な思いをさせることなく人の話しをうまく中断することができるというのも、聞き上手さんの持っている技だったりします。 そこで、人の話しをうまく中断する方法を紹していきますので是非参考にしてください。
「この人は話し長い人」と、わかる場合や「今日時間ないんだよな」という時は会話が盛り上がる前に、あらかじめこの後の予定や時間を伝えて置くと良いでしょう。 自分から「この後ちょっと用事があって...」とは言いにくい場合は「そういえば、この後は予定ないんですか?」と相手の予定を聞くのもありですね。 こっちが聞けば「あなたは?」と聞かれる可能性が高いです。 その時に予定があることを伝えると、サクッと話しを切り上げることができるでしょう。
あまりに早く中断したいですという雰囲気だけ醸し出してしまうと、相手に嫌な思いをさせてしまいますよね。なので、話しを中断したいときは「その話は次回是非ゆっくり聞きたいです!今日はちょっとこの後予定があるので...」と申し訳無さそうに言いましょう。 その申し訳無さと「聞きたいけれど今は聞けない」という気持ちが伝われば、相手も嫌な気持ちにはならないですよね。 「良し!じゃあ今度ゆっくり話したろ!」と思うはず。 相手の話を中断するときは、後日ゆっくりお話しましょうと伝えられると良いですね。
上述しているように、基本的に相手が話しているときに口を挟むのはよくありません。 ただ、同じ話しを何度もループしているようだったり「話の主旨がずれてきている?」と感じる場合は、「すみません、それって○○ということで良いですか?」と一旦話していることをまとめるのもありです。 言いたいことをわかってもらえていないと感じている状態で話しを中断されると、モヤモヤが残ってしまいますよね。 相手も言いたいことが伝わっているのかよくわからない状態で、だらだらと話してしまっている可能性もあります。なので、「きちんと理解していますよ」ということを伝えることで相手の話しを上手く中断することができる可能性が高いです。
「お話している途中ですみませんでした」 「また時間がある時にゆっくりお話きかせてください」 「お話聞けるの楽しみにしています」 といったように、中断してしまった後は必ずフォローの言葉をかけるのを忘れずにしましょう。 そうすれば、中断してしまっても嫌な気持ちになりません。 相手が「自分の話しがつまらなかったのかな」など気にしてしまう可能性もあるのできちんとフォローをしておく必要があるでしょう。
相手が話さない時に、上手に相手が話すようにを促すことができるというのも聞き上手の凄いところです。 なかなか難しいですが、ぜひ身につけておきたいですよね。 では、相手が話さない時に促す方法を見ていきましょう。
聞き上手な人は、話す場所もきちんと考えます。 例えば、会社の会議室などで「さあ、話しましょう」と言われても話しにくいですよね。 特に上司だったり肩書がある立場の人とはどうしても話にくさがあります。 聞き上手な人は、まずリッラクスをして話せる場所を選びます。 例えば近場のカフェやファミレスなど変にシーンとしている場所でもなく、食事をしたり美味しい飲み物を飲みながらだとリラックスして話せますよね。 リラックスをして話せる雰囲気作りってとっても大切なのです。
威圧的な態度だったり、明らかに自分のほうが偉いですという態度をとっている人には話しにくいですよね。 何か言ってもはじめから否定されそうな気しかしません。 聞き上手な人は、相手を尊重している姿勢をまずはじめに見せます。 「○○さんの仕事ぶりにはいつも助けられています」とか、「○○さんといると癒やされます」など言葉にして尊重している気持ちを伝えるのです。 そうすることで、なんとなく初めから「自分は受け入れてもらえてえる」と感じるので話しやすいですよね。 話せない人って、相手の反応だったり受け入れてもらえないことを恐れていることが多いです。 はじめから相手を尊重している姿勢を見せることも聞き上手な人のテクニックの1つであると言えるでしょう。
聞き上手な人は、波長や声のトーンを器用に話し手に合わせます。 ゆっくり話したい、むしろスロースペースな性格な人が「うんうんそれで?」と急かされるような相槌をうたれると話にくさを感じてしまうんですよね。 なので、相手からもっと話を聞きたいというときは相手に波長を合わせましょう。 もちろん早口で話す人に、ゆっくり反応を示すのもイライラされる原因になります。 なので、あくまでも「相手に合わせる」ということを忘れないでください。 一緒の波長、一緒の空気感を感じる人には心を開きやすく、気がつくと他の人には話さないことも話していたということがよくあります。
相手に話してもらいたいのであれば、自分自身を開示することも大事ですよね。 話し相手が全然自分のことを話してくれないのに、自分ばかり話すことに気がひけてしまうという人も多いです。 それに、相手が自分自身を開示してくれないと軽快してしまいます。 聞き上手な人は、相手が話しやすいようにある程度自分自身の話しもして開示することも多いです。 そこから、相手が話しやすい雰囲気を作ることができたら完全に聞き手に回ります。 心を開いてくれていない相手に心を開くのって難しいですからね。 相手に話してほしい、心を開いて欲しいと思うのであればまず自分が心を開くことが大切であると言えるでしょう。
質問を上手にすることで、相手の話しをより深く効率的に聞き出せるようになるということを説明しました。 しかし、なかなか話してくれない人に質問をするのって難しいですよね。 そこで、相手がいまいち話してくれない時はこちらから、上手に相手が思っていることや考えていることを答えられる簡単な質問をすることが効果的であることがあります。 例えば、「○○については、どう思いますか?」というような様々な答えがある場合の質問を「オープン・クエスチョン」と言います。 反対に「今日熱くないですか?」というYESかNOで答えられる質問の仕方もあります。 この場合の返事は「そうですね(YES)」「そうですか?そうでもないです(NO)」となります。 これは、「クローズドクエスチョン」といわれるものです。 なかなか話してもらえない相手には、上手にオープンクエスチョンをすることで上手に相手の意見を聞き出すことができます。 闇雲に「さあ話しなさい」という雰囲気を作られるよりも、質問にそっていたほうが自分の気持ちを伝えやすいという人も多いですから、相手が話してくれないときはオープンクエスチョンを上手に使いこなしましょう。
現代の人がやってしまいがちなのが、相手が話しているときに「スマホを触る」という行動です。 スマホ依存症になってしまっている人が多いですし、ほとんどは無意識だと思います。 しかし、自分が話しているときに目線がスマホに向かっていたらどう思いますか? 話しを聞いてもらえていないと感じますよね。 それに「あっ興味ないんだなこの話」と思ってしまいます。 特に目上の人に対してはとっても失礼な行為です! どうしても連絡を返さなければいけないような相手がいるのであれば「ちょっとLINE1通返信させてもらっても良いですか」と断りを入れましょう。 断りを入れるのと、ただ黙ってすっとスマホを取り出されるのとでは全然違います。
腕を組んだり足を組んだ状態で、人の話を聞く人もいますがとても聞くような態度とは思えないのでやめましょう。 腕を組まれていたり、足を組まれていたりすると相手はかなり威圧的に感じてしまいます。 どうしても話しにくい雰囲気になってしまうんですよね。 それに心を閉ざされているような気がしてしまいます。 腕を組むだけで?と思うかもしれませんが、実際やっぱり腕を組まれた状態で話を聞かれると怖いです。 癖でやってしまうという人も多いかもしれませんが、人の話を聞く時は気をつけましょう。
これもやってしまう人が多いですが、絶対にやらないほうが良いです。 例えばファミレスで会話をしているときに、お手拭きが入っていたビニール袋をちぎって細かくしてしまったり、紙フキンをビリビリに破いてしまうなど...。 本人はきちんと聞いているつもりでも、話している側からすれば「話しに集中していない」と感じるので話す気がなくなってしまいます。 相手に誠意が伝わらないような聞き方をしてしまうのは、やっぱり聞き上手とは言えないですよね。
しつこいようですが、人の話は最後まで聞くのが基本です。 相手の話そうとしている内容が途中でわかったとしても「知ってる!それ○○でしょ!?」「もしかしてこの後○○って言ったりする?」となどと話しのオチを先に言うのはご法度です。 聞き上手を目指すのであれば、聞いたことがあったり知っていることであっても最後まで話しを聞きましょう。 オチが1番言いたいところなので、そこを横から持ってかれてしまうとやっぱりイラっとしてしまいますし、話す気もなくなってしまいます。
あなたの周りにも会話の内容をすべて自分の話しにすり替える人いませんか? これは、自己主張が激しい人が無意識にやってしまいがちなあるあるです。 話しを聞いている側のはずなのに「私も(俺も)さ〜」というように、自分の話しにすり替えてきがつくと一人で永遠と話しているんですよね。 話したいことがあって話していたのに、自分の話にすり替えてしまうので話し手は不完全燃焼で終わってしまいます。 せめて話しをすべて聞いて理解した上で「そういえば自分も」と話しはじめましょう。
相手の話しが長すぎたり、話している内容が難しくて内容を理解しきれないときどうしていますか? 聞き上手な人は、きちんと素直にわからないから教えてほしいと質問をすることができます。 しかし、聞き上手じゃない人は理解をしていないのに理解できたフリをして話しを進めてしまう人も多いです 。これは絶対にNG!! ちょっとでもわからなかったことをそのままにしておくと、全てのことがわからなくなってしまいます。 こちらからの反応も質問も的はずれなものになってしまいがちです。 後日困ってしまうこともあるので、話しを聞いている立場として理解してないのに理解できたふりをするのは絶対にやめましょう。
相手が話しているときに、チラチラ時計を見る人って「失礼だな」と思いませんか? 「早く切り上げたいのかな」「帰りたいんだな」と思って会話をする気がなくなってしまいますよね。 というか、むしろ「時間ないなら言ってくれればいいのに」と思ってしまいます。 「無理に話しを聞いています」感を出してしまうのはやっぱり失礼です。 時間に余裕がないのなら、そんな行動をしなくてもきちんと正直「急いでいる」ということを伝えればいい! わざわざ「早く帰りたい」という態度をとってしまうのは避けるべきです。
相手が話している途中なのに、飲み物などを片付けはじめたり、荷物をまとめはじめるのも「帰りたい」という雰囲気が出てしまうのでNGです。 後片付けをするのって悪いことではないので、親切でやっているつもりだという人の気持ちもわかります。 でも、話している側とすれば「早く話しせ」とせかされているような気になってしまうのです。 「つまらないから早く話しおわらせよ」と言っているようにも見えます。 たのしく会話をしたいのに、せかせか後片付けをされたりするとやっぱり嫌な気持ちになるでしょう。 なので、片付けはじめるタイミングには十分に気をつけてください。
聞き上手な人は、相手の言うことを否定することなく相手を受け止めます。 それは、相手が誰であっても変わりません。 そのため、誰の話しでも良い顔をして「うんうん」と聞いている聞き上手な人を見て「どうせ 八方美人なんでしょ」と思ってしまう人も多いです。 純粋に相手を理解しようと話しを聞いているだけなのに、「弱みを握ろうとしてるんじゃないか」「裏があるんじゃないか」と思われてしまうんですよね。 そんなつもりはないのに、相手から八方美人だと思われてしまうのは短所であると言えるでしょう。
聞き上手な人は、相手の意見を受けいれるばかりであまり自己主張をしない人が多いです。 自分の意見や考えを持っていないわけではありません。 ただ、言うべき場面とそうじゃない場面をきちんとわかっているからこそ無理に自分の意見をしようとせず聞き手になることができるのです。 それなのに「自分の意思がない」と思われていしまうのは短所ですよね。
聞き上手な人は、とにかく人から相談されやすいです。 なぜなら、聞き上手な人に話すと問題が解決しなかったとしても気持ちがスッキリするからです。 なので、「ちょっと相談に乗って欲しい」と言われることが多い! 聞き上手な人って、大抵思いやりがあって優しいので断れないんですよね。 そして本当に相手の気持ちを理解するからこそ、自分の気持ちがどんどんしんどくなってしまいます。 特に自分がいっぱいいっぱいの時に相談に乗って欲しいと悩み相談されたら、精神的にしんがくなってしまうでしょう。 自分を見失ってしまう可能性すらあります。
聞き上手な人は、恋愛面でいい人止まりになってしまうことがとても多いです。 優しくて相談しやすいので居心地が良く、ドキドキしたり刺激が足りなくなってしまうパターンです。 恋愛に刺激を求める人もいます。そういう人は相手と喧嘩をしたり、傷付けられたり、ハラハラドキドキするようなことこそが恋愛の醍醐味と考えています。そのため、常に優しく受け止められてしまうと恋愛ではなく、家族や友人のような関係になってしまいます。 将来のことを考えれば聞く力がある人であることに越したことはない気がしますが、世の中は割と恋愛に刺激を求める人が多いです。
相手の話を聞き、相手の気持ちに寄り添う仕事と言えばカウンセラーのお仕事ですよね。 心に病をかかえている人の心の内を聞き出し、理解をしてあげることで患者さんに必要な治療をしていきます。 なかなかすっと会話をすることができず、治療には根気がいることもあります。 だからこそ、聞き上手な人でなければ成り立たないお仕事であると言えるでしょう。 ただ、「聞き上手」というだけではもちろん成り立ちません。 きちんとした専門知識も必要になってくるので、「話を聞くことが好き」ぐらいでは治療をしてあげることはできません。 しかし、聞き上手であることは絶対条件であると言えます。
営業職も聞く力が非常に必要なお仕事ですよね。 話す力のほうが重要視されがちですが、「契約してください」「契約してください」と自己主張ばかりしていても契約はとれません。 クライアントの話もきちんと聞いて、相手の気持ちを盛り上げることが重要になってきます。 相手の情報を上手に聞き出し、相手に合わせた戦法で契約を撮っていくのです! また、聞き上手な人はクライアントからも信頼されやすいので、長いお付き合いをしてもらえる可能性が高く、売上を伸ばし会社から評価されることが多いです。
コールセンターのお仕事は、電話でお客様の意見や話しを聞き対応をしなければいけません。 聞く耳のない人には絶対に務まらない仕事であると言えるでしょう。 例えば、クレームの処理をするコールセンターはひたすらお客様の意見を聞き出し、そして受け入れ共感を示す必要があります。 「そんなものお前が悪いんだろ」なんて絶対に言えませんし、突き放すことはできません。 しっかり相手の話しを聞くことが重要になってくるお仕事なので、聞き上手な人に向いている仕事であるといえます。
聞き上手な人は、プランナーに向いてます。 お客さんが喜んでくれるために相手に寄り添ってプランを立てる仕事なので、思いやりを持った人にしか出来ない仕事です。 さらに、相手の要望をうまく聞き出しながらそれらを全て具現化しなくてはいけません。 聞き上手な人は初対面の人ともすぐに仲良く話すことができるので、お客さんが安心して自分の要望を伝えることができるできます。 思いやりが会って聞き上手な人にぴったりな仕事であると言えるでしょう。
介護士さんは、利用者の方の唯一の話し相手であることも多いです。 特に一人暮らしの利用者さんや、家族の元を離れて施設に入っている方にとって大切な理解者がお世話をしてくれている介護士さんです。 利用者さんの声に耳を傾けられないと利用者さんの変化に気がつくこともできませんし、何より利用者さんの心の拠り所がなくなってしまいます。 なので、聞き上手の人に向いているお仕事の1つであると言えるでしょう。
元外交官のエグゼクティブコーチが教える「聞く技術」 話し方や伝え方を学ぶよりも 「聞く」というスキルを身につけるだけで、 仕事も人間関係も大きく変わります。
報道記者でありニュースキャスターの著者が、1700人の各界のエキスパートから学んできた一流の人の「相手の心をひらく会話術」。いますぐ実践できる50のコツ。
いかがでしたか? 「聞き上手」について理解を深めていただけたでしょうか。 「聞き上手になりたい」と思っている人も多いですよね。 しかし、「聞き上手ですね」と言われた場合は、必ずしも褒め言葉であるとは限らないので注意してください。 「うんうん」とうなずいているだけで自分の意見を言わないときの「あなたは聞いているだけで何の意見もないんですか?」という嫌味だったり、「リアクションが大きすぎる」という意味で言われている場合もあります...。 とはいっても、やっぱり聞き上手な人って素晴らしいですよね! 円滑にコミュニケーションをとるためにも、ぜひ身につけたいコミュニケーション能力の1つであると言えるでしょう。